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都内某所のとある居酒屋。開店から数時間が経過している店内は、平日とはいえ会社帰りのサラリーマンで混んでいた。
そんな中、四人がけテーブルで一人洋酒を呑んでいる男が。
煙草を燻らせながらときどき出入り口を気にしているようだったが、待ち合わせ相手が入ってきたのを見てぱっと表情を明るくした。
「いらっしゃいませー! 何名様ですか?」
「えーっと待ち合わせで……ああ、いました」
「おう。こっちだ、成田」
「すみません、お待たせしました賢雄さん。……あ、とりあえず生中で」
「相変わらず忙しそうだな。──俺もこれと同じもの追加で」
「賢雄さんほどじゃありませんよ。いろんなところに出まくっちゃって、この人は(笑)」
「お前こそ、最近出ずっ張りじゃないか。今日も『ズッコンバッコン』やってきたんだろ?」
「『ズッコンバッコン』って……賢雄さん、それオヤジくさいですよ」
【中略】
「うるさいっ。……んで? 今日はなんの録りだったんだ?」
「今日ですか? 今日は午前中は犬○叉で、午後はさっきも言った彼とのボーイズ系ドラマCDでした」
「ほー、普通のアニメとボーイズか……。頭の切り替えが大変だな」
「そうですね。でも、どっちも大事な仕事ですから、やることはきっちりやりますよー」
「そうかそうか、立派な発言だな。それで、うまいことやれたのか?」
「もちろんですよ。犬○叉はほとんどセリフがなかったし、杉田君とは何度も共演させてもらってますから息もぴったりで」
「なかなか過激発言だな」
「賢雄さんは? 今日はどんな仕事だったんですか?」
「俺は今日は録りはなし。打ち合わせとか人に会ったりで一日終わっちゃったよ」
「大変ですね、会社の代表ですもんね」
「……なんだったら今からでもうちに来るか? お前用のポスト作るぞ?」
大変中途半端ですが、このあたりでご勘弁を……(逃)。
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