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ubuntu

(10.04)
  1. ubuntu Japanese teamのホームページからCDイメージをダウンロードする。CDイメージはCDそのものをひとつのデータにしたもので、CDを丸ごとハードディスクに保存する方法である。CDイメージのような大きなファイルをダウンロードした時は、きちんとダウンロードできたかどうか確かめておく必要がある。これを確かめるのにハッシュ値が使われる。ハッシュ値はあるデータをハッシュ関数で計算して得られる値である。ハッシュ値は異なるデータから計算して同じ値になることはほとんどない。それでダウンロードする前のハッシュ値とダウンロードした後のハッシュ値が同じであれば、同じデータから計算したハッシュ値であり、きちんとダウンロードできたと考えることができる。ubuntu Japanese team のダウンロードサイトには、md5sum: の次にハッシュ値が書いてある。ubuntu 10.04 のダウンロードしたファイル名がubuntu-ja-10.04.1-desktop-i386.iso でubuntu10_04フォルダにダウンロードし、ホームフォルダをtaroとすると、端末に
    md5sum /home/taro/ubuntu10_04/ubuntu-ja-10.04.1-desktop-i386.iso
    と記入してEnterキーを押す。
    4080705046352e01f5ec190db794172a /home/taro/ubuntu10_04/ubuntu-ja-10.04.1-desktop-i386.iso
    のように表示される。 4080705046352e01f5ec190db794172aがハッシュ値である。それがダウンロードサイトにあるハッシュ値と同じであるかどうか確認する。同じであればきちんとダウンロードできたと考えてほぼ間違いない。
    CDイメージをハードディスクにダウンロードして、これをCDに焼けばCDをつくることができる。CDドライブに新しいCDを入れると、「空のCDを挿入しました。起動するアプリケーションを選択して下さい。」と聞いてくる。OKをクリックすると、「ディスクに書き込むファイルをドラッグするかコピーして下さい。」というウインドが表示される。ダウンロードしたhome/taro/ubuntu10_04/ubuntu-ja-10.04.1-desktop-i386.isoをコピーして、「ディスクに書き込む」 をクリックする。「ディスクイメージの内容からディスクを作成しますか?それともディスクイメージそのものを仲に書き込みますか?」と聞いてくるので、内容を書き込むをクリックする。CDに書き込みが始まる。書き込みが終わると、CDトレイが自動的に開いてCDが出てくる。
  2. ubuntuをインストールするには、ダウンロードしたubuntuを書き込んだCDをCDトレイに入れて、再起動する。この時、バイオスをまずCDから読み込むような設定にしておかないとCDから起動しない。ハードディスクからまず読み込むような設定になっている時は、バイオスをまずCDから読む込むように変更する必要がある。
    ubuntuのインストールはインターネットに接続している状態でする。そうでないとインターネットに接続できない。
  3. Windows7とのdual OSにする時は、64ビットのWindows7に32ビットのubuntuを入れようとすると、途中で止まってしまう。
  4. CtrlキーとAltキーを押して、Tキーを押すことで、端末を開くことができる。
  5. 端末のメニューバーの編集→プロファイルの設定 で端末の設定ができる。全般タブをクリックして、。「"固定幅のフォント"を使用する」のチェックを外すと、フォントの大きさが設定できる。色タブをクリックして、背景色を設定できる。
  6. ダウンロードとインストールを同時にする時、ダウンロードしたパッケージは全て /var/cache/apt/archives フォルダに保存される。
    sudo apt-get clean
    を実行すると、/var/cache/apt/archives フォルダにあるファイルはすべて削除される。
    サポート期間が終了すると、ダウンロードが難しくなるから、これをコピーしておく。Linux_Downloadフォルダにコピーするとして、次のコードでダウンロードしたファイルをコピーする。
    sudo cp -au /var/cache/apt/archives/* Linux_Download
    -a オプションで、できる限り属性やディレクトリ構造を保持してコピーする。
