2001年8月10日
「樺太演説」
(札幌市民会館)
報告者・向井殿
開演時間から5分程遅れて客席から華々しく登場。
「夏江がキタキツネを〜」から始まり合間にパフォーマンス
をはさみつつ、パールハーバーネタ、創価○会ネタ、小泉ネ
タ(内容的には、「神風」とほぼ同じ?)
「ヒロポンを一升瓶で買える身分になりました」etc…
最後のあたりに12月に北海道でまた演説をやる、といった
ニュアンスを含んだ(ネタ?)事を言っておられました。
そして「失敬だな、もう帰るよ!」で終了。
約一時間程のノンストップ演説で御座いました。
ちなみに今回は、ビールケースはお使いになりませんでした。
私的には前回の時より内容が濃くて満足度が、高かったデス♪
乱文、雑文で申し訳御座いません。
2001年8月15日
「音楽と髭達」ゲスト演説
(新潟産業振興センター)
報告者・耳
殿
開場10分前に会場に着くと、灼熱の直射日光のもと、すで
に汗だくのお客さんたちでいっぱい。
15:00になると続々と会場へ。中は8ブロックに分かれ
ていて、抽選で割り当てられたブロックの中で皆、思い思い
の場所を陣取っていく中、早速ブロックの最前列を陣取りま
した(とはいってもブロック自体が後方なのでかなり距離は
あった)。「ゲスト演説っていつやるんだろうね」「開演前
じゃない?」「それじゃ前説じゃん」などと話しながら、ス
テージ上の照明だけがついた薄暗い会場で開演時間を待って
いると、いきなりスピーカーからサイレンの大音響が。
まだ会場が半分しか埋まっていない16:00ごろです。
「前説」説、ビンゴでございました。
下手から悠々と現れた中将、この日は玉砕スーツを着用。
ステージ中央のマイクを一旦通り過ぎ、不思議な動きをして
から、マイク前に戻り、ビールケースの上でビシッとペンギ
ン立ちをメイク。
「今朝、わたくし目を覚ましますと、全身山吹色でございま
した」一発目から、会場内に「おおー」とどよめきが。
マイクで拡声器による声質を再現してあり、一言一句完璧な
廃人演説を披露。
「42歳厄年 モッズ系猛禽類 自称鳥の調教師 日本共産
党員でございます」
初鳥肌客を意識されてか、「鳥肌実42才厄年!」を合間合
間に頻繁に挿入されていました。
「喧嘩上等! 鳥肌実 42才厄年 『関東皆殺し』のヘッ
ドでございます。夏の夜はデコチャリでジグザグ走行をして
おります。ハンドルはチョッパーでございます」
「ホームヘルパー時代、寝たきり老人に殴られました」
「シルバーシートに座っていた老人に、『代わってくれ』と
言ったら、代わってくれました」
政治ネタは笑いが薄かった感じですが、その他は一言一言に
大爆笑を呼んでおられました。
「これより、現場復帰いたします!」
約15程の演説を終えられ、大喝采を背に中将はゆったりと
一直線に舞台を後にされました。
そして、会場は再び静寂へ。中将がお目当てだった我々は、
「もう終わっちゃったよ」と少々拍子抜け。
まぁ、こんな機会でもなければ観ないようなバンドばっかり
だから、楽しもうと思い直したのでした。
予定通り、16:30からミッシェル・ガン・エレファンツ
で会場はいきなりものすごいヒートアップ。若人はガンガン
とダイヴを敢行し、かなりの盛り上がり。個人的にはAIR
が予想外にイケてました。ラブ・サイケデリコは予想通り、
CDで聴いてりゃいいや、という華のないステージングでし
た。
まぁ、なかなか楽しんでいたところ、再びサイレンの音が!
