ぼくのご主人さま

 ぼくの名前は『ぽち』。1さいの柴犬です。
 ぼくのおとうさんとおかあさんは「けっとうしょ」というのがついていて(ぼくもついてるみたいだけど)、すごく頭がよかったんだって。
 そのせいなのかな? ぼくも「ぽちは本当におりこうさんね」ってよく言われるんだ。いつも「こうやりなさい」って言われたことをしてるだけなんだけど。
 ぼくは生まれてすぐにこの家にきたんだよ。この家はやさしいおとうさんとおかあさん、それにぼくのことを1番かわいがってくれるご主人さまの3人家族。あ、今はぼくがいるから4人家族だけど。
 ぼくのご主人さまは、17さいの高校生(…ってなんだろう?)で、名前は『和哉』さん。背がすっごく大きくて、顔もすっごくかっこいい男の人。
 ご主人さまは毎日ぼくをさんぽにつれていってくれるんだけど、ご主人さまを見た人はみーんな顔を赤くするんだ。見ててこっちが笑っちゃうくらいにね。
 ときどきぼくたちに近づいてくる人たちがいて、その中でもパンツ丸見えの女の子たち
【←ぽちは人間を見上げているので、スカートの短い女子高生の場合は常にパンツを覗いているような状態なのである】は、ご主人さまをぐるっとかこんできゃーきゃーさわぐんだ。ぼくのことも毛がぐちゃぐちゃになっちゃうほどなでてくるし。
 でもそれも、ご主人さまがかっこいいからなんだってわかってるからガマンするけど(本当はかみつきたいくらいイヤなんだけど)。
 ご主人さまはそうやってさわがれるのがイヤみたいで、その人たちが近づいてくるといつもイヤそうな顔をするんだ。その顔もかっこいいとかいわれてるみたいだけどね。
 たしかに、そういう「くうる」
【←「クール」と言いたかったらしい】なところも、男らしくてぼくは好きだよ。