    -u オプションで、同名のファイルが存在する場合、タイムスタンプを比較して同じまたは新しいときにはコピーを行わない。
  7. ファイルブラウザーを表示している時、メニューバーの表示→サイドペイン でサイドペインを表示したり、表示しないようにしたりすることができる。同じことはF9キーでもできる。
  8. メニューバーのシステム→設定→外観の設定でフォントタブをクリックしてフォントの大きさを変更できる。
  9. メニューバーのシステム→設定→外観の設定で背景タブをクリックして画面の背景を変更できる。
  10. メニューバーのシステム→設定→電源管理→電源管理で、スリープ状態になるまでの時間を設定できる。
  11. メニューバーのシステム→設定→GNOME スクリーンセーバー で、アイドル状態になるまでの時間と、アイドル状態で出る画像を選択できる。
  12. メニューバーの目当ての項目の上で右クリックすると、メニューが表示され、このランチャをデスクトップへ追加を選択すると、その項目のアイコンをデスクトップに表示できる。
  13. 中国語の入力ができるようにするには、メニューバーのシステム→システム管理→言語サポート で言語とテキストウインドを開く。言語タブをクリックする。言語のインストールと削除をクリックする。中国語がインストール済になっているか、確認する。インストールされていないなら、中国語の所にチェックを入れて、変更を適用をクリックする。インストールが終了すると、再起動する。
    次にメニューバーのシステム→設定→IBusの設定 でIBusの設定ウインドを開く。インプットメソッドタブをクリックする。インプットメソッドの選択の右の▼をクリックすると、言語の一覧表示される。中国語の所にフォーカスを移し、Pinyin を選択する。追加ボタンを押すと、インプットメソッドに追加される。
  14. IPアドレスを固定アドレスにするには、/etc/network/interfaces にIPアドレスの設定があるから、これを書き変える。
    まず、うまくいかなっかった場合のために元の設定のコピーを取っておく。
    sudo cp -p /etc/network/interfaces /etc/network/interfaces_backup
    -pは --preserve とも書き、指定した属性を可能な限り保持するオプションである。
    sudo gedit /etc/network/interfaces
    で/etc/network/interfacesを開き、
    auto lo
    iface lo inet loopback
    の下に、
    IP アドレスが192.168.1.3  ルーターのアドレス が192.168.1.1 とすると、
    auto eth0
    iface eth0 inet static
    address 192.168.1.3
    netmask 255.255.255.0
    gateway 192.168.1.1
    と書き加える。
    端末にifconfig と打ち込むことでその設定を確認できる。
  15. パネルのシャットダウンの表示が見えなくなることがある。その時はパネルの上へマウスのフォーカスを移し、右クリックすると、メニューが表示されるので、パネルへ追加を選ぶ。追加できる項目が表示されるので、シャットダウンを選び、追加ボタンをクリックするとパネルに追加されるので、シャットダウンできるようになる。
  16. 何かのことで、シャットダウンにマウスが使えない時は、WindowsキーとSキーを同時に押すことで、メニューが表示されるから、矢印キーでシャットダウンを選択して、Enterキーを押す。
    CtrlキーとAltキーを押したままで、Deleteキーを押すことで、メニューが表示され、矢印キーでシャットダウンを選択して、Enterキーを押す。
  17. Altキーを押したままでF1キーを押すことで、メニューバーの項目が矢印キーで選択できるようになる。Escキーを押すと、メニューが消える。
  18. ブラウザを表示している時、Altキーを押して左矢印キーを押すことで、前に見た所に移動することができ、Altキーを押して右矢印キーを押すことで後に見た所に移動することができる。
  19. Altキーを押してTabキーを押すことで、ポップアップ画面が出て、現在アクティブなウインドウズのアイコンが表示される。Tabキーを押すことで、アイコンの選択が右に移動していき、Altキーを離すと選択したウインドウに切り替わる。
