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パラオパシフィックリゾートホテル 
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パラオ運用記 2004年2月

2004年2月、2000年11月以来2度目のパラオ(T88)運用をおこないました。

今回もPPR(Palau Pacific Resort Hotel)のレンタルシャックを利用することとし旅行代理店に連絡したところ、最初の計画を1日早めるとJALチャーター便が利用できるとのことで、前回のコンチネンタル・ミクロネシア航空のグアム島乗り継ぎに対して時間的に約半分の時間でパラオに着くことのできる直行チャーター便で行くことにしました。

 パラオでのアマチュア無線免許は申請から1年間の有効期間なので前回の免許は期限切れのため、今回新たに申請しなければならないのですが、以前の免許証を提出することで、前回と同じコールサインでの免許を受けることができました。パラオのアマチュア無線免許はgeneralクラスだけで、日本での無線局免許でT88xxのコールサインが免許され、1kW運用ができます。

 PPRのレンタルシャックは3.5〜50MHzのアンテナ、無線機2台、リニアアンプ、DC電源、マイク、ヘッドフォン、パドル、接続ケーブル一式が用意されているので、SSB/CWでの運用は時計とLOG BOOKさえあれば手ぶらで行ってアマチュア無線を楽しむことができます。今回は、8Q7以来楽しんでいるSSTVを運用するため、SSTVでの使い勝手のよいFT-857とノートPCを持参しました。
 JAL直行便は2月10日20:50成田発・11日01:40AMパラオ着予定なので、ホテルにチェックインできるのは3:00AM頃になり、睡眠をとった後無線機をセッティングしてオンエアできるのは11日昼前と考えていたのですが、実際は・・・・・

 当日空港へは、道路渋滞もなく、予定時間よりかなり早く到着でき、ツアー受付開始時刻より1時間以上早く航空券を受け取り、チェックインもスムーズに終了したので、のんびりカード会社のラウンジでくつろいで早めに夕食をとって、出発予定時刻の1時間前に出国手続きをすませました。ところが、予定搭乗ゲートへ行ったところ、搭乗ゲートがD99からB65へ変更になったとのこと。成田空港第2ターミナルのD99ゲートはサテライトにありシャトルを降りて右側へ行った突き当たりで、B65ゲートは出国審査をでた後、シャトルに乗らず右方向へ行った突き当たりです。しかたなく、サテライト右端のD99ゲートからシャトル乗り口へ戻って、シャトルを逆方向へ乗り(この方向は到着乗客用のため戻るための入り口がわからず係員に聞いてわかった。本館についた後、乗り継ぎ客用のセキュリティチェックを受けてやっと出発ターミナルに入ることができた)、さらに本館右端のB65ゲートまで移動することとなりました。

 予定搭乗時刻を若干過ぎてからの搭乗となりましたが、全員が搭乗を終え出発と思われたのですが、なかなか出発しません。しばらくして機内アナウンスがあり、無線装置が不調で出発できないため無線機を交換修理するとのこと、その間、飲み物が配られました。小一時間すぎて、無線機を交換したが状態が改善されないためアンテナを交換する、また、アンテナを交換するためには垂直尾翼の外板を取り外す必要があり、時間が必要との機内アナウンスがあり、今度はアイスクリームが配られました。このチャーター便はリゾート直行で乗り継ぎもないので乗客の焦りもなく、待つこと2時間弱で修理が完了し、成田空港を出発することができました。この遅れは途中のフライトで取り戻すことはできず、1時間半以上遅れてパラオ国際空港に到着、入国・税関審査を終え、送迎バスに乗って宿泊ホテルに着いたのは朝5時前でした。

 チェックインが終了して部屋に入ったところ無線機一式が収納されたテーブルがセッティングされていなかったのでフロントに11日昼頃持ってきてくれるように依頼して、出発前にオーダーしていたスパークリングワインで2度目のパラオ到着の乾杯を終えたときはすでに午前6時を回っていました。
 昼食後、無線機のセッティング・アンテナのチェックを終え、日本時間11日15:30から21MHz SSBで運用を開始しました。前回の2000年11月のコンディションと比べるとQSBが目立ち太陽活動の低下が感じられますが、JAの信号は59〜59+で強力に入感し、パイルとなりました。この日は午後5時からホテル主催のサンセットパーティがプールサイドで開かるとのことで、無料のビール・ワインにつられ5時半で早々と無線を切り上げパーティに参加し、大いに楽しむことができました。

 翌12日、昼間はホテル前のプライベートビーチでのんびりとシュノーケリングを楽しみ、アマチュア無線は午前中10:30までと午後16:00以降の運用でした。午前中にQSOしていただいた北九州のOMから7MHzの運用を勧められ、18:30からは7MHz SSBにでてみました。アジア各国からのQRMが激しく、JAとの窓はかなり限られていて電波が出せる周波数は限定されましたが、強力にJAが入感し海外からは初めての7MHz運用でしたが、予想以上に多くのQSOができました。
 13日は前日予約したジャーマンチャンネル&ロングアイランドツアーに出かけました。スピードボートでロックアイランドを巡って数カ所のシュノーケリングポイントで熱帯魚と遊び、パラオの海を満喫してホテルの桟橋に帰ってきたのは16:00時過ぎでした。夕方の21MHzは、対JAは59で入感はしますがQSBがあり、夕食後のEU方面もこちらのCQに対し単発の応答はあるもののコンディションはベストではなく、いまいちでした。

 14日の土曜日は観光などの予定を組まず全くフリーで、無線三昧の一日としました。昼間は21MHz・夕方からは7MHzを主に、海外からの運用を楽しむことができました。午後は時間的に余裕ができ、21MHz SSTVにでてみました。持参した98年製ノートPCが不調で([USER]キーに登録されているIEが勝手に起動してしまうことが帰国後に判明した)思ったようにはできなかったのですが、4局とQSOができました。土曜日でもあり、パラオで聞いていると21.340MHzのSSTVメイン周波数の電波がとぎれることがなく(特定の局がCQを出し続けていて、しかもその局の同期信号が不安定)、CQを出すチャンスが少なかったこと、±3kHz上下の周波数ではCQを出してもほとんど応答がなかったことが原因で、SSTVの交信局数がのびなかったと思われます。夜の21MHzコンディションは最悪でほとんど聞こえず、他のバンドもよくない状況なので、この日は早めにあきらめることになりました。

 14日まではたまにスコールがある程度で天候に恵まれ、夜明け前には南十字星がきれいに見えていたのですが、15日は朝から雨が降り続く天気となってしまいました。この日は帰国の日です。午前11時までにチェックアウトとのことなので、無線機を片づけつつ10時近くまで運用し、今回のパラオ運用を終了しました。部屋にいるときは、SSTV運用時以外は、FT-857のビーコン機能を利用して50.130MHzで電波を出し続けたのですが、このバンドのコンディションが悪く、結局50MHzでは1局も交信できませんでした。今回のトータル交信局数は約600局で、50MHzの交信がなかったため、前回の約半分でした。


リグ
 FT-920 + VL-1000 、 FT-857
アンテナ
 FORCE12 3C (21MHz) 、 ZEPP (7MHz)
コンピュータ
 CF-C33 (MMX 233MHz)
SSTVソフト
 MMSSTV V1.09

 
T88OG LOG 
 
DXCCルールによりログは公開停止としました

 
T88WM LOG 
 DXCCルールによりログは公開停止としました