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CentOS6
  1. CentOS6を入手するには、
    https://www.centos.org/download/
    を開きDVD ISOをクリックする。
    Mirror Listタブをクリックする。
    Asia Japan の所を見ると、いくらかのListがある。URLが3つあり、一番左は英語で表記してあり、まんなかは日本語で表記してあり、一万右は「アドレスのプロトコルが不明です」の表示が出て、開くことができない。当然ながら、日本語の表記が一番わかりやすい。
    次の画面では、versionがたくさん並んでいる。6.6を選択すると、いくらかのディレクトリが並んでいる。isosを選択する。isoファイルは、データ CD または DVD 全体を 1 つのファイルにコピーしたものであり、圧縮はしていない。CD または DVD に書き込むともとのディスクと同じ新しいディスクをつくることができる。
    i386 と x86_64の二つのディレクトリがある。コンピューターのCPUがどのタイプかで、どちらを選ぶか決める。コンピューターのCPUを知るには、端末に
    uname -m
    と打ち込むと表示される。m はmachineの略である。
    uname --machine
    と打ち込んでもよい。
    i686
    と表示されると、これは32ビットCPUを指す。i386を選ぶ。
    x86_64
    と表示されると、これは64ビットCPUを指す。x86_64を選ぶ。
    次の画面では、いくらかのファイルが並んでいる。
    LiveDVD.isoと書いてあるのは、インストールせずに利用lきるものである。
    CentOS-6.6-i386-bin-DVD1.iso は、基本的なものはすべて含まれている。DVDに焼く必要がある。
    CentOS-6.6-i386-bin-DVD2.iso は、基本的なインストールには必要でないが、そうでない時に必要である。
    CentOS-6.6-i386-minimal.iso は、これをCDに焼いて、最小のOSをインストールする。残りはyumコマンドを使い、インターネットでインストールする。
    CentOS-6.6-i386-netinstall.iso は、これをCDに焼いて、CDでパソコンを立ち上げ、インターネットでインストールする。
    CentOS-6.6-i386-bin-DVD1.iso、CentOS-6.6-i386-bin-DVD2.isoのダウンロードは、圧縮していないため時間がかかる。私はADSLを使っていた時は、CentOS-6.6-i386-bin-DVD1.isoには、丸3日足らず、CentOS-6.6-i386-bin-DVD2.isoには、丸2日かかった。途中で何らかのことで、インターネットの接続が切れるようなことがあれば、当然エラーとなり、今までのダウンロードが無駄になってしまう。しかし光ファイバーだと、時間は大幅に短縮される。
  2. CentOS6.9 のインストール
    焼いたCDから起動させる。外付けのDVDドライブでもバイアルの設定を変更すれば起動する。
    「Wlecome to CentOS 6.9」 の画面が出ると、
    「Install or upgrade an existing system」 を選ぶ。
    「Disc Found」
    の画面が出る。Discのテストは時間がかかるが、一度はする必要がある。一度すると、次はSkip を選択する。
    「CemtOS6」 の画面が出ると、マウスを使うことができ、Nextをクリックする。
    「What language would you like to use during the installation process?」 の言語を選ぶ画面では、日本語を選ぶ。
    次のキーボード選択画面では、日本語を選ぶ。
    次の画面では、基本ストレージデバイスを選ぶ。
    次に新規インストールするのか、既存インストールのアップグレードをするのかを選択する画面が出る。
    次にホスト名を指定する画面が出る。この画面では下に「ネットワークの設定」ボタンがある。これをクリックすると、「ネットワーク接続」ウインドが開く。System p2p1 を選択し、編集をクリックし、自動接続するにクリックを入れておくと、インストールが終わるとインターネットにつながる。しかしこれは、OSのインストールが終わった後でも設定できる。
    「使用するタイムゾーンの中で一番近い都市を選択してください:」の画面が出る。最初から「アジア/東京」が選択されているから、そのまま「次」をクリックする。
    root パスワードを入力する画面になる。パスワードが短かったり、辞書にある単語であったりすると、警告が出る。
    次にインストールのタイプを選択する画面が出る。
    次に変更をディスクに書き込むかどうかの確認画面が出る。書き込む領域にあるデータは書き込むとすべて失われる。バックアップを取っていないなら、ここで「戻る」クリックする。書き込むなら「変更をディスクに書き込む」をクリックする。
    「CentOSのデフォルトインストールは最小限インストールです。オプションとして追加のソフトウェアを選択することができます」の画面が出る。必要なものがわかっている場合はここで選択しておくべきである。下の「今すぐカスタマイズ」を選択して、「次」をクリックする。追加パッケージをクリックすると、パッケージ名が出る。
    パッケージ名だけで説明がないから、どういうファイルなのかわからない。MySQLを使う人なら、パッケージ名にmysqlが入っているMySQL関係のファイルはすべて選択し、PostgreSQLを使う人なら、パッケージ名にpostgresqlが入っているPostgreSQL関係のファイルはすべて選択するという選択法でよいと思う。
    「次」をクリックするとインストールが始まる。
  3. CentOSのインストール
    パソコンやバイオスの設定によるのだろうが、私のパソコンは電源を入れて何もしないと、ハードディスクから起動する。光学ドライブから起動するには、電源を入れてすぐにF12を押さなければならない。
    最初にメディアをチェックする画面が出てくる。チェックには、少し時間がかかるが、少なくとも1度はチェックしておくべきである。
    ホスト名を設定する画面で、ネットワークの設定ボタンを押して、ネットワークを設定しておかないと、自動的にインターネットにつながらない。ネットワーク設定ウインドでsystemp1p2を選択して、編集ボタンをクリックする。systemp1p2の設定ウインドで、自動接続するにチェックを入れて、適用ボタンをクリックする。ただし、この設定はインストールが終了した後で、メニューバーのシステム→設定→ネットワーク接続で同じような操作をして、インターネットにつなげることができる。
  4. Windows 7 とのdual OS
    ubuntuは、パーティションをつくらずに、Windows 7 をインストールしても、ubuntuをインストールする時にパーティションを二つに分けて、ubuntuをインストールすることができ、dual OSをつくることができる。しかしCentOSはWindows 7 をインストールする時にパーティションを分けて、空き領域のパーティションをつくって置かないと、やりにくい。それでWindows 7 インストールの時にパーティションをつくる。
    Windows 7 のインストールの時、「Windowsのインストール場所を選択してください。」の画面で「ドライブ オプション」をクリックし、パーティションを選択して、削除をクリックする。これを繰り返して、まずパーティションをすべて削除してしまう。パーティションがなくなると、新規をクリックし、大きさがほぼ同じになるように、二つのパーティションをつくり、一方にWinodows 7 をインストールし、もう一つのパーティションは未割り当て領域とし、CentOSをインストールするためにとっておく。これでWindows 7 をインストールする。
    次にCentOSをインストールする時に、「どのタイプのインストールをしますか?」の画面で、「空き領域を使用する」を選択する。これでCentOSをインストールする。
    このままでは、パソコンを起動すると、CentOSしか立ち上げることができない。それで端末に
    su -
    で管理者権限にして、
    cp /boot/grub/menu.lst /boot/grub/menu.lst.default
    でまず/boot/grub/menu.lstのコピーを取っておく。
    vi /boot/grub/menu.lst
    で開く。最後に
    title Other
            rootnoverify (hd0,0)
            chainloader +1
    