  20. メニューバーのシステム→設定→キーボード・ショートカットでユーザーショートカットをつくることができる。操作を選択して、割り当てたいキーを押す。例えばホーム・フォルダを開くのにCtrlキーとAltキーを押してHキーを押すのを割り当てたければ、ホーム・フォルダを開くを選択し、CtrlキーとAltキーを押してHキーを押す。ショートカットの所にCtrl+Alt+Hと表示される。以後CtrlキーAltキーを押してHキーを押すことで、ホーム・フォルダが開くようになる。
  21. ファイルブラウザのメニューバーの編集→設定で動作タブをクリックして、「クリックしたら中身を表示する」にチェックを入れることで、確認の画面が表示されることなく、実行可能なテキストファイルの中身を表示することができる。
  22. ファイルブラウザーを開いている状態で、Ctrlキーを押して、Lキーを押すことで、フォルダのパスが表示される。メニューバーの移動からパスを表示しているフォルダと別のフォルダを選択すると、上にパスでなく、アイコンで表示される。
  23. メニューバーのシステム→システム管理→印刷 と進み、追加の所でプリンタを選択すると、新規プリンタの画面が出る。USBポートに接続されたプリンタはデバイスに表示されるのだろうが、私の場合最初は表示されなかった。LPT #1で適当にモデルを選んでプリンタ接続を作ったりしていると、ようやく表示された。何か不具合があるのだろうか。私のプリンタの型番はCanonのLBP-1310でCanonのホームページからダウンロードしてインストールしたのだが、Choose Driverの所で、CanonのLBP-1310と表示されず、LBP Black and White と表示される。
  24. Web上のPDFファイルを開く時に、「このファイルをどのように処理するか選んでください」と表示され「プログラムで開く」「ファイルを保存する」のどちらかを選択する画面が出る。どちらかを選択し下にある「今後この種類のファイルは同様に処理する」を選択すると、次にWeb上のPDFファイルを開く時は同じように処理される。「ファイルを保存する」を選択し、「今後この種類のファイルは同様に処理する」にチェックを入れると、Web上のPDFファイルを見ようとすると、いつもそのファイルが自分のパソコンのハードディスクに保存される。PDFファイルがどんどん増えて困ることがある。Web上のPDFファイルを開く時の設定を変えるのは、Firefoxのメニューバーの編集→設定で「Firefoxの設定」を開き、上のアイコンのプログラムを選択する。PDFドキュメントを選択すると、右に下向きのアローヘッドが出るので、そこを左クリックすると、選択するものが表示されるから、「ドキュメント・ビューアを使用」を選択すると、PDFファイルは単に開かれるだけになる。
  25. 使っているパソコンのメモリやCPUを知るには、メニューバーのシステム→システム管理→システム・モニタでシステム・モニタを開き、システムタブをクリックすると表示される。ハードディスクの総量、空容量はファイルシステムタブをクリックすると、表示される。
  26. ファイルを選択し、F2キーを押すことで、ファイル名が選択状態になり、ファイル名を変更することができる。けれど拡張子は選択されない。マウスを用いてドラッグすることで、拡張子も含めて選択できるが、Ctrlキーを押した状態で、Aキーを押しても、拡張子も含めて選択できる。
  27. Windows 7とubuntu 10.04 の dual OS にしようとして、Windows 7をインストールしてあるパソコンに、ubuntu 10.04をインストールしたが、ubuntu 10.04がまったく起動しないことがあった。もう一度Windows 7をインストールしなおして、ウイルス対策ソフトMcAfeeをインストールしない状態で、ubuntu 10.04をインストールすると、dual OS にすることができた。ウイルス対策ソフトをインストールしていない状態で、ubuntu 10.04をインストールして dual OS にするのが無難である。

(8.04)
  1. ubuntu Japanese teamのホームページからCDイメージをダウンロードする。CDイメージはCDそのものをひとつのデータにしたもので、CDを丸ごとハードディスクに保存する方法である。CDイメージのような大きなファイルをダウンロードした時は、きちんとダウンロードできたかどうか確かめておく必要がある。これを確かめるのにハッシュ値が使われる。ハッシュ値はあるデータをハッシュ関数で計算して得られる値である。ハッシュ値は異なるデータから計算して同じ値になることはほとんどない。それでダウンロードする前のハッシュ値とダウンロードした後のハッシュ値が同じであれば、同じデータから計算したハッシュ値であり、きちんとダウンロードできたと考えることができる。ubuntu Japanese team のダウンロードサイトには、md5sum: の次にハッシュ値が書いてある。ubuntu 8.04 のダウンロードしたファイル名がubuntu-ja-8.04.2-desktop-i386.iso とすると、端末に
