なぜか懐かしい島

2002年1月11日(金)

 前日慌てて荷物を入れ替えて、訳が分からなくなったトランクを2つ抱えて出発。
だって急に50WパワーのRigを置いていくことになったのだ。
それでも5W機だけでも持っていくなんて、さすが・・・
 成田の駐車場は11月(ニューヨークテロ以後)の淋しさとは打って変わって以前に近い状況。
やはり相当寒くて、息も鼻息すらもまるでゴジラの吐き出す放射能の如き有り様だった。
ガチガチ歯を鳴らすような駐車場から、成田第2ターミナルへ。
何しろマイレージポイントの無料航空券でもツアーではないので、さっさとチェックイン。
ところが不慣れなお姉さんだったので、時間はかかるやら間違えられて放送で呼び出されるやら
…私たちのせいじゃないのに…放送で呼ばれるのは、恥ずかしいよぉ。初体験。
 
 搭乗口に行って思い出した。それはグアムが近かったこと。
つまり幼い子供連れで行きやすい。おおぜいの子供に囲まれたフライトになってしまった。
ちょっと考えれば分かることなのに、すっかり忘れていた。
搭乗時間になってまずは幼い子供連れから案内が始まる。(ここがポイント@)
我々の席はさすがに無料航空券とはいえ、ツアーではないので割合に出口に近い通路側。
前後に子供連れ。窓側はといえば、ツアーで家族とバラバラに座らせられたオジ様。
まだ他に空席がない訳でもなかったようで、いつのまにか消えていたので別の席に移動したのだろう。
安物ツアーって考え物だ。
飛行機の中はいつものとおり全員が乗り込み、荷物を整理したものを客室乗務員がチェックし、
ドアモードを切替える。(ここポイントA)
それから管制塔と連絡しあい滑走路まで延々と走行する。(ここポイントB)
すなわち幼い子供連れは、滑走路での順番待ちまでに結構な時間座っていることになる。
機体が順番待ちで止まったときに3・4歳位の子供がそっと聞いた。
「お父さん、もう着いたの?」「…まだ飛んでねぇよ」ボソッと答えた父親。ご苦労様です。

 グアム空港はパラオ以来2回目となる。
ところが例のテロ以来警備が厳しくなってトランジットするにも、一度入管審査が必要とのこと。
訳が分からなくて入管審査へ行ったら、審査官も訳が分からなくて
…日本航空の客室乗務員を偶然見つけて困惑している状況を説明。
彼女のおかげでやっと解る審査官を見つけてもらいチェック。
トランジェットチェックは空港内の搭乗口でOKとのこと。
やれやれと搭乗口へ行ってみるが誰もいない。不安になるが、
おそらく国内線同様30分ぐらい前にならないと手続きできないのではないかと考え、待つことにした。
ここでのトランジットは2回目だし、どこに何があるかもおおよそ解る。

パラオの経験が役立つ。のんびり食事をし、ウィンドウショッピングで楽しむ。
 塔乗口で待っていると小型プロペラ機が着く。30人乗りであった。



「あれに乗るのかなぁ」と思っているうちに職員登場。やっとチェックイン。
ところが相方が不安そうに言う。
「おい、ボーディングチケットが俺たちの分を含めて4枚しかなかったぞ。」不安的中。
少ししてやって来た若い日本人女性2名と我々の4名は、
玉ねぎとレタスなどの生鮮食料品のついでに一緒に積み込まれてロタへ向かって飛行を始めたのだった。
 薄暗くなりかけてロタに着いた。
空から見た島は、遠目にも美しい海に抱かれていた。
空港で入国審査があったが、飛行機の中で出入国カードや税関申告書をもらえなかったので、
審査官から貰い受けて記入。
たった4個しかないものだから、トランクはすぐ出て来ちゃうし焦りながらの記入となった。
ちょっと手の空いていた私が荷物をピックアップしたんだけど、YL(Young Lady)2人の荷物がめっちゃ軽いの。
我々の荷物のべらぼーな重さに、ものすごーく反省。次の旅行からは軽くする。
やっと空港の外に出ると、体格も立派な…いかにもミクロネシアの女性が出迎えに来ていてくれた。
べらぼーに重い我々の荷物をひょいと積み込むと、ホテルへ連れていってくれた。