予想外の嬉しいサプライズでございました。
鳥肌中将、第2幕の御登場。
再びマイクの前に立った中将は、第1幕と打って変わって、
リラックスした立ち姿。マイクの音質も普通に戻っていまし
た。
「先日、『パールハーバー』という映画を観て参りました。
真珠湾で活躍した英霊達の勇姿が見れると思って、うきうき
して映画館に足を運んだわけでございます。映画が始まって
間もなくするとわたくしは、深い眠りにつきました…」
日比谷野音とだいぶ被るネタでした。
「『ニイタカヤマノボレ、ニイタカヤマノボレ…』
ひとり呟いておったわけでございます。
そして、いよいよ痺れを切らしたわたくしは、
(トーキトットットー トーキトットットー)
“全軍突撃せよ”のトレンスを打電しながら…」
「わたくしは棒を振り、『皇国の興廃、かかりてこの一戦に
あり。粉骨砕身、各位その任務を全うすべし!』と最敬礼を
しておるとねえ、わたくしの周りからすーっと人が引いて、
ドーナツ化現象が起きました」
「私の刈り上げを担当しておるのは、ヒットラーの刈り上げ
を担当しておった、ルドルフ・ハインリッヒでございます。
97才でございます」
そして、御自身の活動について。
「個人演説会と称して、北は樺太から南は尖閣諸島に至るま
で廻っておる」
「民族派の方々にも、こないだある喫茶店に呼び出されて、
私は3時間半ずっと土下座をしておりましたよ」
「『何がいけないんです?』と。『全てだ』と。『その存在
がいけないんだ』と。そういったことで、私は総合警備保障
に入りまして、身辺の保護を頼んでおります」
「たとえ火の中水の中、神風吹くと信じ込み、勝ってくるぞ
と勇ましく、竹槍しごいてえいえいやー、えいえいやー、
天界を制するのは我なり! 明日の世界は日本なり!」
扇子を持って勇ましく舞い始め、そのうち、どんどん激昂し
ていき、
「時代は酸欠を起こしている! 菊の門に対するリスペクト!
リスペクトこそがヒップホップ精神であり、ホモセクシュア
ルの原動力となりうるのだ!!」
と絶叫したあと急に普通になって、
「まぁ、そういうわけでございますが、どうなのかなぁ、と
いったわけでございます」会場は大爆笑。
「私の持ち時間は、あと1時間40分でございますが…」
笑いと「え〜っ!?」の声が。
「わたくしはね、やるしかないんだ、もう戦争しかないんだ、
戦争がしたいんだ! こういった信念のもとに…」
ここで中将はステージを去り、約20分の演説は終わりまし
た。唐突な終わり方に客は「???」とワンテンポ遅れてか
ら拍手で中将を送ったのでした。
2部に分かれる印象的な出演とわけのわからないオーラで、
しっかりとその存在を観客の脳裏に刻んでいかれました。
2001年8月28日
「鳥肌実/独演会」
(六本木Chambersつじ乃)
報告者・七殿
撮影者・赤紫殿
颯爽と歩いて登場。ステージには畳が敷かれ、その上にビー
ルケースが2つ。これに上がるだけで クスクスと笑いが広
がっていました。壁のカガミを覗きこんだり、何度もマイク
の音を”もっと大きく”といって笑いをとっていました。
氏は日本軍軍服姿。拳銃と日本刀を装備して。新ネタ的には
「昨日阿佐ヶ谷警察の取調べにああってね、銃刀法違反、こ
れからまたなんどか出向くことになりそうで…。」
「六本木は久しぶりで、昔おねぇちゃんを車で送迎する運転
手をしていて…」
「ここの店の大通り向かいのバーで外人にケンカを売られ…」
など。
その他「小泉首相とソープで出会った…」
「田島ようこ。選挙に出るには日本語を話す人間でなくては…」
「うわさの真相、創の編集長は○だ!…」
「カリスマでございます。」
「武道館公演は…」
「ファッションリーダー…」
「教科書問題なんぞいっとりますが、侵略侵略って、侵略し
て何が悪い!…」
「あはぁ〜教科書撤廃! 靖国参拝! 鳥肌万歳! お国の
為に死ねっ!」(笑)などの事を、 ネ! とか んぁ!
とか、キチ○イ的な 擬声をはさみ(またそれが私のツボに
入って 笑いをこらえるのに必死でした。)熱弁してくれま
した。
氏が時計をチラチラと見るたびに”え〜終わっちゃうの〜”
と心配になり、ドキドキもののライブでした。
「母のような目で見られておりますが〜…」という 氏のお
言葉のとおり、とても母性に満ちた(愛ある)観客に囲まれ
たテーブルライブでした。
撮影会ではもう感動と緊張の一言で…。
氏はとても紳士的で素敵でございました。
2001年8月31日
東北遊説
「鳥肌実個人演説会」
(宮城県民会館)
報告者・ずんだもち殿
物販:CD、ビデオ、パンフレット、写真集、生写真、
ポスター、竹槍キーホルダー
PM7:20会場着。会場前は当日券を求める若者の列が。
パンフレット(千円)と、サイン入り(限定20冊)写真集
(二千円)を購入。指定席へ。会場の真ん中辺り。
ことり事務所のビデオカメラの近辺。(若くてキレイな、
ことり事務所の女性スタッフが、カメラを回していた。脇の
女のコが小声で「入社した〜い!」・笑)
PM8:00、非常灯に関するアナウンスが入る。
ほどなく(PM8:04頃)ライトが消え、音楽(イラク
の遺跡)が流れ、前方向かって左手より鳥肌御大入場! 大
歓声!
