ル・コルビュジエオリジナル版画販売

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アートギャラリー
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SANSANICHI


ル・コルビュジエ (1887-1965)

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銅版画集 『ユニテ』1965年より

   (セットの中から6点を一点づつ額装してのご紹介) 発表時は銅版画20枚セット箱入り
(カラー17点、モノクロ3点)限定130部

シートサイズ:57.5×40.0cm
発行:Atelier Crommelynck



No.6

ご約定

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No.4

ご約定

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No.17
129,600円(額・税共)




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ル・コルビュジエのグラッフィクアート



 20世紀を代表する建築家 ル・コルビュジエ(1887-1965)は、スイスのラ・ショ−=ド=フォンに生まれ、当地の美術学校で学んだ後、ウィーン、ベルリンで建築・工芸の新しい運動に触れ、パリでキュビスムの影響を受けました。
1918年、理性的で秩序のある構成を目指すピュリスム(純粋主義)を唱え、画家としてデビューし、雑誌「エスプリ・ヌーヴォー」でそのピュリスム運動を展開しました。
 建築は、ペレ、ベーレンスに短期間師事したほかは独学で、1927年、ジュネーヴの国際連盟本部の設計コンペティションに当選して建築家としての名をあらわしました。代表的な建築は、ポワッシイのヴィラ・サヴォア(1929-31)、マルセーユのユニテ・ダビタシヨン(1947-52)、ロンシャンの聖堂(1950-54)などがあります。 国立西洋美術館(東京・上野 1959)も彼の数少ない美術館建築作品のうちのひとつです。
 ル・コルビュジエ建築の特徴は、ピロティー(柱)、骨組みと壁の分離、自由な平面、自由な立面、屋上庭園にあります。 国立西洋美術館の本館はこれらに加え、展示室の中心にスロープで昇っていく渦巻き形の導線に特徴があります。
  ル・コルビュジエは1938年に「造形作品ー絵画・デッサン・建築」という著書を出版しています。
 絵画作品はル・コルビュジエを識る上で重要なジャンルです。建築と絵画は彼の創作活動の両局面であり、理性と感性のバランスをとりながら、両者を駆使したと言っても過言ではありません。特に版画制作に興味を持ち「直角の詩」(1955年)を始め多くの作品を制作しました。 版画作品は大胆な画面構成と鮮やかな色彩が、独特の絵画空間をつくりだしています。
また「ユニテ」 は1965年 の作品で 、アクアチントという銅版画の技法を用いて制作され、地中海に面するカップ・マルタンで制作され、没後に発表されました。 建築ユニテダビシオンとも「直角の詩」とも連動する重要な作品です。生命力溢れる地中海の風土が感じられる名作版画です。
 ル・コルビュジエが使う 「UNITE (ユニテ) 」 という言葉のイメージは彼の後期の制作活動において重要であり、個々のユニット (一つ一つの単位) が集まって、全体が組織体に統合されるという思想を表しています。