タンッ!
グラスの底を受け止めるカウンターの悲鳴が、また一つ響いた。
「ろ〜ジッ!今日ろいう今日は、僕ァ帰ららいからえッ!」
タンッ!
少し離れた処で、さらに一つ。
「ああ、せや!センセろ辛いキモチ、ワシもろ〜っく判るれェ!」
タンッ!
「あやなみは、僕ろころらんれ、れ〜んれんっ!らかっらいらいんら!!」
タンッ!
「ろうらっ!ひかいも、れ〜んれんっ!らかっれらいろ〜!!」
タンッ!
「ろうらろうら〜、らあっれらいろぉ〜!」
タンッ!
「%%$&*$$”!」
タンッ!
「##$(!・・・&’$##&!!」
・・・・・
・・・
・
・・・・・・からん・・・
・・・・・・
・・・
・
『もしもし?・・・あ、相田だけど。・・・もしもし、綾波だろ?・・・もしもし?・・・』
『・・・どうしたんだよ?・・・何か言ってくれよ?・・・もしもし?』
『・・・いや、サヨナラって・・・もしも〜し!!』
・・・チンッ・・・
「・・・・・・切れちまった・・・なんなんだよ、一体・・・」
電話を睨んだソバカスのバーテンは、開店以来の常連客を恨めしそうに見遣り、二人のグラスを手に取った。
「・・・ったく・・・これって、なかなか落ちないんだぜ?」
眉を顰めながら、鼻の先にそれを掲げると。
「ふん・・・綾波はニンニク、洞木は納豆か・・・うぇっ。」
軽く鼻をつまんで、シンクのなかに放り込んだ。
なおのコメント(^ー^)/
またまた、バーテンダーのケンスケが登場。(笑)
今度はレイちゃんですか。(^^)
しかし……嗅ぐなよケンスケ!って突込みをいれたくなるのは?(爆)