ラブラブひたすらSEX
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久しぶりに会ったテツヤは、やっぱりすごくイイ男で。今さらだけど、すごくどきどきしてしまう。 「会いたかった……」 ぎゅっと抱きついた厚い胸に、頬の熱をすりこんだ。テツヤのつけているコロンが、俺の鼻をくすぐる。 「俺もだ」 耳もとで低い声が囁いて、そのまま唇に軽くキスされた。それだけで、俺の中の抱かれたい衝動は爆発して。 「ね、しよ?」 懇願するように言って、テツヤの腕をとってベッドルームへと向かった。体のそこかしこが、テツヤに触ってもらいたくてウズウズしてる。 「仕方ないな……」 やれやれって感じでテツヤは言ったけど、テツヤもその気なんだってことは俺もわかってた。だってテツヤの穿いてるスラックスの前は、しっかりテントを張ってたから。 服を脱いでベッドに横たわって、テツヤがベッドに上がってくるのを待った。だけどテツヤの逞しいモノが目に飛び込んできたとき、それ以上は待てなくて── 「早く来て!」 テツヤの腕を力強く引いて、俺の体の上にのしかかるような体勢にして。 太い首に両腕を巻き付けて、唇と舌を使った深いキスを仕掛けた。 そのうちにテツヤが俺をリードしはじめて。 「ん……んは、ぁ……」 テツヤの熱い舌が俺の口腔を犯す。その刺激が全身に広がって、俺の体はガマンできずにどんどん体温を上げていく。テツヤの手が、俺の全身を這い回る。 だけど今は優しい愛撫より、テツヤの熱を俺の中で感じたい! 「欲しい…っ、欲しいよ、テツヤ!!」 口をついて出たのはそんな言葉で、俺はテツヤの下腹に腰を押しつけてそのままくねらせた。 「どうした? もう我慢できないのか?」 少し乱れてるけど、それでも余裕を感じさせるテツヤの声。悔しいけど、ぞくぞくするっ! 「できないっ! もうだめだよぉ! テツヤが欲しい、すぐっ……!」 膝の裏に手を当てられて、そのまま片足だけ持ち上げられて。テツヤの熱い塊が、俺の入り口を軽く突いた。 「あんっ! いや、そんなんじゃ…! 入れて、入れてよぉ!!」 みっともなく叫んで、シーツを掴んでいた手を持ち上げてテツヤの首にまわす。そのままぎゅっと抱きついて体を起こし、テツヤのそれを呑み込もうとした。 「……行儀が悪いな。そんなにがっつくんじゃない」 俺の体をもう一度ベッドに押しつけると、そのまますっと体を離されて。 「な、なに……?」 潤んでテツヤの顔がまともに見れない。どうして体を離されたんだろう。 俺が全身の熱を持て余して抗議の声をあげようとしたとき、テツヤの声が降ってきた。 「欲しいなら、自分で足を開くんだ。上手におねだりできたら御褒美をあげよう」 「じ、ぶんでっ?」 「そうだ。できるだろう? 足を持ち上げて、ルイの欲張りな口を俺に見せてごらん?」 テツヤの声を聞いたとたん、俺の顔はさらに火を吹いたように熱を持った。 (今日のテツヤ……いつもと、違う) いつもだったらこんなことは絶対言わないのに。焦らしたりすることはあっても、俺がここまで欲しがったら、すぐに最後までしてくれるのに。 「テツヤ……?」 「ほら、早くしないと終わりにするぞ?」 残酷な言葉に、俺は慌てて自分の足を抱えた。だけど自分から足を開くのなんて初めてで、体育座りのような体勢のまま、膝を開くことができなかった。 「どうした? できないのか?」 「テツヤ……恥ずかしいよっ」 首を背けることでテツヤと目を合わせないようにして、どうにかこれで勘弁してもらおうとした。この姿勢だって十分恥ずかしいんだ。ミルクタンクが丸見えで!! 