    があれば、OtherをWindows 7 に書き換える。なければ、
    title Windows 7
            rootnoverify (hd0,0)
            chainloader +1
    
    を一番下に書き加える。
    パソコンを起動すると、
    Press any key to enter the menu
    が出る。どれかのキーを打てば、OSを選択する画面が出る。この時にここに書いたものが表示される。
    上の例だとWindows 7と表示されるが、
    title Windows 7 Professional
    と書いておくと、Windows 7 Professionalが表示される。
    元の表記は
    default=0
    timeou=5
    になっている。0は上に書いたOSを示し、この場合はCentOSなる。もし
    title Windows 7
            rootnoverify (hd0,0)
            chainloader +1
    

    title CentOS 6 (2.6.32-504.el6.i686)
    の上に書いたなら、0はWindows 7になる。
    もしキーを押さないなら、defaultで指定してあるOSが起動される。
    timeou=5 はキーを押すのに許可している時間である。この場合は5秒内にキーを押さないと、メニューが表示されず、defaultで指定してあるOSが開く。メニューが表示された時はdefaultで選択したOSが最初から選択されている。5秒は短すぎ、timeout=10に変更して10秒ぐらいの余裕を持たせたほうがよいようである。
  5. シャットダウンしても電源が自動的に切れないことがある。
    https://akira-arets.blogspot.jp/2009/11/poweroff.html によると、/boot/grub/grub.confに下記のように赤字を付け加えることで解決する。
    title CentOS (2.6.18-128.el5)
    root (hd0,0)
    kernel /vmlinuz-2.6.18-128.el5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet acpi=force
    initrd /initrd-2.6.18-128.el5.img