紺地に白文字も麗しい、玉砕スーツ。(今回はお召し替え
はありませんでした)スポットライトを浴びながら、日の丸
扇子を振りかざし、壇上から下へ、キメポーズに踊りも踊り
ながら、右手へ移動。右手を挙げたままゆっくりと壇上へ戻
られました。暗転、今度はチューブラーベルズの音楽が流れ、
笑いが起こる。流れたと思ったら舞台ライトが点いて、突然
音楽停止。絶妙の間に笑いが起こる。
舞台には日の丸とことり事務所の旗が飾られ、緋毛氈で覆
われた台にマイクスタンドが設置されている。脇には大きな
花瓶に立派な生け花が飾られている。御大よりも大きいほど
である。御大は台の周りをうろうろし、台をビールケースの
ごとく、微調整しようとするが、恐らく大きく重いので、上
手く行かないというパフォーマンスで、笑いが起こる。
やっと台に上がると、マイクに、すーはーすーはーして、
顔面をピクピク、舌打ちチッチッなどのお約束をして下さる。
それからおもむろに「樺太に、キタキツネを探しに行くと
言って、妻の夏江が家を出ましたのは、9年前の事でござい
ました。」と始まる。
内容はNKホールと同じものでしたが、ずっと練られた感
を受けました。おそらく、公演を重ねた成果であると思われ
ます。
「列車の窓から見た水芭蕉の花が、ひときわ美しい、初夏
の日の出来事でございました。」
そして「おはようございまーす! 太陽に向かって・・」と
始まる。これもNKと同じかな、と思っていると、意外なこ
とに「太陽に向かって元気いっぱい、ご挨拶。の精神が少々、
足らんのではないのかな?と思ってお話に参りましたよ〜!」
と幼稚園児に向かって先生が話す様ににこにこしておっしゃっ
たので、爆笑。
あとは早朝演説ネタ、ヒロポン一升ネタ、圧力がかかって
るネタ、など。
「カリスマです。本能です。ボディービル三島会リーダーで
す。ファッションリーダーです。三島イズムです。」などな
ど連発!
また合間に、「さみしいなぁ!」と何度も口にされ、表現
者の孤独なのかなあ。と感じました。会場は皆同じ気持ちら
しく、1人の婦女子が「頑張って!!」と声を張り上げると、
会場中から拍手が巻き起こりました。これもネタの可能性が
高いとは思いつつも、東北人は基本的にまだまだ素直で純朴
なので、これはこれで、東北特有のノリとして、良いんじゃ
ないかと思いました。
御大も嬉しそうであらせられたように、感じました。
東北方面にはもっと来たいと思っているとおっしゃって下さ
いました。
それから映画「パールハーバー」ネタへ。
「3流のラブストーリーを延々と……アングロサクソンが。」
「ふと眼を覚ますと、……連合艦隊は?機動部隊はまだか?」
「お前ら一体何人なんだと……」
「ドーナツ化現象……」
「月刊『丸』を小脇に抱えた詰襟の少年……」
「ニイタカヤマノボレ……」
「ダースベーダー……」
「立て板に水のごとく、実況を開始……」
「公安のシマブクロ……コナカのスーツを着てね……」
「800キロ爆弾……お見事! 拍手! ……」
「撃沈!撃沈!撃沈!」
「若いアベックが、『うるせえんだよ、オヤジ! ポマード臭
いから出て行けよ! と。」
「沸点……ぷるぷる……」
「南部式型自動拳銃を懐からさっと取り出して……」
「死ね! お国の為に!」
「ヤンキーのクソ負け犬根性……」
「そこで映画館の隅から隅まで、客の反応を確かめて回る事
に……」
「酢豚弁当片手に号泣を垂れる女が……シェイク!……」
「日本の零戦は、素晴らしい! 全てが芸術だ!」
「共産党の志位○夫が……」
「私はね、ストーリー重視ですから……」
「米のIQはね……」
「真珠湾は米のトラウマである!未だに効いとる、ボディー
ブローが!」
「米に神風に匹敵するものがあったか!!」
「散る桜、残る桜も散る桜。陛下に幸あれ、と。」
などなど怒涛のネタ嵐でございました。語りが少し入ってい
て、そこは、皆しん、として拝聴しておりました。
それから、純国産「パールハーバー」ネタへ。
「CGは一切使用致しません!」
「基本的に全て……」
「空母……」
「BGMは……」
「タイトルは『轟沈!真珠湾!!』」
「麦飯の量が少ないと……」
「炊事班長の……」
「タイタニックと……」
「戦艦金剛からストロング金剛が……」
「オワフ……一旦停止……影……」
「撃墜!撃墜!撃墜!」
「バサロ泳法……」
「……ミッドウェイ海戦。序盤は……」
「三陸沖では……」
「上官の命令……涙」
「大命……」
「命中!命中!」
「……ね?」
「ふぅ〜〜……」
それから参議院選挙ネタへ。
「わずか300万のお金が無くて……」
「社民党は政党というより……」
「選挙は公平でなければいけません。しかしね、人間に限定
して頂きたい!!」
「殺意を覚えるのは、辻○清○……」
「グリーンピースの……鯨……」
「脳がつるつる……」
「社民党のキャッチフレーズ……」
「ポスターに、『急げ! 空と海の決戦場へ!』と……」
「日本沈没を救うなどと言っているが……」そして、小泉ネ
タへ。これもNKホールと同じであります。
「……○○パーマは!」
そして「どうです? 私なんて?」拍手喝采!!