「もう、いいでしょ? お願いっっ」 精一杯かわいらしさを装って言ったものの、テツヤは勘弁してくれそうになかった。 「だめだ」 「そんな……っ!」 「ちゃんと足が開けるまで、これはお預けだ」 『これ』と言われて、俺の体はびくんっと反応した。おそるおそる視線を上げて、俺の前に膝立ちしてるテツヤを見上げる。 視界に入ってきたのは、俺が大好きなテツヤのアレで……雄々しくそそり立ってびくんびくんと脈打っている様子に、俺は思わずごくんとつばを飲み込んでいた。 テツヤが俺の中にいるときの感触がまざまざと甦ってくる。ひくひくと、収縮を繰り返す穴に、俺の理性はぶち飛んだ。 両膝を勢いよく開き、そのまま可能な限り胸に押しつけて。俺の決して立派とはいえないコックと、いつでも男を銜えこめるまでに仕込まれた下の口が丸見えになるようにした。 「きっ、きて! 早く!!」 甘えるように言うつもりが、欲望丸出しの悲鳴になっていたけど、かまってなんていられなかった。 俺は片手を伸ばして下の口に当て、テツヤを誘いこもうと必死に穴を開いた。 苦しい体勢に息が上がり始めたとき、テツヤの唇が俺のまぶたに落とされる。 「……よくできたな。御褒美だ」 そう言うとテツヤは俺の肩を掴み、そのまま丸出しにされていた俺の穴に熱い高ぶりを埋め込んできたんだ。 「ああっ! ああ、テツヤぁ……!!」 ようやく入れてもらうことができたテツヤは、いつもよりも熱くて固くて、少しだけ大きく感じて。 大きなカリに俺の敏感な場所を何度も擦り上げられて、俺はきゅうきゅうとテツヤを締め上げてしまう。 「いいっ、そこ……! もっとして!!」 「少し緩めてくれ、ルイ。きつくて叶わない」 「いや、いやぁ! 抜いちゃいや!!」 俺が締めつけすぎたせいか腰を引こうとするテツヤを離したくなくて、俺はテツヤの腰に両足を巻きつけた。腰から下がテツヤのものにぐっと持ち上げられたような感じになって、ぐりぐりっと動いたテツヤにさらに追いつめられる。 「あんっ! い、いいっっ!!」 「……仕方ないな」 獣のように悲鳴を上げ続ける俺に、ふっと息をついたテツヤは、俺と繋がったままあぐらをかいて座り、俺の体を膝の上に乗せるように引きずった。感じすぎて力が抜けた俺は、自分で体が起こせなかったんだ。 「あ…あ、あ……」 俺の腔にいるテツヤがどくんどくんと振動を伝えてくる。突き上げられなくても、その振動だけでも感じてしまうほど俺の体は敏感になっていた。 シャワーを浴びた直後みたいに全身がぐっしょりと濡れている。特に下半身なんて、俺もテツヤも俺のいやらしい液で濡れ濡れ状態だ。 それをオイル代わりに腿や尻をマッサージするように撫でさすられて、俺の体は限界に達してしまった。 「ああんっっ!!」 びゅるびゅるっと熱がほとばしり、腹や胸、首筋にまで生暖かいものが飛んでくる。開きっぱなしだった口から唾液が零れ、それを拭おうと力の抜けた腕を持ち上げたところをテツヤに掴まれた。 「早すぎるんじゃないか? まだ始まったばかりじゃないか」 囁くような低い声に、俺の全身はまた震えてしまう。 「だって……テツヤ、いつもと違うんだもん」 「どこがどう違うって?」 テツヤのその問いに答えようとしたとき、掴まれた腕をぐいっと引かれ、俺はテツヤの膝の上にいきなり座らされた。それと同時に、テツヤの大きなままのそれが俺の膣を奥まで貫いて! 「う、あっっ!」 「くっ……やはりきつかったか……」 掠れたテツヤのセクシーな声が耳もとで聞こえて、強い衝撃に遠のきかけた意識が再び目を覚ます。 