    https://lnxmemo.blogspot.jp/2008/04/ubuntu_17.htmlによると、
    /boot/grub/menu.lst の上記と同じ所に
    acpi=force lapic
    acpi=off apm=power-off
    acpi=off apm=on
    acpi=force lapic
    acpi=off
    のどれかを書き込むことを書いている。/boot/grub/grub.confと/boot/grub/menu.lstは同じ設定のようで、一方を書き換えると他方も自動的に書き換えられている。ただしここの書き換えは根幹をいじるため、かなり危険である。実際私は、acpi=off apm=power-offに書き換えてまったく起動しなくなり、OSの再インストールが必要になった。バックアップをとっていなかったものは失われた。ここをいじる時はデータのバックアップを取っておくことが必要である。
    私の場合はこの書き換えでこの問題は解決せず、Windows7 とCentOS のdual OS にしてあったのを、CentOS だけのOSに変更することで、電源が自動的に切れるようになった。
  6. スクリーンセーバーの設定は、メニューバーのシステム→設定→スクリーンセーバーでスクリーンセーバーの設定ウインドを開いてできる。この時「スクリーンセーバーを起動したら画面をロックする」のチェックをはずしておくと、スクリーンセーバーからもとの画面にもどる時にパスワードの入力の必要がなくなる。
  7. スクリーンセーバーから復帰するのは普通はマウスを動かしたり、キーボードを押したりすればよい。しかしCentOS 6.9 はこれで復帰しないことがある。その時はCtrlとAltキーを長く押すと復帰する。これでも駄目な時は電源ボタンを少し押せば復帰する。
  8. Ctrl + Alt + L キーでスクリーンセーバーが起動する。マウスを動かしたり、キーボードを押したりすれば復帰できる。ただしパスワードを入力する必要がある。
  9. LAMP環境で、Document Rootに外部から新しいファイル名のファイルをコピーしても、Apacheはそのファイルを読み取らない。サーバーにしているパソコンのDocument Rootにまず新しいファイル名のファイルを作成し、そのファイルに外部から新しい内容をコピーすることはできる。まずサーバー側のDocument Rootに新しいファイル名のファイルをつくらなければならない。
  10. USBメモリーをusb_taroの名前でフォーマットしているとする。
    cp -r /var/www/html/* /media/usb_taro/www
    rオプションを使うことで、Document Root、/var/www/htmlにあるファイルを一括してUSBメモリーのwwwディレクトリにすべてコピーできる。
    しかし、
    sudo cp -r /media/usb_taro/www/* /var/www/html