 途中の景色はもう暗くなっていて殆ど解らなかったが、
15分ぐらいでホテルに着いたので飽きることはなかった。
夜風が気持ちよかったことと、送迎バスの窓に網戸がついていたのが新鮮な驚きだった。
 ホテルのカウンターでは日本人の女性がチェックインしてくれたのだが、
これが仕事はするけど愛想が悪いという現地の人との正反対のタイプ。
仕事が遅くても、愛想が良い方がリラックスできるような気がするなぁ。
案内されたのがオーシャンビューの部屋だった。
早速いつものように荷物の整理をした。
有難いことに、たっぷり収納できる箪笥があり、2ベッドルームの両方にクローゼットがあった。
おかげで、滞在中荷物の処理で困ることも無くスムーズな動きをとることが出来た。



 片づけがほぼ終了した後、夕食にレストランへ。
ここでコース料理を頼んだら…なんと膨大な量。明日からはコース料理はやめようと心に誓う。
シャンパンも何か違う味だし、キールロワイアルも知らない味だし
…ロタでは葡萄系の酒はやめた方がよさそう。
料理に期待はしないこと。
(2003年2月の時点で大いに改善されていた)

 レストランから部屋へ帰るとき空を見上げて感激。
満天の星。
久しぶりで降るような星を見上げる事が出来た。
星ってこんなにもすごい数、あったんだなぁ。
 夜は冷房を止めてちょうどよい感じだった。ロタの涼しい季節なのだそうだ。
何もしていない割に疲れていたのと、何も遊ぶ所がないので(バーも10時まで)早々に入眠。
酒もあまり飲まないし(飲めない)早寝するし、ロタに居ると健康になりそう。

1月12日(土)

 いつもの如く、私は暗いうちから目が覚めた。
明るくなって来たのは6時過ぎであまり日本と変わらない気がした。
勿論時差があってロタの6時は日本の5時だけど。
相方を寝かせておいて、ホテル内探検。
最近広い敷地のホテルが多かったので(クラブメッドバリ・ダタイ・ラッフルズ等)
小ぢんまりとした施設にビックリ。
その代わり広い敷地の殆どがゴルフコースになっている。
私には無関係な広さだね。10分もしないで探検終了。

 部屋にポットがあったのでお湯を沸した。
部屋にはポットも冷蔵庫もあって実に使い勝手が良い。
冷蔵庫もミニバーではないので、自由に使える。
次に行くときは是非美味いシャンパンとワイン等を持っていきたい。
 簡単な朝食の後無料バスを利用しにロビーへ。
スイミングホールとテテトビーチのどちらかを選択するので、取り敢えずスイミングホールを希望した。
しかし今の時期波が荒くて、そこは危険だという。それならとテテトビーチへ連れていってもらうことにした。
我々を乗せたバスは、運転手の計らいでスイミングホールへ寄った。
バスの中から見ただけではあったが、確かに「デインジャラス」。そのままテテトビーチへ向かった。

 テテトビーチに着いたとたん遠慮がちにおじぃさんがやって来て、
「1日利用でビーチデッキが1台$5。
2台で$10」と話しかけて来た。
2台借りることにして支払うと、後は全く物売りも来ない静かなビーチ。
地元の人と旅行客とを合わせても、20人位という何とも静かで広々とした真っ白なビーチ。
ココナッツの影がビーチに延びて、いかにも南の島そのもの。
海がまたものすごーく奇麗。信じられないくらい透明で、すぐさまシュノーケルを身につけて水中へ。
驚くほど透明なのだけど流れも強くて、浮かんだとたんに流れに乗って海岸へ持っていかれるような感じ。
沖に流される訳じゃないので安心だけど、水中写真を撮りたくても流されてしまうので悪戦苦闘してしまった。
多分あの流れがあるから、あの透明度があるのだろうな。



 昼食を摂りにホテルへ戻り、食後ロビーにいくつかの予約をお願いに出かけた。
まずボートトリップの予約。ダイブロタ、@$25。それから当日のBBQディナーの予約。
そしてネイチャースパの予約。これで滞在中の予定は殆ど予約。
あとはサンデーブランチ(シャンパンブランチ)に参加するだけ。

