路上ライブ報告 ( 99/5/6)

 

今回2日間井の頭公園で演奏しましたが、ゴールデンウィークのためかすごい人の数に驚きました。4日は3時近くに行きましたが、すでに演奏スペースがほとんどなく捜し歩いた末、何とか場所を確保できましたが公園の端の方のためか、人通りもまばらでした。夕方になると風が出てきてかなり冷え込んできたので中途半端でしたが、あきらめて帰りました・・・マアこんなこともあるさ・・・。

5日は1時過ぎに着きました。あいかわらずの人!ひと!!ヒト!!!。でも昨日目をつけていたスペースが運良く空いていたのでまずは一安心。しばらく演奏してみて問題が2つ・・・。ひとつは直射日光が強すぎて困りました。遮る木もないのです。もうひとつは近くで大道芸人のグループがパフォーマンスをしていて、彼らがやり始めると黒山の人だかりになってしまい、通行人はほとんどそっちに関心を向けてしまうのです。何人かは時々ちらちらとこちらを向いてはくれるのですが・・・。

場所を変えようかと思い、公園内を偵察しに回りましたが時はすでに遅しでスペースは全くありません。大道芸人も普段よりもたくさん来ていて、家族連れが多いためか彼らの周りはどこも黒山状態でした。で、やはりそのそばにいるストリートミュージシャンのところには人はほとんどいませんでした・・・。

まあそんなわけでめげずに演奏するしかなさそうです。そうこうしているうちにマニ・ファミリーの助っ人KAZ(ディジュリドウ&たいこ)も加わって演奏再開!不思議なものでまわりを気にしなくなったら、人も寄ってくるのです。まさに人は鏡というところです。私たちの場合、子供のほうがよく反応してくれます。おそらく変わった楽器をいろいろ使うため珍しいと言うこともいえますが子供の方が可聴範囲が広いために、より敏感なのではないかと思うのです。けっこう高周波や低周波を飛ばしてますので・・・

ひとりとても熱心に私たちのすぐ前で聴いている人がいました。何となく見覚えがある顔なので声を掛けてみるとここ、井の頭公園でよくパフォーマンスをしている胡弓奏者の人でした。公園を通って帰ると何処からともなく美しい音色が聴こえるのでこの奏者のことは気になっていたのです。こうやって話ができて、それだけでも今日の収穫です。帰り際に「3人分ね!」と言って喜捨してくれました。

そしてまたしばらくして今度はヒッピィー風の外国人(そういうわたしたちも身なりは近いけど・・・)が、私の笛(ネイティブ・アメリカン・フルート)を指差して、吹かせてほしいと言っていました。彼に手渡すと私たちのタイコのリズムにのってなかなかうまくノリのいいプレイをしました。よく見ると彼も見覚えがあります。聞いてみると彼はチリから来ていてケーナを売って歩いている人でした。(よく吉祥寺や三鷹駅で見かけます)笛がうまいのは当たり前でした。

こうして音楽を通してレインボウファミリーがまた増えました。演奏の方も昨日とうって代わって気持ちよくできました。でも夜はまだ寒い・・・早くもっと暖かくなってほしいなあ・・・。

(AKI)

 

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