    USBメモリーのwwwディレクトリにあるファイルを一括してコピーすることはできない。ファイルをひとつずつコピーする必要がある。
  11. 端末でコードを入力した時に確認を求めることがある。これが出ないようにするには、コードの前に\を書く。
  12. CentOSのAnthyはubuntuのAnthyと違い、ユーザーごとに.anthy/private_words_defaultがある。だから、rootで単語登録しても、別のユーザー名でパソコンを立ち上げるとrootで登録したユーザー辞書は使えない。
  13. 一般ユーザー名でパソコンを立ち上げていても、端末に
    su -
    と打ち込むことで、rootユーザーとしての権限で操作できる。端末の最初の文字が
    [root@localhost -]#
    に変わる。しかしtaroディレクトリのShikenディレクトリにあるshkenfile.plを実行しようと思うと、Perlファイルなら
    perl /home/taro/Shiken/shkenfile.pl
    と打ち込まなければならない。/home/taro/が必要である。
    perl Shiken/shkenfile.pl
    としてしまうと、rootディレクトリにあるShiken/shkenfile.plを実行しようとする。パソコンをいつもrootユーザーで使うのは望ましくなく、一般ユーザーで使用するのが無難である。一般ユーザーで使用している時に作ったファイルはそのユーザーのディレクトリ内に保存することになる。そのファイルをroot権限で実行したい時は、su - を使うことでできるが、ファイルの先頭に/home/taro/のようにいつもディレクトリを指定しなければならないことになる。ubuntuのようにsudoコマンドが使えて、
    sudo perl Shiken/shkenfile.pl
    でroot権限で実行できると便利である。CentOSでもsudoを使うことができるように設定を変更することができる。
    root権限で実行できるように、端末に次のコードを打ち込む。
    su -
    次に
    visudo
    と打ち込む。 ## Allows people in group wheel to run all commands # %wheel ALL=(ALL) ALL
    にある%wheelの前の#を削除する。
    # %wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
    の#を間違って削除してしまった時は、これはviで開いているから、iを入力して、編集モードにする。iの編集モードはカーソルの前に文字を挿入するから、カーソルを%に移して、#を挿入する。コマンドモードにもどすには、ESCキーを押す。
    Shiftキーを押しながらZキーを押すことを2回する。これで、新しい設定が保存される。:wqと入力しても保存して終了する。 これによりwheelグループのユーザーにはroot権限を許すことになる。
    次に
    gpasswd -a taro wheel
    で、
    taroをwheelグループに追加する。
    これで、taroユーザーでパソコンを立ち上げている時は、sudoを使い、root権限で処理ができる。
  14. 端末に
    kasumi
    と入力することで、Anthyの標準辞書ツールを開くことができる。Anthyの辞書登録の形式に従っていても、.anthy/private_words_defaultに直接コピーするだけでは、単語登録はできない。Anthyの標準辞書ツールを開いて、保存をクリックする。そうすると、.anthy/private_words_defaultの一番最後にコピーしていても、五十音順の配列となり、登録した単語が使えるようになる。
  15. パネル上を右クリックし、パネルに追加を選択し、パネルにアイコンを追加することができる。しかしファイルブラウザは追加する項目にない。ファイルブラウザをパネルに追加するには、
    メニューバーでアプリケーション→システムツール→ファイルブラウザと進む。ファイルブラウザにフォーカスを置いて、右クリックする。ポップアップメニューからこのランチャをパネルへ追加を選択する。
  16. Anthyの言語パネルが表示されないことがある。メニューバーのシステム→設定→入力メソッドで「IM Chooser - 入力メソッド設定ツール」を開く。入力メソッドの個人設定をクリックする。言語パネルの表示を「メニューに組み込む」にして、「システムトレイにアイコンを表示する」のチェックを外すと言語パネルが表示されなくなる。言語パネルの表示を「常に表示する」にすると、通常のように右下に言語パネルが表示される。言語パネルの表示を「メニューに組み込む」にして、「システムトレイにアイコンを表示する」のチェックをつけると、上のパネルの所に表示される。言語パネルが入力の邪魔になることがあるため、パネルに表示するのが、一番便利である。
  17. 中国語のインストールは、端末に次のコードを打ち込むことでできる。
    sudo yum groupinstall "Chinese Support"
    IMEに中国語のIMEを追加するには、メニューバーのシステム→設定→入力メソッドで「IM Chooser - 入力メソッド設定ツール」を開く。入力メソッドの個人設定をクリックする。インプットメソッドタブをクリックする。次にインプットメソッドの選択の右の矢印をクリックする。フォーカスを中国語の所に置くと、かなりのIMEが表示される。Pinyinの上にフォーカスを移して、左クリックする。追加をクリックする。
  18. Apacheはデフォルトでは、DocumentRootは、/var/www/htmlに設定されている。/varにあるファイルを変更するには、管理者権限が必要である。一般ユーザーをtaroとして、/home/taroにあるディレクトリをDocumentRootに設定すれば、ファイルを変更するのに管理者権限はいらない。開発をする場合このほうば手間が少ないから、ubuntuの場合はDocumentRootを/home/taroにあるディレクトリに変更することがある。しかしセキュリティ上これは問題がある。CentOSの場合は、/home/taroにあるディレクトリをDocumentRootに変更しても、Apacheは読み込まない。こういう安易な設定ができないようになっている。/usrのような管理者権限が必要な所のディレクトリにDocumentRootを変更することはできる。しかしこの設定変更をすると、CGIファイルの実行ができなくなる。Internal Server Errorが出る。CentOSの場合は、ApacheのDocumentRootはデフォルトのままにしておくのが無難である。