 この日の午後は、ともかくアマチュア無線。
前日のうちにセッティングしてあったアンテナと、当日上げたアンテナで運用。
ブティックで購入したビールを飲んで私はお昼寝。
有難いことにJAが開いていて、CQを出せば呼んでもらえるような状況だった。・・・無線用語です

 夕食に行って「ヤバイ」と思った。
BBQ参加が我々2人だけだったのだ。
仕方なく席に着くと、何処からとも無く3匹の猫たちが集まって来た。
おこぼれに与かろうというのだろう。おかげで助かった。
前日のコース料理で推して知るべき量だったのだ。
手を付けただけで殆ど残してしまった中で、肉類だけは奇麗に無くなったのは偏に猫達のおかげであった。
1匹は右目に障害があるけれど人懐っこい猫で、私の手から餌を食べた。
もう1匹は真っ黒な猫で一番小さく、訴えるような目でじっと私を見上げていた。
最後の猫はとってもシャイで、1番遠くに座って待っていた。
食べるごとに少しずつ近づいて来て・・・それでも1番シャイな仔だったな。
BBQで出たサラダもスパゲッティもご飯も、デザートのフルーツさえも残してしまった。
勿体無かったけれど、あんなには食べ切れない。猫たちの協力に感謝。

1月13日(日)

 なんとなく嫌な天気。海と空が繋がって見えるものが通り過ぎてゆく。
でもま陸は大丈夫そう。

サンデーブランチを楽しみに、散歩へ出かけた。
前日連れていってもらったスイミングホールなら歩いていけそうだった。
そこでフロントから地図をもらって、カメラをぶら下げてお出かけ。
思いっきり坂を下って海沿いの道に出て(海は見えなかったけど)約30分。
ゴルフ場の渕を回るように歩いて目的地へ着いた。
天気が悪いのであまり奇麗な色が出ていなかったのが残念だけど、
真水が沸き上がり海水と交じり合う透明な天然のプール。
波が荒いので泳げなかったけれど、季節がよければ楽しいのだろうなと思わせた。
魚が沢山泳いでいたもの。
 きついのは帰り道。
上り坂で言葉も出ないくらいになりながら歩いた。
ミネラルウオーターと汗拭きタオルを忘れたことを大いに反省。
ホテルの部屋に帰ったときは、二人ともシャワーを浴びたようにTシャツがグショグショになっていた。

 サンデーブランチの時間になったので楽しみにレストランへ行くと、「CLOSE」の看板。
まさか・・・フロントに確認に行くと「今日は、やりません」とのこと。人が少なすぎたんだねぇ。
空腹と不満を抱え、ランチタイムまで我慢。
ボートトリップとサンデーブランチだけは外せないと思っていたのになぁ。
この旅行で、あんなに空腹を感じたのはあの時が最初で最後だった。
 
この日はともかく天気が悪く、スコールのような雨が降ったりちょっと晴れたりの繰り返し。



いわゆる無線日和と言う訳で、無線でQSOしたり、
NHKの「全国都道府県別女子駅伝」など見ながら昼寝をするという、
何しにロタまできたんだ?状態の1日になってしまった。
無線のエンティティとしてはサイパンと同じでパラオ程珍しくはないのだが、
それでもロタから運用する人はめったにいないらしく、結構呼ばれた。
これは実に有難い雨の日の暇つぶしになった。
あまりにやることがないので、スパにでも行くかと予約に行ったらもう満員でだめ。
やっぱり今日の今って訳には行かないらしい。施術者もいなかったのだろうな。

 夕食は前2日間の反省を元に「アラカルト」で注文した。
ワインも駄目だし、ビールは好きじゃなかったのでこの日はフレッシュジュースを注文。
サラダとテンダーロインをミディアムレアで焼いてもらった。
これが美味しかった。肉、美味い。ライスも付いてきたので、この量で丁度。
何だかやっと勿体無くない食事をする事が出来た。
サラダも二人でシェアすれば丁度いい量だし、3日目にしてやっと適量な食事の見当がついた。
しかも今までで一番満足。とても幸せな気分になった。
 この日初めてBARへ行った。
シャンパンもワインも駄目だから、せめて美味しいカクテルがないかと思って・・・発見!
「モカ」というカルアベースのカクテル。
これが良い。すっかりお気に入り。
はっきり言ってアルコール度は低い。言い換えれば飲みやすいのかな。甘口カクテルだった。
ブランデーアレキサンダーがあるとよかったのになぁ。