    md5sum ubuntu-ja-8.04.2-desktop-i386.iso
    と記入してEnterキーを押す。ハッシュ値を返してくるから、それがダウンロードサイトにあるハッシュ値と同じであるかどうか確認する。同じであればきちんとダウンロードできたと考えてほぼ間違いない。
    CDイメージをハードディスクにダウンロードして、これをCDに焼けばCDをつくることができる。CDドライブに新しいCDを入れてからCDイメージのアイコンをダブルクリックする。「書き込む」 をクリックすると、CDに書き込みが始まる。
  2. CDを焼いても、エラーがあることがある。ubuntu 8.04のライブCD では「CDの異常をチック」の選択肢がある。これでCDがきちんと焼けているかどうかチェックできる。
  3. ubuntu 8.04 のインストールの時、「どのようにディスクを分割しますか?」という画面でパーティションをリサイズして空き領域を使う という選択がある。これはマウスでパーティションのサイズを自由に決めることができる。しかし「マウスでサイズを決めて下さい」と明示していないため、サイズをマウスで変更するのだということがわからずに、そのまま次に進むことがある。当然エラーになる。エラーになると、手動でパーティションを決めなければならないのかなと思ってしまう。初心者が手動でするとうまく行かないことが多い。ubuntu 7.10ではWindowsとパーティションを2つに分けるという選択であったから、視覚的にすぐにわかったが、ubuntu 8.04の表示はわかりにくい。
  4. システム→設定→サウンド でサウンドタブをクリックし、「効果音を鳴らす」 のチェックをはずすことで、起動時の効果音を消すことができる。
  5. ユーザー名、パスワードを入力せずにログインできるようになるには、システム→システム管理→ログイン画面からセキュアリティタブをクリックして 「自動ログインを有効にする」 をクリックする。
  6. デスクトップの壁絵を変えるには、システム→設定→外観の設定 で背景タブをクリックして変更できる。背景色は好きな色を選ぶことができる。
  7. スクリーンセーバーの設定
    メニューバーのシステム→設定→スクリーンセーバーでスクリーンセーバーの設定ウインドを開く。
    適当なスクリーンセーバーを選択し、アイドル状態になったれスクリーンセーバーを起動するにチェックを入れる。
    再起動する。
  8. IPアドレスが指定されている時、インターネットにつなぐには、IPアドレスを固定する必要がある。システム→システム管理→ネットワーク でネットワークの設定画面を開く。「ロックの解除」をクリックすると、パスワードを聞いてくるから、パスワードを入力して、「認証」をクリックする。ネットワークの設定ができるようになる。接続タブをクリックし有線接続を選択し、プロパティをクリックする。「ローミングを有効にする」のチェックをはずす。設定の種類で「IP-アドレスを指定する」を選択する。ゲートウェイの所にルーターのIP-アドレスを入力する。IP-アドレスの所に指定されているアドレスを入力する。サブネットマスクは自動的に入力される。IP-アドレスとサブネットマスクから、ネットワークアドレスがつくられる。ルーターとそれにつながっているパソコンは同じネットワークアドレスでなければならない。一つのネットワークを組んでいるからである。
  9. ubuntuだけを入れてあるパソコンにWindows Xpをインストールしようとして、Windows XpのCDをCDドライブに入れて起動しても、Windows Xp のCDは認識されない。これはubuntuはファイルシステムがext3だが、Windowsはext3が認識できないからである。Windowsの認識できる形式はfat32とntfsであるために、どちらかの形式でハードディスクをフォーマットしておく必要がある。ハードディスクをフォーマットするには、GPartedを使う。ハードディスクからubuntuを起動した状態では設定できないので、ubuntuの入っているライブCDをCDドライブに挿入して、CDからubuntuを起動する。メニューバーでシステム→システム管理→パーティションエディタと進む。パーティションとファイルシステムの一覧が出てくるから、ファイルシステムがext3のパーティションを選び、右クリックしフォーマットの項目でntfsあるいはfat32形式を選ぶ。GPartedのメニューバーの編集→全ての操作を適用 をクリックするとフォーマットが始まる。 ubuntu 8.04を標準にインストールすると、パーティションはext3 extended linux-swap の3つの種類のパーティションに分けられている。ext3 をntfsまたはfat32にフォーマットしても、他のパーティションが残っていると、Windows Xp をインストールする時に
