─ 正月 ─


◇◇◇ 結局一緒に年越しを過ごした2人。年明け直後の橘の家にて ◇◇◇
宮森 橘さん、お参り行きましょうよ、お参り!(コートを引き寄せながら橘を突つく)
あー? いいよ、俺は。お前1人で行って来ればいいじゃないか(「ゆく年くる年」から目を離さない)
宮森 え〜!? そんなのつまんないじゃないですかぁ!! 一緒に行かないならいいです、もうっ(ぷうっと頬を膨らます)
拗ねるなよ、年明け早々……。
宮森 拗ねてなんかいませんっ!(と言って足音も高らかにトイレへ行ってしまう)
まったく。ああいうところはまだまだガキだな(そしてまたテレビに見入る)
◇◇◇数分後、宮森はトイレから出てそのまま台所へ向かう。◇◇◇
◇◇◇カチャカチャと何かを用意する音。◇◇◇
何してるんだ、宮森。年越しそばも食ったし、もう食えないぞ(台所へ声をかける)
宮森 大丈夫、食べ物じゃないですから。
あ?
宮森 (グラスを1つ載せたお盆を持って居間に帰ってくる)は〜い、『おとそ』ですよ〜!
おとそ?
宮森 やっぱり新年はこれから始めないと。そうでしょ?
あー、そうだな。……なんだ、これ?(グラスの中味を凝視)
◇◇◇手渡されたグラスには白く濁った液体が入っている。◇◇◇
◇◇◇温められたグラスはほんのり酒の匂い。◇◇◇
宮森 うちの実家のほうでは有名な濁酒なんです。おいしいですよー。
ふ〜ん。……お前昨日酒なんか持ってきてたか?
宮森 持ってきましたよっ。さ、飲んでくださいっ(橘にグラスを持たせる)
……お前の分は?
宮森 俺もう飲み過ぎてますからっ。またあとで飲みますよ(妙に急かす)
……(訝しみながらもグラスに口をつける)
宮森 (その様子を食い入るように見つめる)
なんか……おもしろい味するな(眉をしかめる)
宮森 そうですか? さ、ぐっと飲み干して!(グラスの底をおしやる)
おいっ……がっ!(口の端から零しながらもなんとか飲み干す)
宮森 いい飲みっぷりですね!(やけに嬉しそう)
……げほ、やっぱりおもしれえ味だな、この酒。
宮森 そうですか? ……うふふっ
なんだよ?
宮森 いいえ。もう一杯飲みますか?
いや、もう……。
宮森 飲みますか?(強い口調で迫る)
……あ、ああ(たじろぎつつも頷く)
宮森 じゃあ、すぐに持ってきますねっ(いそいそと台所へ向かう)
…………?(そろっと立ち上がり、足音を消して台所へ向かう)
宮森 ふふふーん♪(カチャカチャと音をさせて準備する。上機嫌で鼻歌を歌う)
(そろそろと台所を覗き……)なに、混ぜてんだ?
宮森 (びくっと肩を揺らし、背後を振り返る)み……見ましたね……?
……なんだよ、それ?
宮森 聞かないほうが、いいかもしれないですよ……(作っていたものを背中で隠す)
……み・せ・ろ(宮森ににじり寄る)
宮森 ……はい(しぶしぶ身体を動かし、隠していたものを橘に見せる)
…………なんだこれ?(紙コップの中に入っている液体を横目でちらりと見る)
宮森 …………(何も言えない)
言え。酒になに混ぜたんだ?
宮森 ……、です。
なに?
宮森 だから、俺の……精液、です。
せー……えき?(びしっと固まる)
宮森 ……そうです(深く深く俯く)
そんなものを、お前……俺に飲ませたのか?(唇の端がぴくぴくと引き攣りはじめる)
宮森 ……そうです(消え入りそうな声)
お……まえ(ぶるぶると身体が震え始める)
宮森 ごっ……ごめんなさいっっ!!(がっし! と橘にしがみつく)
がっ……抱きつくなっ!
宮森 だって…だって! 橘さんが、俺と初詣行かないって言うからっ! 俺、悔しくって!(橘の胸に頭をぐりぐりと押しつける。ついでに橘の股間に手を伸ばし……)
おまっ……そんなところ触るなっ!!(宮森の手を振り払おうとするが、快楽に流されはじめている)
宮森 いいじゃないですか、初詣がダメなら姫初めくらいっ!!(橘のスラックスのジッパーを下ろし、中からムスコを取り出す) いただきますっ!!(ぱくっ)
あ〜〜〜〜!!(身震い)
宮森 チュボチュボチュボチュボむしゃぶりつく)
おい、もう…よせって……っ(と言いつつ宮森の頭をがっしり自分に引き寄せる)
宮森 ムスコから口を離し)あは……橘さんの濁酒、俺に飲ませてくださいよ……(両手でしっかり扱き上げる
よしっ、いくぞ……っ!!(腰をぐいっと前に突き出し、宮森の口の中へ大量発射!
宮森 ぐふっ…んっ(しっかり飲み干す
はっ、はっ……どうだった、俺の濁酒は(宮森の口の端から零れた精液を指で拭って口の中へ押し込む)
宮森 んぁ……おいしかったです、すごく(うっとりした顔)
姫初め……するか?(出しっぱなしのムスコ扱き上げるしぐさをする)
宮森 ええ、すぐに…………(喉を鳴らしてそれを見つめる)
◇◇◇ 「ゆく年くる年」の鐘の音をBGMに、激しい行為へと突入する2人…… ◇◇◇
 

 変態さんたちは年明けから変態でした。

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