1月14日(月)

 予約していたボートトリップに参加するためにロビーへ。
ダイブロタというアメリカ人の経営するツアーに参加したのだが、
確かに言葉は英語で不安はあったけれどなかなか信頼できる案内人(社長さんだったのだけど)で、
とても良いポイントへ連れていってくれた。
メンバーは3カップルで、日本人が5人アメリカ人が1人だった。
 船がポイントについて、「ドボンと飛込みなさい」といわれ挑戦。
でも私はいきなり飛び込んだことが無く、一瞬のうちにパニックに陥ってしまった。
ゼーゼーとシュノーケルで息をして何とか落ち着こうとする。
なかなか動悸が治まらない。
これでシュノーケルに海水でも入って来たらおしまいだな、
などと考えたけれどしっかりマスクは顔にへばり付いており、シュノーケルはスムーズに息をさせてくれた。
 完全に平静を取り戻すまでに少しかかったけれど、落ち着いてからは感動しっぱなし。
なにしろものすごい透明度。
しかも何とも言えないブルー。まるでブルートパーズの中を泳いでいるようなのだ。
しかもそれがお魚さんたちを染めることのないブルーで、色鮮やかな魚の群れの中に漂う事が出来た。
パラオとどっちが奇麗だったろう。



浮遊物が少ない分、ロタの印象が強い気がする。お魚さんはパラオの方が多かったかな。
案内人さんが餌を撒いてくれるので、沢山の魚に囲まれて触ったりもできてしまった。
心配だったふくらはぎの調子も上々で、ともかく最高級のシュノーケリングを楽しむ事が出来た。
 でも、私の体力の無さを思い知ったのも確か。一時間持たない。
パニックに陥って体力を無駄に使ってしまったせいか「波酔い」。
船にあがってもきっと「船酔い」だろうとは思ったけれど、
シュノーケルしたまま嘔吐するのはかなり難しい話なので取り敢えず乗船。
先に戻っていた女性は寒かったせいらしい。
生欠伸が出て、涙が出てシンドイ私をよそに元気なメンバー。
暫くして一旦休みに船に戻って来たメンバー゛を襲ったのはスコール。でもすぐに晴れる。
私はもう体力の限界で再び泳ぐことはなかったけれど、メンバーは再度海へ。みんなガンバルなぁ。

 ホテルに戻ってルームサービスで昼食。
ウトウトしたらスパの予約時間になってしまった。
急いでロビーに行くと、担当者がもう待っていてくれて案内してくれた。
フロントで簡単なアンケートに答えてアロマテロピーのオイルを決める。
着替えて施術室へ。静かでヒーリング音楽が流れ、寛ぐ香に満たされている。
もうこれだけでリラックスしてしまう。後は半分以上ウトウト状態で施術してもらう。
すっごく気持が良いのだけれど、終わるときが淋しい。
現実に連れ戻されるって言うの?祭の後の淋しさみたいなものかな。
また来たいなぁと思ってしまう。

 翌日の昼にはチェックアウトなので荷造りを始めた。
だいぶ消耗品は消費したというのに、なんで重さは変わらないのだ?
つまりは手荷物として持込んだものが荷造りされたのだ。
私たちの旅行は本当に荷物が多すぎる。
もう少し軽減に努めよう。
でも思わず蚊取りマットや、医薬品。その他いろいろ放り込んでしまうのだよね。
いや、その量たるや・・・次の旅行では絶対に減らそう。

 夕食はアラカルト。最後に来てやっと定番が出来た。

1月15日(火)

 出発準備。暇つぶしに多大なるご協力をいただいたRIGとアンテナを詰め込む。
11:30に送ってくれるというので、11:00にチェックアウト。
 この日もあまり良い天気ではなく、風が強かった。

 空港に着くと、スタッフがチェックインしてくれた。
でも我々の前にチェックインしたのはなんとタロ芋。何とな〜く往路を思い出す。
出発までに時間があったので、空港のレストランで軽く食事。
これが結構安くて美味しかった。
$1でコーヒーや紅茶が飲めるし、ホットサンドウィッチなんかも安かった。
うどんとかヤキソバなんかもあったりして・・・
 搭乗手続きが始まって気がついたのだけど、
手書きのボーディングチケットが「サイパン」行きになっていた。
でも荷物は「グアム」行きになっているし・・・おばさん、「まっ、いっか」って通してくれちゃった。
乗るときにチケットをもぎるおねぇさんなんて、チケットを見もしないで切っちゃうし・・・おおらかだなぁ。

