ハワイ島旅行記


9月16日

 21時に成田空港を出発。
シャンパンなど持ち込みたかったが、持ち込み検査が面倒なので見合わせる。
搭乗前に手荷物検査があり、その際乗務員に預ければOKであることがわかった。
グアムに行くときは利用できるかもしれない。

 あまり眠れないまま、16日の午前9時30分にコナ空港に到着。
座席を出口近くに確保していたので、あまり時間がかからず入国検査を通過できた。
荷物もスムーズに入手でき、出迎えのセダンに乗り込みフォーシーズンズホテルに到着。
 チェックインタイムが午後3時だったので昼食を取りながらロビーで待機。
上天気で海の色がすばらしかった。うとうとしていると、1時過ぎにコール。
712ルームに案内される。
WXTは先ずリグとアンテナのセッティング。
私は衣類と細かな身の回り品の整理。何とか眠らぬよう努力。
 午後6時からビーチツリーレストランでBBQディナー。
星空がすばらしく、久しぶりに天の川を観た。
午後8時過ぎに就寝。








17日

 いきなり午前1時に目が覚める。
どうやっても眠れなくなる。3時近くなって諦めて風呂に入ることにする。
次第に眠くなり、やっと二度寝に入る。
7時過ぎに起き出し、散歩。ホテルが広大で地図がないと道に迷いそうだ。
1時間近く歩き回って、食事。ブッフェスタイル。








 午前10時半からスパの予約をしていたので、出かける。
セラピストは男性だったが、
予約がいっぱいで170分のコース予約が取れただけでもよかったみたいだ。
オイルマッサージと、スクラブと、フェイス・ヘッドマッサージでマッタリした時間をすごした。
 WXTのQSO数1局。

 ディナーはメインレストランへ。格式が高いというので、リゾートフォーマルを心がける。


18日

午前3時近くに目覚める。これが時差ぼけというものなのだろうか。
この日は6時45分にロビーでピックアップしてもらう用件があったので、
二度寝の寝坊を避けるためそのままシャワーを浴びて本などを読みあかす。
7時に迎えの車がやってくる。コナ空港に連れて行ってもらう。

ヘリコプターツァーである。
待合室に入ったとたん不安になる。
私たちを含めて6名。非常にファットな男性が二名。中々ファットな女性が一名。
ごくふつうの体型の女性が一名。・・・浮くかしら?
先ず救命道具のウェストバックが届かない。
エクステンションをプラスしてやっと腰に巻く。
ヘリコプターの席のセイフティーベルトが届かない。これまたエクステンションをプラス。
驚きを通り越して感動すら覚える。

1時間45分ほどのツァーなのだが、火山口や滝やらを巡ることができて感動。
日本人パイロットなので重要なポイントは日本語で説明してもらえた。
飛行機にはある程度慣れてはいるつもりだが、ヘリコプターの三次元的な揺れ方には参った。
上下左右同時に揺れるのって、未経験の体験。
危なかったなぁ。ギリギリ吐かなくてすんだって感じ。
火口をよく見せてくれようと反転また反転するから頭ぐるぐるになるし、
渓谷の滝を見せてくれると気流が不安定だから三次元的に揺れるし・・・よく無事に戻れた。
自分を褒めよう。











ツァーから戻って、キングスショップへ出向く。DFSで買い物するつもりだった。
ともかく朝から何も食べていなかったので、中華を食べることを楽しみにしていたのだが、
残念ながらもうその店はなく仕方なくステーキハウスでハンバーガーを食す。
DFSは思っていたより小さくて品揃えも薄く、やや失望。早々に退却した。
帰りがけのタクシーの運転手が日本人であれこれと情報をくれたのだが、
フォーシーズンズホテルを「お高くとまっているホテル」とあまり好印象を持っていなかったらしく、
そこを選んで泊まっている私にとっては若干不愉快な思いもあった。
まっ、それが現地に住む人の考え方の一つではあるとは思うのだけれど・・・

帰った時間がまだ早かったので、プールを利用した。
部屋のすぐ前にあるキングスポンドには魚が泳いでおり、まずはそこからはシュノーケリング。
ともかく入ったとたんの水の冷たさはハンパなく、「ウギャ〜」なる悲鳴を上げながら入水。
プールといっても海水を引き込み、エイなどが泳ぎ回る自然の海に近づけている。
1mほどもあろうかという魚から、群れ泳ぐ小魚まで色とりどりの姿に感激。
いきなり4mばかりの深さのところから泳ぎだしてしまったので、
初めは半ばパニックだったけれど泳ぎ出すにつれて初めて観るエイに感動。
プールのすぐ脇にあるジャグジーは約40℃くらいもある暖かなもの。露天風呂気分で楽しんだ。

 ディナーの前にウェルカムシャンパンを空けたのがいけなかったのか、
ゴルフ場のクラブグリルでコース料理とワインを注文したが、
お腹がパンパンで惜しいことをしてしまった。ガッツクべきではないと反省。


19日

 久々に7時半に起床。何度か目覚めたけれど、さすがに疲れたらしい。
ゆっくり散歩しながら海岸を行くと、文字通り亀の甲羅干しに遭遇した。
遅めの朝食を摂っている際も、岸辺近くを泳ぐ海亀の影を見ることができた。





 部屋に戻って「Do not Disturb」の札をかけて、さらに休眠。
なにしろこの日のメインイベントは夜なのだ。体力温存。

 午後2時20分にロビーでピックアップ。マウナケアへスターゲイジングツァーだ。
このツァーもなかなか人気が高く、ギリギリでOKをもらったような雰囲気だった。
前もって日本から予約をしたほうが良いらしい。
参加人数は自動車の定員ギリギリの13人。
ガイドさんは日系の人で、全く違和感のない言葉で説明をしてくれた。
本人が日系と言わなければ、日本から移り住んだ人だと信じ込んだと思う。
オニヅカセンターに着いて和食弁当を食べたのが4時過ぎ。
5時15分には山頂を目指す。
オニヅカセンターで3000m弱。少し体を慣らしてから山頂へ行くらしい。
頭が痛くなることはなかったけれど、やはり身体が少しふらついた。
Tシャツの上にネルの長袖シャツ。薄手のジャンパーで凌げる気温だった。

