20110528 0000Z - 20110529 2400Z
3月のPhoneではコンディションが良く、大変な賑わいだったらしい。
二匹目のどじょう狙いだ。
いわゆる珍局がなくカリブもJAも同じなので、マルチ探しなどせず、ひたすらQSOすれば良い。
コンディションが良いと、お客さんが多いヨーロッパと北米東海岸が同時にひらけることもあるらしい。
そんな皮算用をしつつ参加した。
しかし、地磁気嵐が直撃し、ハイバンドは「廃」バンドと化した。
これは、NOAA / Space Weather Prediction Center のK-indices chartだ。
まるでWPXを狙い撃ちしたように指数が上昇している。
ローパワー組にはつらいコンディションに終始した。
Espもあまり良くないようで、JAとたくさんできるわけでもなかった。
さながら、Uゾーン交信大会になっていた。
意に反して「暇つぶし」用のPCが役立つ結果となった。
これまでは、PC一台でロギングソフトやブラウザーを動かしていた。
ところが、Runしているとき、呼ばれないからといって、自動でCQを出しつつWebを見ていたりすると、突然呼ばれたとき応答できないことが多かった。
そもそも、Webを見ていたりするのがコンテスターにあるまじき行為なのだが、それは措いておく。
呼ばれたのはわかるし、相手のコールもコピーできるのだが、ログソフトにフォーカスがいっていないので、入力ができない。
そこで、慌ててログソフトにフォーカスをもっていくのだが、コールを入力する前にオートリピートのCQが再開してしまったりしていた。
今回は、ログソフトとそれ以外のアプリケーションとでPCを分けた。
その結果、咄嗟の応答ができないということは、ほぼ解消できた。
また、各局のBlogをじっくり見たりすることもできた。
それだけ呼ばれていない時間が多かったということでもある。
で、そのネット活用の一例がReverse Beacon Networkだ。
Cw Skimmerのユーザー各局が、デコード結果をサーバーにアップロードしたものを参照できる。
JIDXのときのデータを見るとDK9IPやS50ARXからのSpotがあったが、今回はRN4WA,UA9CLBからのSpotが目立った程度で、DK9IP,S50ARXからのSpotはなかった。
やはり飛んでいなかったらしい。
お客さんが多い地域でQRMが少なそうな周波数を見繕ってCQを出したりしていたが、そもそも届いていなかったらしい。
元々呼ばれないせいか、Spotされると呼ばれるのは良くわかった。
一番呼ばれたのは、このUA9CLBからのSpotの直後だろうか。
UA9CLBからのSpot UA9CLB,UA9,AS,21062.3,15m,JS1IFK,JA,AS,CQ,18,2011-05-28 11:33:38 UA9CLB,UA9,AS,21062.3,15m,JS1IFK,JA,AS,CQ,13,2011-05-28 11:44:07 直後のログ QSO: 21000 CW 2011-05-28 1134 JS1IFK 599 0105 HA8RH 599 0180 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1134 JS1IFK 599 0106 DQ4W 599 0193 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1135 JS1IFK 599 0107 RA9SN 599 0365 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1136 JS1IFK 599 0108 YQ6A 599 0708 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1137 JS1IFK 599 0109 OM7M 599 0997 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1137 JS1IFK 599 0110 RT3T 599 0872 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1138 JS1IFK 599 0111 RN9A 599 0072 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1138 JS1IFK 599 0112 UA9CTT 599 0740 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1138 JS1IFK 599 0113 UA0OD 599 0291 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1140 JS1IFK 599 0114 UA9UKL 599 0123 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1140 JS1IFK 599 0115 RZ9UMA 599 0242 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1141 JS1IFK 599 0116 OL3Z 599 0270 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1141 JS1IFK 599 0117 XV1X 599 0313 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1142 JS1IFK 599 0118 SN2Q 599 0066 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1143 JS1IFK 599 0119 RZ9AN 599 0137 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1143 JS1IFK 599 0120 UA3DA 599 0658 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1144 JS1IFK 599 0121 UW3U 599 1232 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1144 JS1IFK 599 0122 E7DX 599 1283 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1144 JS1IFK 599 0123 R9DA 599 0639 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1145 JS1IFK 599 0124 RM5A 599 0978 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1145 JS1IFK 599 0125 UZ5I 599 0478 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1146 JS1IFK 599 0126 OK7K 599 0303 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1146 JS1IFK 599 0127 SN2K 599 0286 QSO: 21000 CW 2011-05-28 1147 JS1IFK 599 0128 IP7U 599 0489ただ、UK8ARと重なっていたらしく、長くは続かなかった。
UK8ARのSpot ES5PC,ES,EU,21062.8,15m,UK8AR,UK,AS,CQ,13,2011-05-28 11:32:53 HA6PX,HA,EU,21062.8,15m,UK8AR,UK,AS,CQ,9,2011-05-28 11:32:54 S50ARX,S5,EU,21062.8,15m,UK8AR,UK,AS,CQ,15,2011-05-28 11:36:16 OH6BG,OH,EU,21062.7,15m,UK8AR,UK,AS,CQ,25,2011-05-28 11:37:24 OL5Q,OK,EU,21062.8,15m,UK8AR,UK,AS,CQ,17,2011-05-28 11:42:35終いには、予想どおりにSpotされるのを見て悦に入ったりしていた。
Reverse Beacon Networkには、こんな機能もある。
これは、JIDX CWでのDK9IPからのSpotの信号強度をプロットしたものだ。
15m LP部門でSpotが多かった局を選んである。
WPXのデータでは、数が少なすぎて、まともなプロットにならなかった。
11Z過ぎにコンディションが急上昇していることがわかる。
これは、実感した呼ばれ方とも一致している。
また、終了間際に1エリアからの信号強度が落ちてきた頃、3エリアでは、最後まで信号強度が落ちていないことがわかる。
また、ここには載せないが、ハイパワー局との比較なども面白い。
一応スコアサマリーを載せておく。
Band | QSOs | Pts | WPX |
---|---|---|---|
21 | 353 | 701 | 251 |
Date | Hour | Total | Running Total |
---|---|---|---|
5/28 | 0 | 6 | 6 |
5/28 | 1 | 23 | 29 |
5/28 | 2 | 30 | 59 |
5/28 | 3 | 1 | 60 |
5/28 | 4 | 17 | 77 |
5/28 | 5 | 15 | 92 |
5/28 | 6 | 10 | 102 |
5/28 | 7 | 1 | 103 |
5/28 | 11 | 28 | 131 |
5/28 | 12 | 22 | 153 |
5/28 | 13 | 19 | 172 |
5/28 | 14 | 2 | 174 |
5/29 | 5 | 1 | 175 |
5/29 | 6 | 26 | 201 |
5/29 | 7 | 13 | 214 |
5/29 | 8 | 37 | 251 |
5/29 | 9 | 17 | 268 |
5/29 | 10 | 28 | 296 |
5/29 | 11 | 26 | 322 |
5/29 | 12 | 31 | 353 |
シングルバンドで1000QSOできるようなコンディションはやってくるのであろうか。