─ 焼きいも・1 ─


弘平 おっす。(まるで我が家に帰ってくるかのように、ごく自然にやってくる弘平くん)
弓原氏 あ、いらっしゃい。お仕事ごくろうさま。(そんな彼を、これまたごく自然に迎え入れてしまう弓原氏)
弘平 これ。
弓原氏 え、なに? ……あ、焼きいも?
弘平 そこで売ってたから。
弓原氏 ありがとう。──明日、仕事の合間にいただくよ。
弘平 ? 今食わねえのか? あったかいうちに食ったほうがうまいだろ?
弓原氏 え? だって……。(突然ぼぼぼっと赤くなる弓原氏)
弘平 なんだよ?(弓原氏の顔を怪訝に見つめる弘平くん)
弓原氏 だって、これから食べたら……その、してる最中に…………オ、オナラ……出ちゃうかもしれないし………………っ。
弘平 …………。(唖然とした顔で固まる弘平くん)
弓原氏 いやっ、そのっ、し、締まりが悪いから出ちゃうとかってことじゃないよ!? ただ、やっぱりお芋って、我慢しても出ちゃうような、そんな作用があるじゃないかっ!?
弘平 …………。(なおも固まったままの弘平君)
弓原氏 そ、そんなときに、えっと、あ、あの場所刺激されたら……も、もっと危険なことになっちゃうかもしれないしっっっっ!!(俯いた瞬間ちらりと見えた項はピンク色
弘平 ………わかった。(と、妙にものわかりのいい態度を見せる弘平くん)
弓原氏 そ、そうっ? じゃあ、あの、これ置いてくるね!(そそくさとお芋の入った紙袋を持って立ち上がる弓原氏)
弘平 ──待て。(むんずと腕を掴んで弓原氏を引き止める弘平くん)
弓原氏 なっ……なにっ!?(びくびくしながら振り返る弓原氏)
弘平 今すぐ食え。
弓原氏 えっっ!?
弘平 いいじゃねえか、くらい。
弓原氏 ええっっ!?
弘平 あんたのなら聞いてみたい。
弓原氏 ええええっっっ!?
弘平 俺も食うからさ。(ニヤリ
弓原氏 ええええええええぇぇぇっっっっっっっ!?
 

 哀れ、弓原氏!! 今夜のコースは『放屁であわやスカトロ!?』だぁっ!!(爆)

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