    Installation Failure
    D:\1386\asms. Error Message ファンクションが間違っています
    致命的なエラー
    セットアップを続行するために必要なコンポーネントの1つをインストールできませんでした
    セットアップを続行するために必要なコンポーネントの1つをインストールできませんでした の表示がでて、インストールが途中で止まってしまう。パーティションはすべて削除しておく必要がある。しかしextended linux-swap のパーティションの削除はGPartedでもできず、Windows Xp のCDでもできなかった。私のWindows Xp のCDはアップデート版であったため、Windows 98 のCDを挿入してようやくできた。
  10. uubntuをインストールした時、解像度の自動設定がうまくできず、解像度が低い状態で表示されることがある。解像度を手動で設定する必要がある。メニューバーのアプリケーション→端末 で端末を開く
    sudo displayconfig-gtk
    と書いて、Enterキーを押す。モニタとグラフィックカードの設定画面が出るから、モニタタブをクリックして、機種と画面解像度を適当なものに変更し、グラフィックスカードタブをクリックし、ドライバを適当なものに変更する。
  11. ハードディスクの容量を知るには、uubntu 8.04のライブCDでメニューバーのシステム→システム管理 →パーティション・エディタ と進む。パーティションごとの容量が示される。ライブCDを使わずにハードディスクの容量を知るには、gpartedをインストールする。gpartedはSynaptic パッケージ・マネージャーからインストールできる。gpartedをインストールすると、メニューバーのシステム→システム管理 の下にパーティション・エディタ という項目が追加される。
  12. ネットワーク
    LAN(local area network)で複数のパソコンを接続しネットワークをつくる時、各コンピューターを識別する番号が必要である。これがなければどのコンピューターに操作していいかわからないから、ネットワークでの作業がまったくできないことになる。この番号をIPアドレスと言う。internet protocolの略である。IPアドレスは4つの数字を.で 区切った数字で示される。よく192 168が使われる。これは192を二進法で表すと、11000000 となり、168は10101000になるからである。192 168は十進法ではいかにも半端な数字に見えるが、二進法の数字にすると、単純な数字になる。IPアドレスが192.168.1.2ならば、二進法表記では 11000000.10101000. 00000001. 00000010 になる。サブネットマスク(subet mask)はたいてい255.255.255.0 である。255は二進法だと、11111111になる。十進法では255はいかにも半端に数字に見えるが、二進法では1が8個ならぶわかりやすい数字になる。この二進法での32桁の数字で、IPアドレスとサブネットマスクの同じ桁が両方とも1になる所を1とし、他の所を0としたのが、ネットワークアドレス(network address)である。255は二進法だとすべて1なのだから、ネットワークアドレスが0になるか、1になるかはIPアドレスによることになる。つまりサブネットマスクが255の所はIPアドレスとネットワークアドレスは同じになる。0は二進法でもすべて0になるから、ネットワークアドレスはIPアドレスにかかわらず、いつも0になる。つまりサブネットマスクが0の所はネットワークアドレスはいつも0になる。サブネットマスクを255.255.255.0に設定すると、ネットワークアドレスの十進法での1番目、2番目、3番目の数字はIPアドレスとネットワークアドレスは同じになり、4番目の数字はIPアドレスにかかわらず常に0になる。同じルーターにつながっているパソコンのネットワークアドレスは同じでなければならないから、サブネットマスクを255.255.255.0にしておくと、IPアドレスの1番目、2番目、3番目の数字は同じにし、4番目の数字を変えれば、ネットワークアドレスは同じで、違うIPアドレスができるのである。 