 星のTシャツやDVDを購入しているうちに時間となり、山頂を目指す。
すばる天文台で記念写真を撮り夕日を眺める。
このときは流石にツァー会社の用意したダウンジャケットを着込む。
WXTは写真を撮るために手を出していたため、かじかむくらいに手が冷たくなってしまっていた。
夕日を観ながら後ろを振り返ると、マウナケア山の影が雲海の上に映し出され、
今までに観たこともない大きな山影を観察できた。
そして地球の影も・・・ともかく空気が薄い。
気をつけて地上においては「過呼吸」と呼ばれそうなくらい「ハァハァ」と息をする。
オニヅカセンターよりも呼吸に気をつけた。








 夕日終了後センターまで戻り、いよいよ星の観察。
ともかくよく見える。
いつも星空に関心があって見上げているから判別できるけれど、
慣れていない人たちは星の数ほど星があってどれがどの星座かわからなかったようだ。
「天の川は何でできているのですか?」と質問する人さえあり、ため息。

 天体望遠鏡で星団を観、「アンタレス」や「ヴェガ」を眺めた。
何より「木星とその惑星」を見ることができたことに感動。
僅かではあるが縞模様も見て取れた。
パマリカンで土星の輪を観て以来の感動だった。
ともかく星明かりがすごい。
昔、鳥海山で観たことのある影のない明るさ。すごい体験だったなぁ。
 ホテルに帰ってからは、ルームサービスの軽食と、買い揃えておいたシャンパンで乾杯。
最高の夜だった。


20日

 7時30分にロビーで待ち合わせて、乗馬体験ツァー。
前日とは打って変わって私たち2名のみ自動車で連れて行ってもらう。
乗馬に関しては、ホテルのコンシェルジュを通さないツァーへの参加だった。
ホテル側の準備していたツァーにぱ送迎付きのものは無かったらしく、
JCBの紹介記事に載っていた牧場に直接リクエストをして出かけたのだった。

 アメリカNo1の広さといわれるパーカー牧場にあるその牧場に着いて、
先ず一頭の馬と出会う。
種馬だったようではあったがとてもおとなしく、ちゃんと触らせてくれた。
もう一組のツァー客の到着が遅れて(7名でワゴン車に乗ってきて迷ったらしい)ぼんやりと待つはめに陥ってしまった。

 やっと馬に引き合わせてもらう。
まず乗るのに一苦労。なかなかよじ登れない。やっと手を貸してもらって乗り込む。
運動不足がたたっている。

 おとなしい馬たちでリーダーの後をゆっくり歩いてゆく。
一応操り方を教えてもらっているが、もっぱら馬の方が心得て歩いていってくれる。
広い広い見渡す限りの平原を風に吹かれながら馬に乗っている。
ものすごーく気持ちがよい。
坂を上ったり下ったり、変化のある牧場を歩く。
牛たちのエリアを行くときは、好奇心の強い牛たちににじり寄られたりもした。
もちろんこちらから近づくと逃げるのだけれど・・・
だいぶ乗り慣れてきた頃「走らせてみよう」と、早足でリーダーが走り出す。
後続隊は遅れてはならじと走り出す。でも、すぐゆっくりに戻ったな。やっぱり疲れるのかしら。
 私の馬はWXTの馬の後を歩いていたのだが、WXTの馬のスピードが遅いのか、
すぐに近づいてしっぽに鼻面を突っ込もうとしてしまう。
仕方なく馬間距離をとろうとしばしば止めるため、かなりうるさがられてしまったような気がする。
仕方がないので走らせる方法がわかってからは、
WXTの馬を追い越してリーダーの後に着くように心がけた。
2〜3度走らせたかなぁ。気持ちがよかった。

 1時間半くらい乗馬での散策を楽しんで戻った。
馬から下りるとき膝に力が入らなくなって、WXTが尻餅をついてしまったのはご愛敬。
かくいう私も、翌日にはあらゆるところが筋肉痛だったことを告白せねばならない。
乗馬とはスポーツなのである。





 朝食を摂らずにツァーに参加していたので、BBQランチにはかぶりついてしまった。
人心地着いてからホテルに戻った。
 ホテルではのんびりプールサイドで過ごした。
3日連続のアクティビティに若干疲れていたのかもしれない。


21日

 私のスパ以外何も予定のない一日。
でも、ホテルステイ最後となる日。ブランチで11時ころ食事し、2時からのスパへ出向く。
室内ではなく、風の渡ってゆくガゼボでゆっくりまったりさせてもらう。
3時半に部屋に戻り、荷造りにかかる。7時のディナーまでにほとんどの荷造り終了。
暇を見つけてはがきを4枚したためてフロントデスクへ。
いつ頃着くのだろう。
ここのホテルなら、きっと大丈夫だろう。
 無線については、コンディションが悪くて2局しかQSO出来なかったらしい。

それ以外はヘリコプターも、星も、乗馬も満足できた。
ただしヘリコプターについては、再度の挑戦をしばらくは見合わせたい思いだ。

地面の上が一番!!!!









日程

2006年9月16日 21:00 JL70便にて成田発、同日 9:30 コナ着

9月22日 11:00 JO79便にてコナ発、ホノルル経由、翌日 16:15 成田着


宿泊ホテル

Four Seasons Hualalai