 ご主人さまはときどき夜のおそい時間にベッドに座って、パンツを下ろしておしっこの出るきのこ
【←言わずと知れたペ○ス】であそんでるんだ。これはきっとぼくだけが知ってることだよね。
 ある日ぼくが、ご主人さまがあそんでいるのをじーっと見てたら、それに気づいたご主人さまがぼくをよんだんだ。
 ぼくがご主人さまのところまでいって、ご主人さまが開いていた足のあいだにすわったら、ご主人さまはとつぜんぼくの口に手をつっこんできて、ぼくの舌をじーっと見て。
「……使えるか」
 っていったと思ったら、ぼくに「そのまま待ってろ」っていって、パンツもはかないまま部屋から出ていっちゃった。
 ぼくはどうしたらいいのかわからなくて、ご主人さまにいわれたとおりそのままおすわりしてたら、ご主人さまはすぐにもどってきてくれた。手になにかを持って。
 ぼくがずっとおすわりしてたから「いい子だな」って頭をなでてくれて、それからまた足を開いてベッドにすわって。なにをするのかと思ったら、ぼくが見たことのないあそびをはじめたんだ。
 引き出しの中からおかしの包みみたいなのをとり出して、それを開けて中から出てきた丸いものをきのこの頭にあてて。先っちょを片手でおさえてもうかたほうの手を下に下ろしたら、なんとピンク色のまくがきのこの上にかぶさったんだ! ご主人さまはいったいどんなまほうを使ったんだろう?
【←ただ単にコンドームを装着しただけ】
 ぼくがきょうみしんしんできのこを見てたら、ご主人さまはさっき持ってきたものをきのこにぬりはじめて。そのぬっているもののにおいがぼくのはなまでぷ〜んとしてきて、それがなんなのかわかったんだ。
 毎朝ご主人さまたちの朝ごはんに使われている、とってもおいしそうなバターのにおいだって。
 ご主人さまは、大きくなったきのこ(ご主人さまのきのこは、大きくなったり小さくなったり立ったりふにゃふにゃしたりするんだ。不思議だな)にたっぷりバターをぬると、きのこを指さしながらぼくの顔を見下ろして、
「ぽち、舐めてもいいぞ」
 っていってくれた。
 だからぼくはうれしくなって、ご主人さまのきのこをなめたんだ(かみつこうかとも思ったんだけど、そんなことしたらご主人さまにおこられるかなと思ったからやめた
【←噛みつかなくて正解】)。
 だけど、ご主人さまのきのこ、なんだかとっても変な味がして。
 バターの味と、それからゴムみたいな味がまざっていて、ぼくは1回なめただけで顔をはなしちゃった。
 そしたらご主人さま、
「どうした? もっと舐めていいんだぞ?」
 っていって、ぼくの顔にきのこをおしつけてきたんだけど……でも、まずくてなめたくなかったから、顔を横に向けちゃった。
 ゴムの味が口の中に広がったまま消えなくて、苦くてしかたなくて『うげ〜』って顔をしてたら、ご主人さまもそれがまずかったんだって気づいてくれたみたい。
「ちょっと待ってろよ、ぽち」
 あわてて立ち上がって、ぼくをのこしてまた部屋を出ていっちゃった。
 ぼくは、ご主人さまがまたなにかをとりにいったんだなってわかったから、口の中のまずいのをぺっぺってしながら、こんどはなにがもらえるのかなって思いながらご主人さまがもどってくるのを待ってたんだ。
 ご主人さまはさっきと同じようにすぐに部屋にもどってきてくれて、さっきと同じようにベッドに座って、「まだ動くなよ」ってぼくにいって。だからぼくはご主人さまのすることをじーっと見てた。
 ご主人さまは、バターが溶けてピカピカ光ってたきのこをティッシュでごしごしふいて、手にもっていたびんを開けてとろとろしたものをきのこにかけたんだ。
 きのこにかけられた赤い色のそれは、あまくておいしそうなにおいがした。これもかいだことがあるにおいだぞ。
 はなをくんくんさせて、においの正体をつきとめようとしていたぼくに、ご主人さまはきのこを近づけてきて、
「ほら、お前の好きないちごジャムだぞ」
 って教えてくれて。
 それがたしかにぼくの大好きないちごジャムのにおいだってわかって、ご主人さまに「よし」って言われる前になめちゃった。
 いちごジャムはとってもあまくて、ゴムの味なんて全然しなかった
【←バターを拭きとったときににおいも少しだけ緩和されたと思われます】。ぼくはジャムにむちゅうになって、ご主人さまのきのこを上から下までぺろぺろなめて。
 ご主人さまのきのこはカチンカチンで、ぼくがどんなに舌をおしつけてもびくともしなかった。
 だけどそのうちにご主人さまが、
「う……うぅ……」
 って苦しそうな声を出しはじめたから、ぼくはびっくりしちゃってご主人さまのきのこから顔をはなしたんだ。
 ぼくがご主人さまを見上げると、ご主人さまはぼくが心配になっちゃったんだって気づいてくれて、
「大丈夫だから続けてくれ」
 っていって、きのこの上にまたいちごジャムをたらしてくれて。
 ぼくはご主人さまも心配だったけど、ジャムのほうが気になっちゃって、ご主人さまが「よし」っていってくれたから、またきのこをなめたんだ。
 ご主人さまはぼくがきのこをなめているあいだ苦しそうな声を出していたけど、ぼくの頭をしっかりとおさえてきて顔がはなれてしてしまわないようにして。だからぼくもジャムの味がなくなるまでは顔をはなさないようにしようって思ったんだ。
 ぼくがご主人さまのきのこをぺろぺろなめてると、きのこはびくんびくんって自然にうごいてちょっとなめにくかった。でもいちごジャムを全部なめたかったから、ちょっとつかれてきてたけどがんばって舌をうごかしたんだ。
 ご主人さまのきのこはぼくがなめてるあいだにどんどん大きくなって、ジャムの味がしなくなってきたときにとつぜんぶるぶるぶるって大きくふるえて。
「くっ!!」
 ご主人さまがそういうと、きのこの先っぽからとつぜんなにかがふきだしたんだ。
 ぼくはおどろいてご主人さまのきのこをじーっと見てたんだけど、ご主人さまのきのこは白いおしっこ
【←言わずと知れた精液】をいっぱい出してて、だけどきのこはピンクのまくに包まれてたから、おしっこはどこにもとばなかった。
 大きくなってたきのこもいつのまにか元気がなくなったみたいにしおれてて、ぼくはどうしたらいいのかわからなくってそのままご主人さまの命令をまってた。ぼくがきのこをなめすぎたせいでそんなことになっちゃったんだって思ったから、ご主人さまにおこられるのかと思って。
 ご主人さまはたくさん走ったときみたいに「はあはあ」って息を切らしてて、でもぼくの頭をなでながら「いい子だったな」っていってくれた。……ぼくはおいしいいちごジャムをなめてただけなんだけど、ご主人さまがおこってなかったからよかったな。
 あの日から、ご主人さまはぼくにときどききのこにぬったジャムをなめさせてくれるんだ。いちごジャムだけじゃなくて、いろいろな味のジャムをね。
 そのたびにご主人さまは白いおしっこをするんだけど、それを出すとすっきりするみたいだから、いっぱい出してあげられるようにぼくはきのこをいっぱいなめてあげるんだ。
 これは、ぼくたちだけのひみつのあそびだよ。


