石のお話し(I)

 

私は石が好きです。とはいっても石歴はそんなに長くはないのですが、それは約78年程前くらいNYにいた頃からだと思います。最初は公園等の道を歩いてて気に入った石を拾ってきてそれに模様など描いたりして遊んでいただけですが、そのうち「クリスタル」というものがあるのだということを知りました。

今は日本でも見かけるようになりましたが、アメリカにはいわゆるニューエイジ・ショップのようなお店がけっこうあります。見かけはなんだか ちょっと変わったお土産屋さん風なんですけど、中へ入るとお香やらタロットカードやお伽話の童話の絵本、そしてクリスタルがおいてあります。

私が最初クリスタルを見つけたのもそんなお店でした。クリスタルというと一般的には透明の石という感じがありますが、赤や黄色、青、紫と色とりどりで私たちが通常宝石として指輪やペンダントなんかの石もクリスタルと呼びます。でも、そういうお店って原石の小石のまま種類別にプラスティックの入れ物ごろごろと入って並んでたりするんです。(店によって違いますがそういった原石の小石なら安いもので1個1ドルくらいから、ちょっと形に削っている物や大きなものは少し高いですが30ドルくらい迄で買えます。)

綺麗な石だなぁなんていつもことあるごとに見てたんですけど、友人から 借りて読んだ本の中にクリスタルが出てきたり、又クリスタルの本をもらうなどしたのをきっかけに「石っていろんな働きがあるんだ、そして石って古代から儀式やおまじない、治療にも使われてきていたんだ」ということ等がわかり、ますます興味が湧いてきたのでした。それからはその石の由来やら効用などを考えてながらぼちぼち集めたり、妹が彫金職人なので商品にならない石をごっそりわけてもらい、聖水を作るなどというあやしい事もやったりなどしていたわけです。

そんなこんなで時は流れ、日本に帰って来てからしばらくして、あるきっかけによりヒーラーの先生のもとで修行?(働いていただけと思うけどあえて修行と私は言う)したこともあり、かなりその時期はクリスタルにはまっていました。こんなことを言うとさぞかし石博士のように思われますが生来私は度忘れ的思考人間であるのと同時にそれだけ石の世界って深いので全然まだまだでございます。それに好きだからと言ってむやみやたらに石だらけって程でもございません。それは自分にあった石があるからです。今は石とは良いお友達です。

そういうわけで、これからはちょくちょく私の好きな石のお話しを語ってゆきますので皆様、よろしくネ!

(HIDEKO)

 

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