「こんなの…今までに、したことなかったじゃん…っ」 テツヤの厚い肩にすがりついて呼吸を整えつつ言うと、俺の双丘をやんわりと撫でながらテツヤは低く笑った。 「たまにはいいだろう? 普通のセックスに飽きたと、おまえが言っていたんじゃないか」 「そうだけどっ! いきなりこんなのって……激しすぎるよ!」 自分から求めさせられたり、いつもの倍以上焦らされたり……こんなセックスは今までにしたことがない。 「これくらいで根を上げてどうする。まだまだこれからだぞ」 「ちょ…! 待って、動かないで!!」 やっと落ち着きかけてきたのに、腰を掴まれて上下に揺さぶられて、一気に呼吸が上がる。まるで全速力で走ってるみたいに。 「あっあっ!」 「どうした、もっと腰を落とせよ」 「いやっ! そんなにしたら、奥まできちゃうよっっ!」 テツヤの首に巻きつけていた腕に力を込めて、自分の体が下におりきらないようにする。今だって十分すぎるくらいテツヤでいっぱいなのに、これ以上奥までこられたら自分がどうなるかわからない。 「いや、テツヤ、いや!」 「何が嫌だって?」 「あっ、当たってるよお! あっ、んっ!」 向かい合って抱き合ってるせいで、俺の硬くとがった乳首と再び熱を持ち始めたコックが、テツヤの体に触れて擦れてじんじんするっっ! 「ここに…ここか?」 伸びてきた手が意地悪くその二カ所をぐりぐりと責めてきて、俺はまたも恥ずかしい声で喘ぎまくる。 「あん! あ、もっと…きゅってして!!」 右の乳首は唇、左の乳首は指で痛いくらいにつねられ、コックは先っぽを指でいじられて──そのあいだにもテツヤのコックは俺を突き上げてきて、快感に気が狂いそうになってしまう。 「かわいいぞ、ルイ。もっと鳴いてみせろ」 「ひゃ…! あううっっ!」 大きく背中を仰け反って、迫ってくる絶頂感に耐えようとする。さっきイッたばっかなのに、もう出したくてたまらない! 「テツヤっ、テツヤぁ……! イッちゃうよぉ!!」 「まだだ。まだ我慢しろ」 「いやっ、イク!! もう出ちゃう……!!」 叫んだと同時に入り口を塞がれて、出口に向かって飛び出そうとしたものが一気に逆流してきた。 「く、ぅ……っっ!」 「まだだめだと言っただろう。おまえばかりがいい思いをしていてどうする」 「だって……。じゃあ、テツヤも一緒にイケばいいじゃん!」 今日一度も放出していないテツヤのマグナムは、今も元気に俺の膣で脈打っている。はちきれそうなほど大きくなってるのに出さなくて平気なのか少し心配になる。 「そうだな……じゃあ、ルイに手伝ってもらおうか」 「え…?」 意味深に笑ったテツヤは、俺の体を上に持ち上げて俺の膣からコックをずるっと抜き、びんびんに勃起したそれを俺の前に突き出した。 「今度は上の口で銜えてくれ。上手におしゃぶりできたら、続きをしてやる」 「えっっ……?」 それって、つまり、俺にフェラチオしろって言ってるのか? 「そんなの無理だよ! 俺、したことないのに!」 そう。俺は自分のコックをしゃぶられたことは山ほどあっても、他人のコックをしゃぶったことは一度もないんだ! 「ちょうどいいじゃないか。俺が教えてやるよ」 じりじりと尻で後ずさりを始めた俺を素早く捕らえて引き戻したテツヤは、俺を腹這いに寝かせて目の前に自分のコックを突きつけてきた。 使い込まれたテツヤのそれは、どす黒くて…それでいて光を反射しててかてかに光っていた。 思わず喉を鳴らす俺。やっぱ今までの誰より、テツヤのってば立派だ。 「さあ。まずは先を銜えてごらん」 くいっと腰を突き出して、俺が口をつけやすいようにすると、促すようにテツヤが言った。俺は誘われるままにテツヤのコックに顔を寄せ、おそるおそる口を開いてそれを銜える。 