「荒鷲のような眼光!九官鳥のように爽やかな弁舌!……」
「……人気集めの芸人以下のピエロですよ!私と一緒です」
に会場爆笑! しかしすぐに「いや違う。……」と得々と嬉
しそうに新ネタ披露で大爆笑でございます!
それから教科書ネタへ。更にジャンプ! 踊り! 日の丸扇
子!!
「鳥肌実に熱き一票を!」終わりかと思いきや、「まあそ
ういった訳で……」3大スピリットネタへ。政治ネタ創○学
会ネタ共産党ネタを散りばめつつ、復縁ネタへ。ペンギン立
ち。更にギャグへ。「こんなはずでは……」「ネタはいいん
だと……」「エイトビートを……」「ロックも……」そして、
「御静聴ありがとうございました〜!」と暗転。
するとどこからともなく、鼓の音が!!「いよ〜っ!ポン
ポン」というBGMが! そして青白いスポットライトが舞
台右手へ。踊りながら御大登場! カクカクとしたセクシー
ダンスを披露しつつ、ストリップを! あくまで前は見せな
い姿勢で靴下を残してオールヌードに。そして舞台右手に脱
ぎ捨てた服を抱えたまま退場。
会場は「イヤ〜嘘っ?!」という婦女子の悲鳴にも似た歓
声があがり、男性陣も「うを〜っ?!」と驚きつつも全体的
に「いいぞ〜っ!!」という歓声に包まれました。それを察
せられたのか、予定通りなのか、般若の面を被り、秘所を包
み隠さぬお姿で御大再登場! しかも先ほどとは違う踊りを
踊っていらっしゃるではないですか! 踊りつつマイク前へ。
靴下なので、舞台で滑られる。爆笑。時計ははめたまま。
それからおもむろに般若の面を顔から股間へ移され、まだ
ざわめいている群集に「私には日常ですから」と、さらっと
にこやかにお話される。
そしてまた怒涛のネタの嵐!
「自分探し……」
「母の胸に抱かれて……」
「長い事病院に入っておりましたのでね。後が無いんです。」
「インドへ行こう!と思っています。」
「ニューヨークに……」
「分かり易いキャラでね……」
「微妙〜な……」
「正月にTBSで……」
「TBSは創○学会にどっぷりつかっている!」
「自宅の庭にはシェパードを70匹放し飼いにしています。」
「刈り上げ……」
「もんもん……」
「パン工場はやめます! 工場長は義眼です! 時給が安過
ぎます!」
快調に飛ばす御大! しかしここで何度目かの途中入場者
が! しかもかなり前列だったので、御大はじぃーっと見つ
め、……ぷるぷる!!
「銭湯でいつも……」ネタのあと、「結構面白いでしょう?」
と前列付近へ! これには参った!
更に「なんとかしてオンエアバトルに……」会場は爆笑、
「頑張れ〜っ!」の嵐! ここですかさず、御大「……出た
いと言う希望は持ってはおりませんが。」と変化球。初参戦
者は戸惑ったようですが、自分は大変面白かったです。
そしてスタンドを外したマイクを右手に持ち、そしてジャ
ニス・ジョプリンなどの音楽ネタへ。(ここはどうしても聞
き取れませんでした〜無念!!)
「今こそ突撃!!……ねっ?!」
「今回、2回目な訳ですが……」
「明日は、盛岡……」
「そこでひとつの答えを出したいと……」
「御静聴ありがとうございました!」拍手の中、舞台右袖に、
颯爽と美しい裸身を翻して、御大は退場なさいました。
暗転。幕が降り、自分には初耳の音楽が流れて参りました。
PM21:25。
抜け殻のようになりつつ、生写真を購入し、アンケートを
書きました。心酔致しました!
間違いや抜けもあると思いますが、何卒御容赦願います