続・喘慾・本文紹介




 滑らかな素肌を曝した将也は、だが傲慢な態度の俺に反抗するようにベッドの上で膝を抱えて座っていた。……そんなガキくさい行動も可愛いだけなのに。
 テーブルに置いてあった紙袋をベッド脇まで持ってくると、その中から拘束用の器具を取り出す。
 サイズの違う革のベルトが太い鎖で繋がれているそれを、無造作にベッドに放り投げた。するとガチャリと鈍い音がして、その音に気づいたのか将也が膝の間に伏せていた顔を上げて音のしたほうを見る。
 そしてそこにあった拘束具に驚いたように目を見開き、ベッド脇に立っていた俺を見上げてきた。
「な、なにこれ……?」
「見ての通りだよ。言っただろ? 今日はひと味違うプレイで楽しもうって」
「でも、これって――っ!」
「さあ、どっちから繋がれたい? 右側? 左側?」
「えっ? ――えっ!?」
「自分じゃ決められないのか? 仕方ないな。じゃあ右からな」
「ちょっ、待ってよ!」
「ほら、右手と右足をこうして――と」
『カチャ・カチャッ』
「繋がったな。次は左だ」
「――!!」
「左足を出せ。……そうだ、いい子だ。すぐに手と繋いでやるからな」
 事細かに説明してやりながら、左右とも手と足を繋げてしまう。
 手首と足首に巻いた革のベルトを繋いでいる鎖は十センチ程度の長さで、体育座りする分には支障がない。
 だが――
『ヂャリッ』
「ちょっ……動けないじゃん!」
 身体の横に手を伸ばそうとしたものの、足が一緒に開いてしまい将也は焦ったように声を荒げる。そうなることは少し考えればわかりそうなものだが――やっぱりこいつは頭が弱いな。
「動けないことはないさ。足を開くことはできるだろう?」
「そんなことだけできても困んだよ! 早く解いてくれってば!」
 上擦った声で喚きながら、右手足をバタつかせる。丸見えのペニスがプルプル揺れているのもお構いなしだ。
 まるで子供のような動作に吹き出したいのを堪えながら、素っ気ない声音で言ってやる。
「解いて欲しいなら、まず俺の質問に答えろ」
「……なに?」


成人向けにつき短めですいません


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