生徒×先生
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「かっこよかったよ、徹」 学園祭の後夜祭。生徒会副会長として和太鼓を叩いた徹を、担任である白木は嬉しそうな顔で迎えた。ここは2人の密会の場所、裏庭である。 「だろうな」 法被姿のまま、額の汗も引かないうちに徹は白木の待つこの場所へと駆けつけていた。その姿に、白木は胸を高鳴らせる。 「僕、もう誇らしくって。自分の生徒があんなにかっこいいんだもん」 女子生徒と大差ない喜び方をする白木に、法被の帯を解きながら徹は笑った。 「生徒? 恋人としてじゃないのか?」 「……それも、もちろんあるけどね」 事実をずばりと言う徹の言葉に、頬を染めながらも素直に頷く白木。 自分達がいる裏庭に誰もいないことを確認しながら、白木の肩を引き寄せた。 「俺に欲情しなかったか?」 「そ、そんなこと……」 「俺はしたぜ? おまえの姿見ながら太鼓叩いてたら、すっげー不埒な気分になっちまった」 白木の手を取り、自分の股間へと導く。そこが熱を高めていると知って、白木の頬はさらに赤くなった。 「……なあ、セックスしたくならなかったか?」 低めの声が耳もとで囁き、白木は思わず肩をすくめた。ここで本当のことを言わなければ、きっとあとで死ぬほど虐められるに違いない。 「し……た、よ」 恥ずかしさに俯きながら、それでも本音を洩らすと、徹の唇が白木のそれに重ねられてきた。 「ん……」 年下とは思えない巧みなキスに、白木はすぐに息を荒くする。徹の肩にすがりつき、彼の熱を追いはじめる。初めてのときから、徹とのセックスはリードされっぱなしの白木だった。 「どうだ、これは。さっき俺が使ってたバチと、どっちが立派だ?」 白木の手に自身の欲望を握らせて、徹が聞く。 「あ……徹の、これのほうが、立派だよ……」 びくん、びくんと脈を打つ様まで伝わってくるそれに、白木は思わず喉を鳴らしていた。 「そうか? あれだって相当立派だぞ? どんだけ強く叩いても、折れたり曲がったりしないからな」 「そうだけど……僕にとっては、こっちのほうが……」 好き、と唇の形だけで言うと、そっと手を動かして徹を撫でる。 「セックスするか?」 直接的な言葉は白木をさらにその気にさせると知っている徹は、そう言って白木の首筋に舌を這わせた。 「…………うん」 恥じらいを見せつつも、白木は徹の誘いに乗る。恋人の逞しい姿を見せつけられたあとで、拒む理由などどこにもなかった。 「じゃあ、脱げよ」 徹の命令に、白木は素直にベルトを外してチャックを開け、ブリーフまでも一緒に膝まで引きずり下ろす。半勃ちのそれは、徹の目を喜ばせた。 「そこに這いつくばってみな」 意地悪い響きを含んだ徹の声に、それでも従わずにはいられず、言われた通り四つん這いになる。 今までに何度かさせられている態勢に、次への期待が嫌でも膨らむ。 この態勢で貫かれると、ものすごく奥まったところまで徹は侵入してくる。それが待ち遠しくて……たまらない。 徹は再び息を乱しはじめた白木の白い双丘に手を伸ばし、触り心地を確かめるように撫で上げた。 それから双丘だけを高々と持ち上げさせると、白木にどうされたいのか聞いた。 「何が欲しいんだ、言ってみろ」 「あぁっ! 徹の…太いバチが、欲しい…!!」 理性が吹き飛んだ白木は自ら双丘に手を伸ばし、徹に自分の欲望が見えるようにぐっと開いた。 「俺のバチで、どうされたいんだ?」 白木の身体にのしかかり、すっかり勃起した欲望を白木の双丘のちょうど割れた部分にこすりつけ、軽く揺すり上げた。 「あうっ! い、入れて! 徹のバチ、僕の中に入れてっ!」 「中に入れたら?」 「か、掻き回してっ……奥を、強く叩いて……っ」 白木がどうしてほしいかをはっきり告げると、徹はそれに答えるようにゆっくりと白木から身体を起こした。白く細い腰を両手で掴み、双丘を引き裂いていくようにゆっくりと欲望を埋め込んでいく。 「あ…ああ……あ、ん…」 本当はすぐさま根元まで挿入したいところを、前戯も愛撫もなしの結合だったため、無理はよそうと徹はゆっくりと腰を進めた。 白木の中はいつも適度に潤っている。まるで男を銜えこむために作られた身体のように。 そのためどんなに慣らさず挿入したとしても、結合した部分が乾いて動けなくなることなどなかった。 「ああ、あ……徹…いい、よ……」 白木に余裕が出てきたのを見て取った徹は、次第に速度を上げていく。抜き差しする幅も、少しずつ増やしていって。 「ん、んぁ、あっ、ああ」 それと同時に、白木の口から洩れる喘ぎも弾んでいく。 「うっ、うぁっ、あっ! 徹っ!!」 「どうだ、俺のバチは」 「いい、いいよ、徹!!」 背中をしならせ、徹の欲望をさらに呼び込もうとする白木。それに負けじとピストン運動を強める徹。 「強っい……っ、強いよぉ! た、太鼓叩いてたときとはっ…比べられないくらい……っ!」 「当たり前だろ。こっちのほうが、叩きがいがあるからなっ」 いつしか徹の頭の中では、先ほどまで刻んでいた和太鼓のリズムが甦ってきていた。それに合わせて白木の中を突くと、白木の口からもリズムに合わせたように喘ぎが洩れる。 「はっ、あっ、ああっん、」 誰も知らない白木の姿。自分の生徒にためらいもなく足を開き、もっと雄が欲しいとせがむ姿を、徹は満足げな笑みで見つめた。 「あ、あ、ああ、いいっ、徹、徹っ! 僕、もう、イクっ、イッちゃう! ……ああっっ!!」 地面に生えている草を握りしめ、徹の腰の動きに合わせてリズミカルに身体を上下させながら、白木は欲望を解き放った。 その様子を確認して、白木の中から張り詰めきった欲望を荒々しく抜くと、ぐったりと地面に平伏した白木の身体を無理やり起こす。 「おら、飲めよ」 白木の顔の前に欲望を突きつけると、しゅっしゅっと擦り上げて熱を放った。 「あっ……」 白木の白い顔と丸ぶちの眼鏡に、白くどろどろしたものが大量に降りかかる。ゆっくりと頬を流れ、肌の広い部分を汚した。 白木はそれを恍惚とした表情で受け止め、赤い舌をのぞかせて舐めたのだった。 |
目、疲れちゃいましたね……
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