 復路の飛行機は定員の半分、15人くらい乗り込みあっという間に飛び上がった。
往路のことを考えると、これは画期的な人数。でも、旅行者は我々ぐらいだったみたい。
グアムまでは実質15〜20分程度なんだけど、この日は風が強くて
・・・飛行機が着陸しようと高度を下げると斜めに降りていくような形になって、
つまりは体が浮いて・・・恐怖の絶叫マシーンに乗っているような気分に。
「こえーよー」と日本語で嘆いたら、
「この程度の事で、何騒いでるのだ」と同乗者たちから冷たい目で見られてしまった。
でも、落ちるんだよ。浮くんだよ、身体が・・・思わず肘掛けにしがみついていた。
「や〜め〜て〜!!」地面に着いたときは嬉しかった。
ジェット機じゃまずあじわえない貴重な体験だったけど、もういい。1回で十分。



 グアムに着いたら、入国審査。そのまま荷物を取りにバッゲージエリアへ。
なにしろ荷物を貰わなければならない旅行者なんて僅かだから、すぐに受取れてしまう。
そこから国際線のJALのカウンターを捜してウロウロ。
分かり難かったけど、何とか見つけてチェックイン。
さすがに日本人ばかり。当たり前か・・・
混雑を避けるせいか人手の関係か、なかなか出国審査を始めてくれない。
気の短い日本人は、黒山の人だかり。入れちゃえばいいのにね。
何とか人垣をかいくぐって出発ロヒ゛ーへ。
お土産を買ったりちょっと休んだりして時間待ち。そして登場口で待つこと暫し。
 自分もそうだからあまり言えないのだけど、日本人は気が短い。
もう座席は決っているのに、早く乗り込みたいと思う。
荷物を先にしまい込んで、場所取りしたいというのが私の目的。同じような人が多い。
そこで時間前にゾロゾロ並びだして、そこで待つことになる。

 復路も通路側の席を確保していたため、窓際のツアー客は不自由だったようだ。
今回もいつのまにか消えてしまったもの。
ミステリーじゃないんだから、当然違う席に移ったのだろうが、安物ツアーは怖い。
家族とバラナラだったみたいだもの。
無料航空券でも個人旅行は優先らしい。
 飛行機から降りるのは出口に近いので早かったのだが、入国審査官が小人数だったため長蛇の列。
なかなか進みゃしない。おかげでバゲージエリアに着いたときには、もう我々の荷物は2順目に入っていた。
ちょっと対応が遅すぎ。
 丁度ピークの時間だったせいだろう。相方が携帯で駐車場に連絡すると「もう着いてます」と言う。
すぐさま車を引き取って東京へ向かう。お疲れ様でした。


後書き

 2002年に初めてロタ島に行ってから、すでに2回往復している。
2004年9月には4回目の旅行を計画しているので、大いに気に入ったリゾートと言える。
トランジットをしなければならないのは確かに面倒なのだが、何しろ心地よい。
南の島を満喫できる。
 最近はずっとグアムではなくて、サイパン経由で訪れている。
その方が1回だけの入国審査で済むからだ。
また、サイパンがグアムに比べて素朴なのも魅力だ。
私達はほとんど買い物(ブランド品等)はしないので、サイパンでチョコレートを買うくらいで丁度良いのだ。

 小学生の頃、親戚郎党一同で旅行していたのを思い出す。
東京駅(成田)で乗換えて熱海(サイパン)へ行き、更に乗換えて伊東(ロタ)の温泉に旅行に行く。
そんな感覚だろうか。あの頃はとても遠くへ行くような気持だった。
でも今の私の感覚では、その頃の伊東温泉よりも現在のロタの方が近くに感じる。
世界が小さくなってきているのだろうか。
 食事もワインも、初めて行った時よりもはるかに良くなっている。
ノンビリしたくなった時には、お薦めの南の島だと思う。


2002年1月 グアム経由
 2002年6月 サイパン経由
 2003年2月 サイパン経由

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