皐月(五月)
2003年5月2日
『鳥肌実 福山極秘演説会』
(福山リーデンローズ小ホール)
報告者・虫殿
二度目の参戦、初の外部公演でございます。会場はとても綺麗でお上品
な建物でございました。入り口付近にて、男性に「チケット余っていま
せんか?」と声を掛けられました。どうやらソールドアウトの様です。
ホールはたしか…24席×13列なので、312人収容と思われます。
満員御礼でございます。
内容は轟沈演説と多少かぶっていたもの(北朝鮮、9歳の娘とセックス、
ステッキ手品、等)と、定番のネタ(敬語でセークス、夏江エキノコッ
クス、夏江、ねるとん、自己紹介、など)が沢山聴けたので、鳥初心者
の私としては、かなり大満足&大爆笑でございました。
ステージ上は、『鳥肌実個人演説会』の垂れ幕、その下に日の丸、金屏
風、右端には豪華な花、赤絨毯の演説台(個人的にはビールケースが見
たかった!)。
開演時間約15分押しで、三味線+尺八のBGMが流れ、玉砕スーツに
ショルダーバックを持った鳥肌実氏が登場。会場内、拍手喝采。ひとし
きりポーズを決め、演説台に上り『キタキツネを探しに…』と夏江エキ
ノコックスネタ。そして元気に『おはよーございます!』とご挨拶(笑
顔がステキでございます)。
<ニューヨーク公演のお話>
六尺ふんどし、身体中に竹槍を巻きつけ、背中には零戦の模型を背負っ
たいでたちで公演された、との事。日本語での演説、言葉が通じないの
をいい事にかなりヤバイ事を連発されたそうです。しかし、会場からは
終始“F○CK”“SH○T”の連発。最終的に氏は『OK!カモーン
ファ○ク ミー!』『OK!レッツゴー!』と、菊のご紋を差し出した
ところ、黒人にお尻の毛を一本残らず引っこ抜かれ、ホテルへ逃げ帰っ
たそうです。9.11のグラ○ンドゼロにも立ち寄られ、そこで思いを
馳せたそうです。『ここでアルカイダの戦士が亡くなったのか…』と。
厳戒態勢のその現場に、玉砕スーツの上にトレンチコートを羽織って、
出向かれた氏は、パッとコートを脱ぎ捨て、扇子を片手に『ハットン!
パットン!ハットン!パットン!』とステップを踏んだところ(実際に
その振りの実演をされましたが、とてもかわいらしいステップでした)
警備員に首根っこを掴まれ引っ張り出された、との事。そして『ニュー
ヨーク、もう二度と行くことはない!』と断言されておりました。『次
はベルリン、ロンドン』との事(これも実現しちゃうんでしょうか?!)
轟沈演説でも話された『北朝鮮拉致〜9歳の娘とセークス〜政界・芸能
界における赤』などをテンポよく話されました。“救う会”から抗議の
電話がことり事務所にかかってきたお話。“拉致をネタにするとは、ど
うゆう神経だ!”“なんらかのカタチで活動できなくしてやるぞ!”と。
最近怒る事がないが、これにはかなりご立腹の模様。しかし、ちょっと
怯えている、との事。
<当公演前日のデリヘルのお話>
デリヘルを頼んだところ、B100・W100・H100の女がやって
きて、ドアを10p開けたとこで『チェンジ』と言ったら、タクシー代
¥2000(?)を請求された挙句、次にやってきたのは、麻○彰○似
の女だった、との事。
<夏の“ニイタカヤマノボレ”ツアーのお話>
8.15の北海道公演に関しては、埼玉の右翼から逃げる為だそうです。
昨年の8.15に靖国神社で、埼玉の右翼に鳥居から境内まで、引きず
り回され、一着しかない玉砕スーツが泥だらけになり「冗談じゃない!」
と言うことで、今年は北海道へ高飛びだそうです(沖縄公演に関しては、
何もコメントなかったです)。
<ダンスタイム>
轟沈でも披露されたステッキを使っての手品?、赤ちゃんの人形を抱い
て踊り転がる。そして、アップアップになったらしく、演説台に戻り、
手で×印を出し音楽を止めてもらっていました(このジェスチャーが、
また笑えるのです)。
途中、会場からもモロリ催促の声がかかったみたいなのですが『まだ全
裸になる時間ではない…』とか『日の丸を掲げておるので、その前で、
その様な事は慎まないと…』等とおっしゃり、結局モロリはなしでした。
『そろそろ質問タイムに…』と言われましたが、時間がなかったのか、
これも結局無く、不発に終わりました。
『髪型を変えさせてください…』と流れ星ヘアーにチェンジ。
『どうですか?』と客席に確認(前髪、思っていた以上に長かった!)。
『私、ビジュアル系なんですよ…』とおっしゃる傍から、ヨダレを垂ら
し『10歳になる健太が…』とネタ披露。
『実家では戸籍から抜かれている…』
『選挙権がないんです…』
『ことり事務所負債総額¥2000万…』
『ポータブルプレーヤーでDJの練習を…』(DJ名、忘れました…)
『ニューアルバムを自宅で一枚一枚CD-R機で作成中…』
『竹槍しかない!…』(そして竹槍キーホルダーの宣伝)
『床屋で“ヒトラーの様に”と頼むと嫌な顔を…』
『抗生物質で病原菌を抑えている…』
『この後はホテルに帰って有料チャンネルで…』
と言った具合のお話の間あいだに、
(自己紹介、夏江、ねるとん、敬語でセックス)
「要らない物を処分したら何も無くなりました」
「コンビニのレジで“何もいらん”と言っております」
「ホームヘルパー時代に寝たきり老人に殴られました」など)を披露。
時折、『これは違うな…』『あれ?』『これもいいか…』『えーっと』
などと詰まったり、自問自答する姿が見られましたが、こういった姿も
会場の笑いを誘い、なかなかテンポの良い、中身の濃い一時間半だった
と思います。個人的には初流れ星も見る事が出来たので、大満足でござ
いました。
帰り際には、ショルダーバックからピストルを出そうとすると、予備の
手袋に絡まり、なかなか出せず、素で焦っておられました。そして、何
度も何度も丁寧に深々と頭を下げられ、ご退場されました。