・・・
・・・
「 ・・・はっ!これは 一体・・・」
暗闇の中から 覚醒した彼は、自分の姿に 愕然する
白い飾り気のないベット
純白のシーツ
そして・・・手足を縛る 鎖
「 な、何だ! これは?」
ガチャ、ガチャと 手足を動かすが、拘束されて 解けそうもない
しばらくの間 必死に 逃げ出そうと 試みるが、無駄な作業だった
「 はぁ、はぁ・・・駄目だ・・・」
どこか 女性にも似た顔が 苦しそうに歪んだ
荒い息
額に流れる汗
手足がこすれて 痛い
そんな時 部屋のドアが ゆっくりと 開かれた
ギィー♪
そして 現れた 銀髪の少年
「 おや、気がついたようだね。」
柔らかな笑みを見せるが、何故か それからは 冷たい恐怖しか 受けなかった
「 カ、カヲル君! 何で こんな事を・・・」
しかし 少年は、ただ ニヤリッと笑うと そのまま ベッドに腰を降ろした
そして 彼の頬をゆっくりと撫でる
白い繊細な指が、彼の黒い柔らかい髪の毛を まさぐる
そして 一房 掴むと、その サラサラの髪に そっと キスした
彼の黒い瞳が、大きく見開いた
「 カ、カヲル君・・・」
銀の少年は 彼に向かって 妖しく微笑むと
「 ねぇ・・・LKSって 知ってる?」
「 LKS?」
「 ふっふっ・・・この世界は LAS や LRS が あふれているけど、でも LKS という モノも 存在しているのさ 」
「 つまりね・・・僕と君が ラブラブになる事なんだよ・・・」
彼の体を そっと まさぐりながら カヲルは 微笑んだ
「 でも、男同士だし・・・」
「 僕じゃ 駄目かい?」
一瞬 悲しげな目をする カヲル
彼の瞳が 宙を舞った
「 駄目って訳じゃ・・・」
「 ふっふっ・・・合意に値するね」
そして 彼に 優しく くちづけした
その日から 渚カヲルと 青葉シゲルの姿を見た人は 誰も居ない・・・
これでも LKS?(笑)
なおのコメント(^ー^)/
シンちゃん……いやがってない、よ。(^^;
必死で鎖から逃れようとするシンちゃん……ちょっと、いいかも。(爆)
と、思ったら、にゃんと、カヲル×シゲルですか!(爆)
あううっ、恥ずかしい勘違い。(^^;