今taro、jiro、hanakoの3つのパソコンをLANで一つのルーターにつなぐことにする。ルーターのIPアドレスはルーターにより決まっている。今これが192.168.1.1であるとする。taroパソコン、jiroパソコン、hanakoパソコンのIPアドレスにそれぞれ192.168.1.2、192.168.1.3、192.168.1.4を振り分ける。taroパソコン、jiroパソコン、hanakoパソコンにApache、PHP、MySQLをインストールする。taroパソコンとjiroパソコンにshiken.phpというPHP文書をつくる。hankoパソコンでブラウザを立ち上げ、URLにhttp//192.168.1.2/と入力し、Enterキーを押すとtaroパソコンの中にあるshiken.phpがhanakoパソコンで見える。http//192.168.1.3/と入力し、Enterキーを押すとjiroパソコンの中にあるshiken.phpがhanakoパソコンで見える。taroパソコンでブラウザを立ち上げ、URLにhttp://192.168.1.2/と入力し、Enterキーを押すとtaroパソコンの中にあるshiken.phpが見える。http://192.168.1.3/と入力し、Enterキーを押すとjiroパソコンの中にあるshiken.phpがtaroパソコンで見える。jiroパソコンでブラウザを立ち上げ、URLにhttp://192.168.1.2/と入力し、Enterキーを押すとtaroパソコンの中にあるshiken.phpがjiroパソコンで見える。http://192.168.1.3/と入力し、Enterキーを押すとjiroパソコンの中にあるshiken.phpが見える。hanakoパソコンでURLにhttp://192.168.1.2/shiken.phpと入力し、Enterキーを押すと、taroパソコンのshiken.phpがhanakoパソコンで開く。http://192.168.1.3/shiken.phpと入力し、Enterキーを押すと、jiroパソコンのshiken.phpがhanakoパソコンで開く。taroパソコンでURLにhttp://192.168.1.2/shiken.phpと入力し、Enterキーを押すと、taroパソコンのshiken.phpがtaroパソコンで開く。http://192.168.1.3/shiken.phpと入力し、Enterキーを押すと、jiroパソコンのshiken.phpがtaroパソコンで開く。jiroパソコンでも同じことである。 パソコンを数字で指定するときちんとパソコンを識別してくれるが、数字は意味を持たないから感覚的にわかりにくい。taroのパソコンが192.168.1.2であったのか、192.168.1.3であったのか、時間がたつと忘れてしまう。taroのパソコンはtaroのようなtaroのはいった言葉で指定し、 jiroのパソコンはjiroのようなjiroのはいった言葉で指定するとわかりやすい。パソコンを名前で識別したものとIPアドレスを対応させたファイルを作っておき、このファイルからIPアドレスが取得できるようにしておくと便利である。ubuntuでは/etc/hostsがこれを記述したファイルになっている。
    sudo gedit /etc/hosts
    でhostsを開き
    192.168.1.2 taro
    192.168.1.3 jiro
    192.168.1.4 hanako
    と追記し保存して閉じる。hanakoパソコンでURLにhttp://taro/shiken.phpと入力しEnterキーを押すと、hankoパソコンでtaroパソコンのshiken.phpが開く。URLにhttp://jiro/shiken.phpと入力しEnterキーを押すと、hankoパソコンでjiroパソコンのshiken.phpが開く。taroパソコンでURLにhttp://taro/shiken.phpと入力しEnterキーを押すと、taroパソコンでtaroパソコンのshiken.phpが開く。URLにhttp://jiro/shiken.phpと入力しEnterキーを押すと、taroパソコンでjiroパソコンのshiken.phpが開く。jiroパソコンでも同じことである。
  13. 日本語PDFが文字化けする時、端末に sudo apt-get install poppler-data と打ち込んでpoppler-dataをインストールする。