  19. Aacheはデフォルトでは、CGIファイルを置くディレクトリは、/var/www.cgi-binである。ここの権限はデフォルトでは、rwxr-xr-xになっている。rootには、読む、書く、実行のすべての権限が与えられているが、rootと同じグループのユーザーとrootと違うグループのユーザーには、読む、実行の権限は与えられているが、書く権限が与えられていない。つまりroot以外のユーザーは/var/www.cgi-binにあるファイルを書き変えることはできない。
    今、taroというrootと同じグループのユーザーがおり、taroでパソコンを立ち上げているとする。taroのホームしレクトリにShiken_CGIディレクトリがあるとする。
    cp -r /var/www/cgi-bin/* /home/taro/Shiken_CGI
    のコマンドは一般ユーザーtaroの権限で実行できる。一般ユーザーにはrの権限が与えられているからである。このコマンドで/var/www/cgi-binにあるファイルはすべて/home/taro/Shiken_CGIにコピーできる。
    今、
    cp -r /var/www/cgi-bin/* /home/taro/Shiken_CGI
    で/var/www/cgi-binのファイルをすべて、home/taro/Shiken_CGIにコピーした後に、root権限で、/var/www/cgi-binにあるファイルの一部を書き変えて変更する。その後、
    cp -ru /var/www/cgi-bin/* /home/taro/Shiken_CGI
    を実行する。uはファイルが新しければ更新するオプションである。これで/home/taro/Shiken_CGIのファイルは変更したファイルに書き変えられる。
    ApacheのデフォルトのDoucumentRootは/var/www/htmlである。ここにあるファイルの権限は/var/www.cgi-binと同じくrwxr-xr-x である。今taroのホームしレクトリにShiken_HTMLディレクトリがあるとする。
    cp -r /var/www/html/* /home/taro/Shiken_HTML
    で/var/www/htmlにあるファイルをすべて、/home/taro/Shiken_HTMLにコピーできる。
    次に、root権限で、/var/www/htmlにあるファイルの一部を書き変えて変更する。その後、
    cp -ru /var/www/html/* /home/taro/Shiken_HTML
    で変更したファイルを書き変えようとした。
    ところが、これができないのである。このコマンドを実行してもエラー表示は出ないが、変更したファイルは書き変えられていない。もとのままである。/var/www/cgi-binの場合はできたのにどうしてできないのだと思ってしまう。それで、
    sudo cp -ru /var/www/html/* /home/taro/Shiken_HTML
    とroot権限で実行してみる。しかし変更したファイルはやはり書き変えることができない。そこで
    sudo chmod --recursive 775 /var/www/html
    を実行した。これで/var/www/htmlの権限は、rwxrwxr-x になる。rootと同じグループのtaroには、/var/www/htmlにあるファイルを書き変える権限もできたのである。
    cp -ru /var/www/html/* /home/taro/Shiken_HTML
    を実行する。これで変更したファイルを書き変えることができる。
  20. CentOSではFTP(File Transfer Protocol)として、vsftpd(very secure file transfer protocol daemon)がよく使われる。
    rpm -q vsftpd
    と打ち込み、何も表示されなければインストールされていない。qオプションはqueryの略で
    rpm --query vsftpd
    と書くこともできる。 インストールするには、
    yum install vsftpd
    と打ち込む。 ファイルをアップロードするには、lftpがインストールされている必要がある。これもインストールされているかどうかは、
    rpm -q lftp
    でわかる。インストールされていないなら、
    yum install lftp
    でインストールできる。
    プロバイダーのサーバーが、example-net.or.jpで。アカウントがtaroとすると、
    lftp taro@example-net.or.jp
    と入力する。パスワードを聞いてくるからパスワードを入力し、ENTERキーを押すとつながる。
    プロバイダーのcustomerというディレクトリにつなげたいなら、
    lftp taro@example-net.or.jp/customer
    と入力する。
    アップロードしたいファイルを自分のパソコンのUpload_Filesというディレクトリに置いてあるなら。
    lcd ~/Upload_Files
    でアップロードしたいファイルのディレクトリを指定できる。~はホームディレクトリを示す。
    Upload_Filesの中のShiken.htmlというファイルをアップロードしたいなら、
    put Shiken.html
    と入力する。これでアップロードできる。
    lftpを終了するには。exitと入力すればよい。
  21. パネルのアイコンの上にフォーカスを置いて右クリックするとポップアップメニューが出る。移動を選ぶとアイコンを移動できる。ロックにチェックが入っていると、アイコンを移動することができない。自分の好みの配置にしたらロックしておくと、配置が変わることがない。
  22. CentOS 6.6は、sudo gedit を使うと、
    IBUS-WARNING **: Connect to unix:abstract=/tmp/dbus-ZBgMTWBurA,guid=81a9bf4e15c27ba080e464fc00000061 failed: Failed to connect to socket /tmp/dbus-ZBgMTWBurA: 接続を拒否されました.
    のエラー表示が出る。CentOS 6.2では出なかった。管理者権限でするような操作は、viを使えということだろう。
  23. isoファイルのDVDへの書き込み方
    新しいDVDメディアをDVDドライブに入れる。

