自宅待機を徹底しても感染爆発は防げない。なぜコロナウイルス安全地帯をつくらないのか。

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 感染爆発を防ぐために自宅にいるように盛んに言っているが、自宅待機を徹底しても感染爆発は防げない。すでに感染している人がずっと家にいるとどうなるか。家族に移すだけである。病院に行くことは規制していないから、感染者が病院へ行く。日本の病院は長い間待たされるから、待合室で他の患者にうつす。その感染者が医療関係者と接触すると医療関係者にうつす。うつされた他の患者が自宅待機すると、その家族にうつす。移された医療関係者が他の患者に接すると他の患者にうつす。買い物に行くことは制限されていないから、感染者が買い物に行って店員にうつす。うつされた店員が他のお客にうつす。うつされたお客は自宅待機して家族にうつす。マスクに感染を防ぐ効果があるように思い、マスクをしている人が多いが、ウイルスは極めて小さくマスクなどはスースーで通る。マスクに予防効果はない。感染している人がマスクをすると、咳をしてつばを飛ばす距離が少なくなるため、他の人にうつさないことにはある程度効果がある。
 感染爆発を予見して病床数や人工呼吸器の手当ての心配をしているが、どうしてコロナウイルス安全地帯をつくらないのか。いくらかの所をコロナウイルス安全地帯とし、そこへ入る交通はすべて遮断し、コロナウイルス陰性を確認した者だけがそこに入ることができるようにする。そして高齢者、基礎疾患のある者などのハイリスクな人をそこに移動させる。それでハイリスクの人の感染を防ぐことができる。今までの経験から感染しても八割の人は軽症である。問題はない。問題になるのは一部のハイリスクの人だけである。ハイリスクの人を安全地帯に移動させるという思い切った対策を取らないと、多くの人命が失われる。

作成日:2020年3月29日