  14. Windowsとubuntuをdual OSにしている時、起動した時に、OSを選択する画面が出る。しかしubuntuをバージョンアップしていくと、選択するOSがたくさんになり、煩雑になる。選択するOSを規定しているファイルは/boot/grub/menu.lstにある。ここを書き換えることで、選択するOSを少なくすることができる。このファイルの書き換えは管理者権限でないとできないから、端末にsudo gedit /boot/grub/menu.lstと打ち込んで開く。
    例えば
    title     Ubuntu 8.04.3 LTS, kernel 2.6.24-26-generic
    root     (hd0,4)
    kernel     /boot/vmlinuz-2.6.24-26-generic root=UUID=6958ff3b-7d80-4d59-85df-b7158a916919 ro quiet splash
    initrd     /boot/initrd.img-2.6.24-26-generi
    quiet
    を削除すると、Ubuntu 8.04.3 LTS, kernel 2.6.24-26-genericと表示されているものがなくなる。
  15. メニューバーのシステム→システム整理→システム・モニタ でシステムタブをクリックして、ubuntuのバージョン、そのパソコンのCPU 、メモリー、ハードディスクの容量などの情報をみることができる。
  16. CDの複製をするには、まず複製元のCDをCDドライブに挿入する。
    メニューバーのアプリケーション→サウンドとビデオ→Brasero ディスク書き込みツール で Braseroを開く。ディスクコピータブをクリックする。コピーをクリックするとコピーが始まる。 コピーが終わると、CDが排出されるので、空のCDに交換する。自動的に書き込みが始まる。書き込みが終わると「CDのコピーが完了しました」の表示が出る。
  17. メニューバーのシステム→設定→外観の設定 で外観の設定ウインドを開き、フォントタブをクリックして、ファイル名等のフォントの設定ができる。
  18. tar.bz2 ファイルを展開するには、右クリックすると、ここに展開というメニューが出てくる。
  19. 隠しフォルダ、隠しファイルを表示するには、メニューバーの場所→ホーム・フォルダからファイルブラウザを開き、メニューバーの表示→隠しファイルを表示する と進むか、Ctrl+Hキーを押すと表示される。隠しフォルダ、隠しファイルはフォルダ名の前に . がついている。
  20. Anthyの単語を追加で登録した単語はホーム・フォルダの隠しファイルの.anthy/private_words_default に保存されている。
  21. 使っているパソコンのメモリやCPUを知るには、メニューバーのシステム→システム管理→システム・モニタでシステム・モニタを開き、システムタブをクリックすると表示される。
  22. 新しいユーザを登録するにはメニューバーのシステム→システム管理→ユーザとグループ でユーザ設定ウインドを開く。ロックの解除をクリックする。パスワードを入力すると、ロックが解除できる。ユーザの追加をクリックすると、新しいユーザ・アカウントウインドが出る。ユーザ名、パスワードを入力して、OKボタンを押す。

(7.10)
  1. CDからubuntuをインストールし、完了すると、再起動する前にCDを取り出すように言ってくる。再起動をクリックすると、自動的にCDが取り出せる状態になる機器の場合はそれで問題がないが、そうでない場合再起動前にCDを取り出そうとしても、取り出せなかったり、変になったりすることがある。再起動はもう一度CDから起動させ、起動した後シャットダウンする。そしてCDを取り出しから、電源スイッチを入れるほうがよい。
  2. デスクトップの壁絵を変えるには、システム→設定→外観の設定 で背景タブをクリックして変更できる。背景色は好きな色を選ぶことができる。
  3. システム→設定→サウンド でサウンドタブをクリックし、効果音を鳴らす のチェックをはずすことで、起動時の効果音を消すことができる。
  4. USBフラシュメモリーを取り外すには、右クリックしてアンマウントをクリックする。
  5. ユーザー名、パスワードを入力せずにログインできるようになるには、システム→システム管理→ログイン画面からセキュアリティタブをクリックして自動ログインを有効にするをクリックする。
  6. F9でサイドペインを表示、非表示にできる。
  7. インストールしてあるubuntuのバージョンを知るには、システム→システム管理→システム・モニタ でシステムタブをクリックする。
    次のコマンドを使う方法もある。
    cat  /etc/issue  |  head  -n  1 
