天御中主神(アメノミナカヌシ)

うちの家系は実は神社です。

神社に生まれた祖父だったのですが神社を継がず今は代が変わって親戚がやっています。そして今では付き合いもとんとない。そうとはいえ、いろいろ事情があったということもあるんですが、うちは全く神道とは関係ない暮らしをしてきて何の神様が奉ってあるのか誰も教えてはくれないし、言おうともしないので全然知らないのでした。

でもふと、何が奉ってあるのか知りたくなってインターネットで調べてみました。小さくとても寂れている神社なのですが、なぜか市の無形文化財とやらに指定されているらしく情報はみることができました。

天御中主神(アメノミナカヌシのカミ)でした。

アメノミナカヌシって 天照とか八百万の神くらいなら知ってるけど何の神様だかわからないよと思って調べてみると・・・

 天地開闢神話で、宇宙に一番最初に出現し、高天原の主宰神となった神である。造化三神、あるいは三柱の神と言われる三神の一柱で、その名の示すとおり宇宙の真ん中にあって支配する神であり、日本神話の神々の筆頭に位置付けられている。宇宙の根源であり、また高天原の最高司令官でもあるにも関わらず、人間にわかるような形では活動しないため、天之御中主神を主宰神として祀る神社は全国的にも少ない。 天之御中主神が、一般に馴染みのある姿を表しているのが妙見信仰である。北極星を仏教用語で妙見、あるいは北辰といい、これを神格化したものは妙見菩薩と呼ばれる。天のはるか高みに隠れている天之御中主神は、妙見菩薩と同一視される事により、「妙見さん」として信仰された。

だそうで古事記に最初に登場するいわばゼウス的な神様っぽいです。

そうだったのか〜知らんかった。他にも調べてみるとそんなえらいっぽい神様なんだけどその姿がわからなかった為に信仰されにくく平安初期の神社帳みたいなものに載ってなかったらしい。

でも上記のように「天の 中心の至高神」というところから中国の北極星信仰とあいまってそこから室町時代以降、日蓮宗において盛んに信仰されるようになった妙見信仰と習合したらしいです。不透明なんで形にならなければ民衆にはわからなかった とみえ仏教の力を借りたみたいです。ん〜ますます複雑。

どうしてそこに つながったのかわからない。宮司に聞けばわかるのかな〜??

でもあの宮司こわいっす。中学の時に鳩に給食の残りのパンをあげていたら「むやみに鳩にパンを与えないでください。看板に書いてあるでしょ。

なぜ鳩にパンをあげてはいけないのかというとかなりの鳩による被害が あるわけです。奈良の○○寺、長野の○○寺での被害は数字にすると…」 と長々データーのような数字まで言われてお説教くらったことあるんです。

いつか実家にでも帰った時に「信心深い神社をおとずれた全然知らない人」のふりをして聞いてみよかなとも思っています。

(HIDEKO)

 

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