はじめに


 僕と「新世紀エヴァンゲリオン」の出会いは、劇場版「THE END OF EVANGELION」が公開された1年後の夏でした。

 弟に薦められたのがきっかけで、レンタルビデオ屋から借りてきて見始めました。僕は見た瞬間、「新世紀エヴァンゲリオン」の世界に引きずり込まれていました。

 ある日、インターネットをうろうろしていると、エヴァ系のサイトを発見しました。そのサイトには、「新世紀エヴァンゲリオン」のファンの人達が、自分で小説を書いて掲載しているものでした。

 一通りサイトを回ると、僕も「新世紀エヴァンゲリオン」を題材にした小説が書きたくなり、自分の(貧弱な)想像力を駆使してあれこれ考え始めました。そして、生み出されたのが『Luna Blu』の世界です。
 僕は最初、この小説を他のサイトへ投稿することを考えていましたが、ストーリーを考えていくうちに「自分でサイトを運営したいなぁ」と思うようになり、無謀にも本サイト『Luna Blu』を開設してしまいました。(汗)

 

 『Luna Blu』は、「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物である、シンジやレイ、アスカ達が、江戸時代にいたらどうなるんだろう? という単純な発想から生まれました。そして、ミサトやリツコ、冬月、そしてゲンドウ。 僕の頭の中ではその瞬間、地球の重力圏を脱し、太陽系を超え、はるか遠くにある、地球とまったく同じ環境の星を発見しました。
 そこには、日本があり、箱根があり、芦ノ湖がありました。でもちょっとだけ、地球と違うところがありました。それは、すでにこの時代、ビールがあったり、身分制度も比較的緩やかなことでした。
 これは一般的に、ご都合主義と呼ばれることがあります。なお、当然のことながら、時代考証は一切されておりません。ご了承のほどを。くれぐれも「江戸時代にヱビチュがあるか〜!」と怒りのメールを出さないようにしてください。(汗)

 また、時代背景は江戸時代ながらも、『Luna Blu』は時代劇小説ではありません。内容からすると、現代でもいいような気がします。(汗)

 

 最後になりましたが、「新世紀エヴァンゲリオン」というとてもすばらしい作品をこの世に生み出したすべての人々に感謝いたします。
 それでは、『Luna Blu』、ご賞味ください。もしみなさんがこの作品を、ほんのちょっとでも気に入ってくれたらうれしいなあ。(笑)

 

1999/10/4
nao


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