唇に伝わってくる熱がすごくて、俺はすぐに口を放してしまった。 「し、したよっ」 口元を押さえて言うと、テツヤは楽しそうに笑いながら続けた。 「次は舐めるんだ」 「どうやってっっ?」 「ソフトクリームを舐めるときのようにすればいい。得意だろう?」 俺がアイスが好きで、よく食べてるのを知ってて言ってるんだ。 「得意だよ!」 半分ヤケになりながら、俺は舌を出してテツヤのコックを下から上へ舐めた。アイスを舐めるときみたいに、舌を上まで動かしたら最後は絡めとるように巻き上げて。 「そうだ、上手いぞ」 テツヤが少しだけうわずった声を上げて、俺は嬉しくなって夢中でコックを舐めあげる。目を閉じてしばらく続けていると、舌の上に塩気とは別に苦味が加わって。 目を開けてテツヤのコックを見ると、先っぽから半透明な汁が零れ始めていた。 (テツヤ……俺のフェラで感じてくれてる) ますます嬉しくなった俺は、下から上への動きだけでなく、縦横無尽に舌を動かした。エラの部分を特にていねいに舐め回したり、割れ目の部分に舌を突っ込んでぐりぐりしたり……浮かび上がった血管を吸い上げてみたり。 自分がテツヤにされて気持ちいいこともしたくて、思いきり口を開けてかぶりつくようにコックを銜え、舌と口で思いきり吸い上げたりもした。 そのとたん、俺の背中に回されていたテツヤの手がぴくんっと反応して、俺の口の中のテツヤもびくっと跳ね上がって。 顔を上向けられてテツヤのコックが口から離れてしまったとき、俺の顔に白いものが大量に降ってきた。 上半身のいたるところに飛び散った熱いものは、考えるまでもなくテツヤのザーメンで──俺は初めての顔面シャワーを初フェラと一緒に体験したんだった。 唇の近くに飛んだザーメンを指ですくい、ちろっと舐めてみる。苦くて複雑な味がするのに、なんでかおいしく感じて。 俺は、さっきより力をなくしたテツヤのコックについていたザーメンを、一滴も残らず舌で舐め取った。 俺の様子を見ていたテツヤは、俺の体に飛んでいたザーメンも全部俺に舐め取らせて、満足そうに俺を抱きしめてくれた。 「……気持ちよかった?」 甘えるように抱きついて、キスをねだりながら聞くと、テツヤは熱烈なキスで返事をしてくれた。 俺が大好きな、舌を吸い上げながら軽く歯を立てるキス。わざとらしいくらい音を立てて唇を吸われるのも、俺は好きだ。 「ごほうびをあげなくちゃな」 長いキスのあと、ぐったりとテツヤにもたれかかる俺に、ぞくっとするほどセクシーな声でテツヤは言った。 「今度はルイのしてほしいことをしてやろう。さあ、どうしてほしい?」 そのテツヤの魅力的な言葉に、収まりかけていた熱が全身に戻ってくる。 俺は期待に胸を高鳴らせながら、一番好きなセックスをお願いした。 「テツヤのおっきいので、俺の事いっぱいにして。ぐちゃぐちゃになるまで一番奥まで突いて!」 俺がそう言い終わるかどうかってときにテツヤは俺をベッドに押し倒し、全身をまさぐりながらのキスをしてきた。俺の弱いところを知り尽くした指先が、俺をどんどんたまらなくさせていく。 「あ…あ、あっ…そこ、いい! もっとして!」 要求すると、テツヤは言われた通りにしてくれる。それが最高によくて、俺はさらに恥ずかしい言葉を重ねる。 「ねっ、吸って。乳首吸ってよ! テツヤの口でしてもらうの好きっ」 「こうか?」 「もっと! もっときゅって吸って! あっ! あん!!」 テツヤとのセックスはいつも途中から夢中になりすぎて、自分で何を言ったりしたりしてるのかわからなくなる。人に見られたらなんて恥ずかしくて淫乱な奴だって思われるかもしれない。