    catはファイルの内容を画面に出力するコマンドで、head -n1 で1行目だけを出力する。だからubuntuのバージョンがわかる
  8. システム→設定→画面の解像度 で解像度を変更しておかないと、画面表示がおかしくなることがある。
  9. Ctrl + Alt + d     デスクトップを表示する。再度押すとこの方法で最小化したウィンドウを元に戻す。
  10. Alt + F4     アプリケーションを終了する。
  11. Alt + F9     ウインドウズを最小化する。
  12. Alt + F10     ウインドウズを最大化する。
  13. Alt + Tab     プログラムを切り替える。
  14. Ctrl + Alt + 方向キー     ワークスペースを移動する。
  15. Ctrl+ Alt + Lキー     画面をロックする。
  16. F9     日本語入力中に押すと全角英数に変換する。
  17. Ctr + v で貼り付けができるのは、Windowsと同じだが、文字列はマウスの中ボタンを押すことでも貼り付けができる。こちらが早い。ただしファイルをコピーして貼り付けるのはCtrl + vでないとできない。
  18. メニューのプルダウンから必要な項目にフォーカスを移し、右クリックすると、デスクトップにショートカットキーを置くプルダウンを開くことができる。
  19. Synapticパッケージ・マネージャー
    システム→システム管理→Synapticパッケージ・マネージャー で開くことができる。 メニューバーの検索をクリックして必要なファイルを検索できる。
    ファイル名をダブルクリックすることでマークをつけることができる。
    メニューバーの適用をクリックすることでマークしたものをインストールできる。この適用というのはApplyの訳だが、これをクリックすれば、インストールするということが、最初はなかなかわからなかった。インストールという名前にしておけばすぐにわかったのだが。
  20. ファイルをCDにコピーするには、コピーしたいファイルを選択し、Ctrlキーを押したままcキーを押し、コピーする。次にメニューバーの場所→CD/DVDの作成 でCD/DVD作成フォルダを出し、ここにCtrlキーを押したままvキーを押し、貼り付ける。次に新しいCDをCDドライブに入れて、CD/DVDの作成画面の右にある、ディスクへの書き込みをクリックする。
  21. IPアドレスを固定するには、システム→システム管理→ネットワーク でネットワークの設定画面を開き、接続タブをクリックする。有線接続を選択し、プロパティをクリックする。「ローミングを有効にする」のチェックをはずす。設定の種類で「IP-アドレスを指定する」を選択する。ゲートウェイの所にルーターのIP-アドレスを入力する。IP-アドレスの所に好みのアドレスを入力する。サブネットマスクは自動的に入力される。自分の家で小さなネットワークを組んでいる時、IP-アドレスはルーターのIP-アドレスと似たような数字にしたほうが、無難である。あまりに変えるとインターネットにつながらないことがある。IP-アドレスとサブネットマスクから、ネットワークアドレスがつくられる。この場合ルーターと自分のパソコンは同じネットワークアドレスでなければならない。一つのネットワークを組んでいるからである。パソコンのIPアドレスをルーターのIPアドレスからあまりに変えると、ネットワークアドレスが違ってしまうのである。ルーターのIP-アドレスが、192.168.1.1 ならIP-アドレスは 192.168.1.2 192.168.1.3、のように最後の数字だけ少し変えておけばよい。
  22. Anthy を日本語入力できるようにするには、半角/全角キーを押す、ctrlキーとスペースキーを押す、shftキーとスペースキーを押すという方法がある。しかしcaps lockキーが on になっていると、このどの操作をしても、日本語入力できるようにならない。反対に日本語入力の状態で caps lockキーを on にして、ctrlキーとスペースキーを押したり、shftキーとスペースキーを押しても日本語入力の表示は消えない。しかし、実際に入力してみると、日本語入力はできず、大文字の英語入力ができるだけである。日本語入力の状態で caps lockキーを on にして半角/全角キーを押すと表示が大文字の英語入力の表示になる。やはり日本語入力はできない。
  23. 画面の文字を大きくするには、メニューバーのシステム→設定→外観の設定 で外観の設定を開く。フォントタブをクリックすると、文字の大きさを設定する画面が出る。



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