カビラ第1日目

早朝から目が覚めて、ウロウロ。午前2時って寝る時間であって、起き出す時間じゃない
ような・・・一通り荷物の確認をして、3時半にもう一度布団の中へ。
小学生の遠足前夜のよう。私って、いくつだ?

二度寝から起きだして洗濯をし、その辺を片付けてからいよいよ出発。片方のスーツケースに
無線機を入れているので、もう一方は二人分の衣服などが詰まっている。
そんなわけで、二つとも20sの大荷物。
こんなのを持って横断歩道橋や、地下鉄の階段は・・・無理
タクシーでJRまで行き、私鉄で羽田へ。
電車内で、同行する息子からメールが・・・何と、待ち合わせ場所の地図を忘れてきたという。
説明したくても、メールでどうやって説明できる?2〜3回メールをやりとりしていたら・・・???
もしかして同じ電車じゃない?親は最後尾、息子達は最前の車両に乗っていた。
無事に合流。

飛行機は石垣島直行便だったのだが、3時間10分の飛行予定時間。こりゃグアムに着いちゃう。
(笑)寝不足なはずなのだが、隣に座ったおじさんが肘掛けを占拠していて、
小さくなっていたので寝付けず・・・
そうこうしているうちに飛行機は石垣空港へ。
お天気は曇り。気温は東京より10℃ほど高め。
暑がりの私は、上着を2枚脱いで半袖姿に
・・・それからリゾートホテルまでバスで40分ほどかかり、やっと目的地に着いた。

部屋は、パブリックエリアから一番離れた場所。海に一番近いところ。碧い碧い海が見渡せる。
いつも通り、相方は無線機のセット。私は衣類と日用品の整理。
バタバタと自分たちの部屋を作る。


ディナーは、息子達と時間を示し合わせてレストランへ。
相変わらずこのホテルのブッフェは種類が半端無い。
ビールもワインも、特別なお酒以外はすべて宿泊代に含まれている。
さすがに、寝不足に飲み過ぎで第1日目はバタンキュウ。
これからがリゾート本番。まずは、体力回復から・・・


カビラ2日目。

朝食前に、海岸を散歩。
風が吹き抜けると寒さも感じるが、実に爽やかで気持ちが良い。
レストラン前で息子達と出くわして、一緒に食事。ちょっと昨日飲み過ぎたかな。
朝ご飯は軽めに済ませた。
息子達とはディナーだけは一緒にするが、後は自由に行動することとした。

この日は日曜日だったので、相方は無線を中心に過ごすことにしていた。
私は絵はがきを買い込んで、友人達に発送。
ともかく眠くて眠くて・・・相方の声を聴きながら、ひたすら眠り込んでいた。
私って、こんなに眠れたんだと、ちょっと感動。
最近、眠れない日が続いていたもの。開放感からかも知れない。

おかげで、夜はバーで楽しく過ごすことが出来た。12時近くまでワイワイ遊んでいられた。
こりゃグアムの二の舞になりそうだ。


カビラ3日目

今日は少しアクティブになろうと、アーチェリーに挑戦。
何回かやったことはあったのだが、すぐにやり方を忘れてしまう。
でも、的をスパーンと射貫いたときの爽快感はたまらない。
その代わり大きく的を外してしまって、矢を拾いに行くときは恥ずかしい。

海にくるぶしまで浸かってみたが、さすがに南の島とはいえ4月の日本。
勇気ある若者くらいしか、泳いでいない。
せっかく水着にも着替えたのだが、おめおめと部屋に戻ってしまった。
根性無しだが、仕方がない。
このリゾートには、熟年と呼ばれる方々が多い。
次は小さな子供連れの夫婦か、お母さん同士で小さな子供を連れてきているか
・・・そして、社員旅行のような男性の団体。

海に入っている人達をのんびり見つめている熟年達が多かったので、
まだ足首まででも海に入った我々は偉い。(五十歩百歩)笑

この日もバーでノンビリするつもりで居たら、
議論好きの熟年男性に捕まってしまって「優等生とはなんぞや」と延々と論じられてしまい、
ほうほうの体で逃げ出した。
別の日に見掛けたときも議論を繰り広げていたから、余程好きな人なんだろうなぁ。
私はずっと、その人から逃げ回ってしまった。
だって、難しい議論よりノンビリしたかったのだから・・・


カビラ4日目

朝から雨降り。半袖半ズボンで歩き回っている人は少ない。
ウィンドブレーカーを羽織っているスタッフが多かった。
結構強い雨で、室内スポーツ施設は満員。

雨の日のためのレース編みを持って行ったのが大当たり。
雨の日風の日に編み針を動かして、作品を作り上げた。



この日はSpaの予約を入れていた。でも、昨日のアーチェリーの影響で筋肉痛。
アロマテラピー70分を90分に延長してもらった。
足裏マッサージの時は、痛いの痛くないのって・・・痛い〜〜っっ
全身左側がガチガチで、セラピストの指が全く入ってこないっっ。
でも、だんだん気持ちよくなってウトウトしてしまった。極楽。

その時にセラピストさんが語ったお話・・・
つい先週まで、ドイツ人のご夫婦が2週間ばかり滞在なさっていたんです。
まだ小さなお子さんを二人連れておいでになって、
ずっと面倒を見ながら過ごしていらしたんですね。
ですから「何もアクティビティに参加できなくて残念ですね」って申し上げたら、
とても不思議そうに「えっ?」って仰たんです。
「だって、リゾートって何もしないことでしょう?僕たちは充分リゾートを楽しんでいますよ。
ゆっくり眠って、ゆっくり食事をして・・・子供達とノンビリ過ごして。
最高のリゾートでしょ?」

おぉ、それなら私達は充分にリゾートをしている。
「朝寝して、夜寝するまで昼寝して、たまに起きてはうたた寝をする」
雨の日も、風の日も、十二分にリゾートできていたなぁ。

ディナーの時、今日が誕生日だった息子の相方にホテルから、
バースデーケーキとバースデーソングのプレゼントがあった。
ホテルのスタッフが10人以上私達のテーブルをぐるりと取り巻き、
拍手と共に「Happy Birthday」を合唱。
ケーキのロウソクを吹き消して「オメデトウ」と合唱。
スタッフだけでなく、
その部屋にいた全員の人達が拍手をして祝ってくれた。
恥ずかしそうだったけれど、思い出に残る誕生日になったかな?

