活動計画 | 到達目標 | 進捗状況と実績 | 達成率 | 活動遅延理由 | 今後の計画 | ||
項目 | 活動内容 | ||||||
1.現状調査 | |||||||
1) | 利用されている改良草種の調査 | モデル農家について草地の状況、牧草の種類を把握 パナマ大学及びmidaにおける推奨草種について調査 |
現状の栽培草種の問題点と栽培促進すべき草種の把握 | モデル農家、近隣農家の利用草種が明らかになった。 パナマにおいて条件別適草種がほぼ明らかになった。 |
4 | − | |
2) | 野草・飼料木の調査 | モデル農家について野草地の野草、牧草地に侵入している野草について調査 飼料木の栽培実態と利用可能性を調査 |
野草地、牧草地における野草の実態を把握 飼料木の利用可能性、利用可能樹種を把握 |
野草地及び牧草地に侵入している野草について、発生の状況、可食草、不食草の区分がほぼ明らかになった。 leucaena及びbaloが飼料木として使えることがわかった。 |
4 | − | 詳細な雑草の調査を実施する。 左記以外に飼料木として使える樹種の調査 |
3) | 土壌分析 | パナマの土壌の概要調査とモデル農家の土壌分析を実施 | 牧草栽培、施肥管理に必要な土壌の実態が把握される | モデル農家の草地土壌の状況が明らかになった。 | 4 | − | |
4) | 飼料分析 | モデル農家の牧草、調製した飼料の分析 | 飼養管理のために必要な飼料の栄養価が明らかになる | モデル農家の放牧草、生産飼料の状況が明らかになった。 | 4 | − | |
2.飼料生産技術の改善 | |||||||
1) | 牧草管理技術の改善 | 条件に適した牧草の導入及び適切な草地管理(施肥等)の指導 | 条件に適した草種の利用と適切な栽培技術が実証される | サイト及びモデル農家で牧草栽培を行うようになった。 | 3 | 2001年の旱魃のため牧草導入できなかったモデル農家があった。 | 計画的な牧草、マメ科牧草の導入 適切な草地管理技術の指導 |
2) | 粗飼料貯蔵法 | サイト及モデル農家におけるトウモロコシ栽培及びサイレージ調製技術等の指導 | 乾季の牛飼養に必要な粗飼料を確保できるようになる | サイト及びモデル農家(一部を除く)でトウモロコシサイレージの調製を行うようになった。 | 3 | 2001年の旱魃のため予定通りのトウモロコシ栽培ができなかったモデル農家があった | 乾季に必要となる十分な飼料確保のためのサイレージ調製等の指導を継続 |
3) | 農業副産物の利用 | バガス(サトウキビ搾り粕)等の飼料価値、調製法の検討 | 地域資源としての副産物を有効に利用できるようになる | 当初の見込みとは異なり、バガスは飼料価値等から飼料として不適当なことが明らかになった。 稲わらについての飼料利用を実証展示した。 |
3 | アスエロ地域は水田が少ないため、飼料としての稲わら利用の調査・実証展示が進んでいない。 | 稲作を行っている所で稲わらの飼料利用を実証展示する。 |
4) | マニュアルの作成 | 飼料生産技術に関するマニュアルを作成 | 技術マニュアルが配布され、技術の普及が促進される | 掲載内容等検討中 | 4 | 8種類のマニュアルを作成、配布した。 | − |
3.技術者研修 | 技術研修会等の実施 | 技術研修会が開催される | 飼料生産管理セミナー、農機具整備セミナー、サイレージ調製農場研修を開催した | 4 | 多岐にわたる技術の普及には更に多くの研修実施が必要。 | 今後も継続した飼料生産管理セミナー等を実施 |