どらこさんの
KISSの温度「G」Edition 6th

 ネルフ本部
 普段 待機任務が多い この職場でも、突発的に忙しくなる時もある
 使徒の侵攻は 勿論だが
 マギの定期試験、エヴァのシンクロテストなどがあると、メインスタッフが 呼びされて 何時間も篭りっぱなしになる事が多い
 徹夜もざらだ
 従って そんな任務の終了時には ふと 気が緩むモノである・・・
 
 
 男子更衣室
 ここにも、任務明けで シャワーを浴び ほっと 一息ついている 2人のオペレーターが 居た
 
青葉 「 ふぅぅ・・・やれやれ、やっと終わったな・・・」
日向 「 あぁ、又 徹夜だったもんな・・・」
青葉 「なぁ、マコト。なんか 今日のマヤちゃん・・・おかしくなかったか?」
日向 「うん・・・そういえば つまらないミスを連発していたな 」
青葉 「 最近の彼女・・・ちょっと おかしいよな?」
日向 「 そうだな。・・・きっと 後ろに碇司令が居たから 緊張してたんじゃないか?」
青葉 「 ・・・そうかな〜」
日向 「なんだ。やっぱり シゲル・・・マヤちゃんの事を・・・」
青葉 「えっ!? いや、ただ 同僚としてだな・・・」
日向 「はいはい、わかったって・・・そういえば 今日は 葛城さんも なんか イライラしていたな?」
青葉 「なんだ、知らないのか? ・・・葛城さん、禁酒しているって噂だぜ 」
日向 「あの人が!? ・・・へぇぇぇ〜 」
青葉 「 うん、シンジ君からも確かめたんだ。本当らしいよ 」
日向 「・・・あの葛城さんが ね・・・」
青葉 「 これも 噂なんだが・・・実は最近の碇司令も・・・」
日向 「 何?」
青葉 「・・・・・・いや、ただの噂だ。・・・きっと そうさ・・・」
日向 「 何だよ。続きは?」
青葉 「 あぁ、何でもないよ。 さっ、早く帰ろうぜ。こんな所で 時間潰していても 無駄だし・・・」
日向 「 あぁ、そうだな。疲れたしな・・・」
青葉 「 俺も眠いよ・・・」
日向 「 最近 疲れが抜けなくてな・・・」
青葉 「 俺もさ 」
 
 笑いながら 更衣室のドアを開ける 2人
 そこには 思いがけない人物の姿が あった
 見上げる程の長身
 キラリッと 光る サングラス
 黒いヒゲの中で 嬉しそうに歪む 唇
 
青葉 「 ・・・碇司令・・・」
日向 「 あの・・・何か用ですか?」
 
 立ち尽くす2人に構わず、男は入室すると 後ろ手で ドアを閉めた
 ガチャッ
 何故か カギのかかる 音
 ピンクの唇が ニヤリッと笑う
 
G 「 話は聞いたよ。疲れているそうだな?・・・」
 ズイッ と 近寄る
 思わず 後ろずさりする 2人
G 「 ・・・ふっふっ、なら 私が・・・癒してやろう・・・」
 不気味な笑い声
G 「 組織のトップとして、部下の体調を癒す事は 当然の義務だ・・・」
 青葉と日向の顔が 一斉に青冷めた
 そして 信じたくなかった 噂を 思いこす
青葉 「 ・・・ま、まさか?」
G 「 なに、問題ない・・・」
 
 
 
 
 
 
 その後
 ネルフ本部で 『 眠い 』 とか 『 疲れた 』 と言う人は 何故か 居なくなったそうである・・・
 
 
 
 いや、キスシーンは カットします
 ・・・見たくないでしょ?(笑)
 
 
 

seiriyu@e.jan.ne.jp

なおのコメント(^ー^)/

 見たくないっす。(笑)
 しかし……最近「G」は恐怖の大王です。(汗)
 ヤローがいくら餌食になっても、一向に構いませんが。
 はっ、まさか前哨戦!?(滝汗)


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