食後、いつもの通りバーでライブ音楽を聴き、ダンスをする人達を眺めて雨の日を終了。


カビラ5日目

この日は末娘がイタリアから帰国する日。
1人で留守番をしていた上の娘の待ちに待っていた日。
余程寂しかったのか、成田まで迎えに行くという。
そのまま銀座に買い物に行き、カラオケに繰り出したようだ。
そしてこの日、息子達が帰宅した。

激しい雨は止んだものの、風の強い日。
波も高いのに、マリンスポーツのウィンドサーフィンが疾走していた。
風を切って走るって、あぁいう姿なんだろうなぁ。

あまりに風が強い日だったので、無線のワイヤーアンテナが屋根に引っかかると切れてしまう。
仕方がないので仕舞い込んだ。おかげで無線も出来ない。
海も荒れている。時折雨も降る。で・・・お昼寝。何もしない贅沢を思い切り満喫。


ディナーは、息子達が帰ったのでのんびり食べる予定だったのだが・・・
60代1人、70代3人の元気なお姐さん達につかまってしまった。
このお姐さん方がまたパワフルで・・・某市のスポーツクラブで知り合った仲間とかで、
この日の強風と荒波をものともせずにシュノーケリングに参加したらしい。
嬉しそうに、その日のボートは4人だけだったと話してくれた。(笑)
女は65歳を過ぎてから華なのだそうだ。
男は会社から解放されると仲間がいなくなるが、女はそこから楽しみが始まるという。
キャラキャラと笑いながら、モリモリ食べながら、グイグイ飲みながら、
ワイワイおしゃべりしていた。私達はお姉様方に振り回されっぱなし・・・

どうやって部屋に帰ったのか・・・思い出せないくらいヘトヘトになってしまった。(笑)


カビラ6日目

前日のパワフルお姐さん方に振り回されて、ぐったりと目が覚めた。
つ、疲れた。
暫くぼ〜っとしていたが、外は晴れ間が見え隠れし、まだ風は残っていたけどお散歩日和。
意を決してホテル内を散策することにした。

プールではちょっぴり足をつけてみたが、思ったより冷たくはなかった。
だがしかし、これで泳ぐと言うことになれば風で体温を奪われ、
{{{{{{(><)}}}}}}となることは目に見えている。


私達が泊まっているエリアとは反対側のエリアまで歩いていった。
反対側は崖の上になり、景観が随分違っていた。
ホテルの前に広がる海辺も散歩。



この日は私の誕生日。
議論をしたがる方々とか、パワフルなお姐さん方と一緒に食事をする気には
どうしてもなれなかったので、二人でゆっくり食事が出来るようにリクエスト。
二人席に案内してもらった。

相方が特別に注文してくれたシャンパンで乾杯し、
ケーキとお祝いソング抜きでゆっくり食事。
でも、偶然同室で誕生日を迎えられた方があり、「Happy Birthday」と「おめでとう」を
唄ってくれていた。ラッキー



いつもの通り、食後はバーでのんびりしておやすみなさい。


カビラ7日目

私達の旅行の中で唯一の観光、「竹富島」へ行ってきた。
出発が午前8時。毎日ダラダラ過ごしていたので、気合いを入れて早起き。
バスで石垣市街地に向かい、離島への高速フェリーに乗った。
ほぼ10分程度で竹富島に到着。お天気も上々。さすが「晴れ女」

港からすぐに水牛車に乗車。
ゆっくりゆっくり「八重」ちゃんという名の女の子が曳く牛車で、村の中を歩き回る。




シーサーは口を開けているのが♂で、閉じているのが♀だとか・・・
♂は幸せを捕まえるべく口を開け、
♀は捕まえた幸せを逃がさぬよう口を閉じているのだそうだ。


牛歩の歩みでゆっくり見て回った後、唄で有名な「星の砂」の海岸へ・・・
結局、自分では見つけられずにお土産やさんで入手(笑)

もう、無防備な爆睡ネコ。大勢の人がざわめいているのに、起きることはなかった。
でも・・・かわいい。



そこから竹富島唯一の海水浴場、コンドイビーチへ・・・
高校生くらいの若者達が大勢で、ビーチバレーなどで歓声を上げていた。


竹富島観光はここまで・・・再び高速フェリーで石垣市街へ戻って、お買い物タイム。
魚屋で「海ぶどう」を購入。そして酒屋で「久米仙」6本購入。
どうも酒屋にはいると、飲兵衛の血が騒ぐらしい。
こうして半日の観光旅行は終了。やったぜぃ。

この旅行最後のディナー。
8人掛けのテーブルに居合わせた人達は、全員翌日出発する人達ばかり。
しかもロングステイ(7泊8日)の方々ばかり。
皆さん、一週間を満喫していらした。

思い切り飲んで騒いで部屋に帰るとき、頭上に北斗七星が輝いていた。
リゾート最後の夜にふさわしいフィナーレ