    書きこみたいisoファイルにフォーカスを移し右クリックしBraseroで開くを選ぶ。

    指示に従って書きこむ。
  24. 32bitのCentOS 6.6で問題なく動いていたPHPファイルを64bitのCentOS 6.7に移すと、まったく動かなくなったことがあった。原因を調べてみると、mysql_connectが読めていないことがわかった。
    yum install php-mysql
    でphp-mysqlをインストールすると、正常に動くようになった。
  25. メニューバーのシステム→設定→外観の設定でフォントタブをクリックしてフォントの大きさをすべて12に変更したパソコンでつくったWriterのファイルをフォントの大きさをすべて11に変更したパソコンに移して開くと表示がおかしくなることがある。ファイルを移すならフォントの大きさをすべて同じにしておかなければならない。
  26. テキストボックスに中国語のフォントを設定するには、
    style="font-family:WenQuanYi Zen Hei Mono;"
    AR PL UKai CN もあるが、このフォントだと、「,」や「。」が下に来ずに中央に来てしまう。
  27. 私は作ったHTMLファイルを確認する時、
    firefox example.html
    と端末に打ち込んで開いていた。ところがCentOS6をアップデートしてから、
    Fontconfig warning: "/etc/fonts/conf.d/45-latin.conf", line 56: Having multiple in isn't supported and may not work as expected
    のようなエラーが大量に出るようになった。
    /etc/fonts/conf.d/45-latin.confにある、
    	<alias>
    		<family>ITC Zapf Chancery Std</family>
    		<family>Zapfino</family>
    		<family>Comic Sans MS</family>
    		<default><family>cursive</family></default>
    	</alias>
    
    などを次のように変更した。
     	<alias>
    		<family>Impact</family>
    		<default><family>fantasy</family></default>
    	</alias>
     	<alias>
    		<family>Copperplate Gothic Std</family>
    		<default><family>fantasy</family></default>
    	</alias>
     	<alias>
    		<family>Cooper Std</family>
    		<default><family>fantasy</family></default>
    	</alias>
     	<alias>
    		<family>Bauhaus Std</family>
    		<default><family>fantasy</family></default>
    	</alias>
    
    この変更で、大量のエラーメッセージはなくなったが、なお、
    Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module"
    Gtk-Message: Failed to load module "pk-gtk-module"
    のエラーが残る。
    32bitのものを要求している時に起こるから、
    yum install PackageKit-gtk-module.i686
    yum install libcanberra.i686 libcanberra-devel.i686
    でインストールすることでなおるとの記述があったため、インストールしてみたが、やはりなくならない。エラーが出てもHTMLファイルはきちんと開くため、実際上の問題はないが、なぜエラーが出るのか不明である。
    こういうエラーメッセージは後にハードディスクを初期化してCentOS6.10に入れ換えることで消失した。不具合が出た時は、いろいろといじるよりも、データのバックアップを取ってハードディスクを初期化して入れ直すほうがむしろ簡単なことを示している。パソコンは使い続けると、垢がたまるように、プルグラム間の整合性がうまくいかないことがあるようで、不具合出るることがある。一年に1度ぐらい、問題がなくても数年に一度は初期化してOSを入れ直したほうがよいようである。
  28. ファイルブラウザは端末にnautilusと入力し、Enterキーを押すことで開くことができる。
    またメニューバーのシステム → 設定 → キーボード・ショートカットでキーボード・ショートカットウインドウを開き、デスクトップの所の「ホーム・フォルダを開く」の所にAlt+H のようなキーを割り当てることで、キーボードから開くこともできる。
    しかしこのようにして開いたファイルブラウザはサイドペインがデフォルトでは出てこない。サイドペインが出るようにするには、ファイルブラウザのメニューバーの編集 → 設定 でファイル管理の設定ウインドウを開き、動作タブをクリックし、動作の所の「常にブラウザ・ウインドウで開く」の所にチェックを入れる。

更新日:2018年8月6日

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