 最近ご主人さまは新しいあそびをはじめたみたい。
 きのこをいじるのは同じだけど、きのこをいじりながらテレビを見るようになったんだ。
 何日かに1度見るテレビはいつもちがう話みたいだけど、ご主人さまと同じような体の人が2人とか3人とかいて、みんなはだかになってるっていうのは同じかな。
 そのテレビの話がどんな内容なのかぼくにはわからないんだけど、はだかになっている人たちはご主人さまと同じようにきのこであそんでるみたい
【←ホモAVを見ていると思われます】
 大きくなったきのこを別の人のおしりに入れていたり(いたくないのかなぁ?)、ぼくがご主人さまのをなめてあげるみたいにきのこをぺろぺろしている人がいたり(口に入れてる人もいたけど)。
 ぼくたちと同じようによつんばいになってる人の上に、別の人がおおいかぶさっているってことがよくあるんだけど、かぶさってる人はおもしろいうごきをするんだ。おしりをまえとうしろにふって、まえにいる人のおしりにきのこを入れたり出したりしてるんだよ。
 そのうごきはどこかで見たことがあったような気がしてたんだけど、どこで見たのかこのあいだやっとわかったよ。さんぽをしてるとちゅうに、その人たちとにたようなことをしている犬がときどきいるんだ
【←交尾です】。あれっておんなじことをしてるのかな?
 ご主人さまは、おとうさんとおかあさんがねてるから音を小さくして見てるけど
【←気づかれないようにしているだけ】、小さな音もしっかり聞こえるぼくには、テレビの音もちゃんと聞こえてるんだよ。
 テレビからしてくる音は、「ああっ」とか「おぅおぅ」とか「もっと腰を振れ」とか「いっちゃう」とか……いろいろなんだけど、ぼくにはあの人たちがなにをいってるのかよくわかんない。わかったらそのテレビも、もっとおもしろく見れるような気がするんだけどね。
 ご主人さまはテレビを見ているとき、
「貴志……貴志ぃ……」
 って言いながら、ものすごいスピードできのこをにぎってる手をうごかすんだ。じゅっぷじゅっぷって音がするほど。
 今まで1人でやってたのと同じことをしてるんだけど、テレビを見ているときのほうが手のうごきは早いかな。
 それでそのうちに
「うっ……!!」
 ってうなってから、きのこの先から白いおしっこをとばすんだ。
 まえに一度、それがすごく気になってなめちゃったんだけど、苦いししょっぱいしぜんぜんおいしくなかったからもうぜったいになめないって決めた
【←精液の味はお気に召さなかったようです】
 たぶんご主人さまは、その『貴志』とテレビで見ているようなことがしたいんだろうな。ものすごくしんけんにテレビを見ながら手を動かして、「貴志」って何度もよんでたから。
 ご主人さまがあの人たちと同じようにおしりをふったりするのかなって思うとちょっと笑っちゃうけど(あのうごきはなんだかおもしろいんだもん)、だけどご主人さまがしたいんだったら、ぼくも協力してあげたいんだけどな。
 それにしても、貴志ってどんな人なんだろう。ご主人さま、早く家に連れてきてくれないかなぁ。

 なんだか最近、ぼくのおしっこが出る場所もじんじんしたりするんだけど……なんでだろ???
 ご主人さまのきのこにしてるみたいに、なめたらよくなるのかなぁ?
 ご主人さまと貴志って人のを見たら、ぼく、どうなっちゃうんだろう。なんだかちょっとだけ……楽しみだな。

「おまえは間違っているんだ」と、誰か教えてやってください(殴)

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