テツヤはもうそう思ってるかもしれないし。 でも、止まらない。もっとよくなりたくて、もっと貪ってほしくて── 「ね、入れてっ? テツヤのおっきいの、俺の膣に入れて! いっぱい掻き回して!!」 俺の乳首に吸いつきながら、よだれを垂らしたコックをいじくっていたテツヤの手を掴み、右足を思いきり持ち上げて後ろへと導いた。……さっきやったから、ちょっと大胆になってるのかな。 一度テツヤを銜えたそこは、テツヤの骨太な指を三本楽々と呑み込んで。ぐちゅぐちゅと音を立てている膣がさらに熱を上げていく。 「ほら、手を離せ。お前の欲しがってるものが入れられないだろう」 テツヤにたしなめられて、俺はしぶしぶテツヤの手を離す。それと同時に両膝を抱え上げられて、ぐっと左右に大きく割り開かれた。脇の下につきそうなくらいに。 「はぁはぁっ、テツヤぁ!」 俺は頭の上にあったベッドの柵を両手で掴み、やがてやってくるだろう衝撃に備えた。 「……いくぞ、ルイ」 「あっっ……! ああ、テツ、ヤ……!!」 ゆっくりと、俺の膣の感触を確かめながらテツヤが入ってくる。途中でひねりを加えながら。そのたびに俺の体はぴくんぴくんと跳ね上がる。 根元までずっぷりと銜えさせられて、その容量のデカさに溜息がもれた。全身がテツヤで満たされてるって感じだ。 「ああ、いい……。 テツヤのいいよぉっ」 「そうか。……動かすぞ」 「うん……っ!」 テツヤは最初、ぐい、ぐいっとさらに奥まで入れようとするみたいに腰を突き動かし、それから一気に腰を引いてコックを入り口まで引き抜いた。そしてものすごい早さでピストンしはじめたんだ! 「っ、っ、っ! っっ!!」 あまりの激しさに声が出ない俺。テツヤを受け止めるのが精一杯で、何も考えられない!! 「ルイ、苦しいか?」 「うっ、ううんっ! いいっから、続けてっ!!」 それでも俺の息がぜっぜっと上がり始めたのに気づいたテツヤは、腰を動かす速度を落としていく。テツヤの体力ならずっと今の動きを続けられるのに。 息苦しいのが収まってきて、感じられるのがテツヤの与えてくれる快感だけになって──俺をいたわるようにそっと体を抱きしめてくれたテツヤの優しさに、涙があふれてくる。 セックスしてるときって、感情垂れ流しって感じで、気持ちが止まらないんだよな。 「テツヤ、テツヤ……」 甘えるように抱きつき返した俺の頭をそっと撫でて、顔中にキスの雨を降らせてくれて。ホントに俺の大好きなことを全部してくれるつもりみたいだ。 それでも腰をグラインドさせるのは止めないから、俺の体はどんどん上にずり上がっていく。 掴んでいた柵を放し、テツヤの厚い肩に伸ばして。盛り上がった肩甲骨に爪を立ててしまう。 「……あまり傷をつけるなよ」 モデルの仕事をしてるテツヤの体に傷をつけるなんて──あとでテツヤが怒られちゃうだろうなってわかってるけど、でもこれは俺のできる唯一のマーキングだから。 テツヤが俺だけのものだっていう、所有の証。 本当は俺もテツヤが俺の体につけまくるのと同じくらいキスマークをつけたいけど、テツヤの肌ってば頑丈なのか、どんなに頑張っても全然つけられないんだ(……俺の肺活量の問題?)。 俺は爪を立てるのをやめず(少しだけ力を緩めてあげたけど)、唇を突き出して再びキスをねだった。 「キス、して。すっごく濃厚なやつ」 薄く口を開き、ちろっと下を出してテツヤの唇を舐めて。テツヤの唇が開いたのを確認して、ねっとりと舌を潜りこませる。すぐにテツヤの舌が絡みついてきて、くちゅくちゅと湿った音がしはじめる。 上と下の口が立てるいやらしい音に耳を傾けると恍惚感が倍増する。抱きついたテツヤの体にさらに体を擦りつけて、痛いくらいに立った乳首にも刺激を与える。こうすると、手でされるのとは違った気持ちよさが感じられるんだ。 細い糸を引きながら唇を放すと、密着していた体が少しだけ離れて、テツヤはしがみついていた俺の体ごと上体を持ち上げると、突き上げる動きの速度を少し上げた。 「あっ、あっ、あっ、んっ、」 テツヤの動きに合わせて洩れる喘ぎ声。前は歯をくいしばって声が洩れないようにしてたけど、声を押さえないほうがお互い興奮するって気づいてからは遠慮なく出すようにしてる。 「いいっ、いいよっ、テツヤぁ!」 ずくっずくっと膣を抉られるような動きに、俺の性感体が刺激されまくる。テツヤのコックじゃなきゃ届かない場所。 「下の口からいやらしい汁が溢れてるぞ。恥ずかしい奴だな」 「だって、いいっ、んだもんっ! あぁっっ!」 テツヤが言った通り、俺のアナルはじゅぷっ、じゅぽっと恥ずかしい音をたくさんさせていて。テツヤの動きに合わせるように、膣から体液が溢れているのが自分でもわかった。 「男のこれが大好きなんだな、おまえは。ん?」 「好きっ、好きだよぉ! おチンチン大好きぃ!!」 まるでどっかのAV女優みたいだ、俺。だけど好きなんだよねーいやらしい言葉とか恥ずかしい言葉叫ぶの。特に熱に浮かされてるときに言うと、さらに興奮してきちゃって。 「テツヤのが好きっ! おっきくて太いテツヤのおチンチンが好きなの!!」 あられもない言葉をさらに連発してしまう。 テツヤもけっこう言葉攻めするのが好きみたいで、 「欲張りな口だな。いつもはあんなに小さい口がこんなに開いて……ずっぽり銜えこんでるぞ」 テツヤのもので押し広げられた俺のアナルを、指で軽く撫でながらそんなことを言う。 「だって、いいんだもんっ! テツヤのおチンチンおいしいの……っ!」 俺の膣に埋め込まれたテツヤのコックには直接触れないから、めいいっぱい手を伸ばして、テツヤの少し濃いめのアンダーヘアに触れた。さらさらの髪の毛とは質が違う、少しごわごわした縮毛。 ますます奥まで力強く突いてくるテツヤのコックに犬のように喘がされながら、再び迫ってくる絶頂感を感じる。 「あっ、テツヤ、俺……っ」 「なんだ?」 「また、イクっ、もうイキそうっ!」 全身が大きく引きつけを起こしたような感覚が迫ってくる。目の前にちかちかと星が飛んで、どこか遠くに意識が飛んでいってしまいそうだ。 「いいぞ、一緒にいくか」 「うんっ、うん……っ!」 がくがくと首を振ると、ラストスパートとばかりにテツヤが俺の両足を肩に担ぎ上げて、さらに激しくピストンしてくる。 俺の体は折り込まれたようになって、視線を俺とテツヤの体の間に落とすと、結合した部分が丸見えで。テツヤの太いのが俺の膣を出入りする様をまざまざと見せつけられて、俺の興奮は頂点に達してしまった。 目の前に飛んでいた星が火花になって、次の瞬間、何かが俺の頭の中を突き抜けていった。 「ああっ、あああっっっ!!」 「……くっ」 今までで一番勢いよく体液が飛んでいく。俺の膣の一番奥まった場所にテツヤの熱いものがどくどくっと放射されて、その熱にまた感じてしまってひっと身を竦めた。 威力をなくしたテツヤのコックが少しだけ外に押し出される。それと一緒に、俺の中のテツヤの体液もとろとろと外に流れ出そうとする。 「すごい……よかったね」 俺が掠れた声で言うと、テツヤは俺の唇に軽く唇を押し当てたまま「ああ」と言った。 |
おつかれさまでした……
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