〜お茶カタログ〜

 

 〜 紅茶 〜 

 

「L'EPICIER」の「BERUBEULA(ベルブーラ)」
わたしの紅茶棚の定番、その1
セイロン島の最も南の産地、ギャルのものです。
ゴールデンチップが多くて、私の大好きなコクが味わえます。
茶葉は大きめで針のように細くなっておりティースプーンで計ってポットに入れるのに 毎回手間取っちゃうくらい(笑)
いかにもセイロンらしい紅茶なのでストレートで。

 

「L'EPICIER」の「CEREMONIE(セレモニー)」
紅茶好きの友人の結婚祝いに
「二人で一緒に飲んでね♪」
と、みんなで贈った思い出の紅茶です。

ダージリンと中国茶が使用されていて、くせのない軽やかな味わいとしっかりとしたコクが共存している、とても口当たりの良いブレンドです。カフェインの含有量が少なめになっているそうなので、夜のお茶にもピッタリ。
紅茶をあまり飲まないという人にも、きっと気に入っていただけると思います。

おすすめは、ストレート。
ゆっくり味わってみてください♪

 

「L'EPICIER」の「PERE NOEL(ペール・ノエル)」
「L'EPICIER」の2000年クリスマスブレンドの1つ。
「金木犀」の香りをつけたお茶ですが「芳香剤」のそれを想像しちゃいけません(笑)
黄色い花びら(マリーゴールドだったと思う)が たっぷりブレンドされていて、甘さの中に柑橘系の爽やかさを感じさせる 上品な香りが楽しめます。

クリスマスギフト商品のひとつに、この茶葉を細身のガラス瓶に詰めたものがあったんだけれど、茶葉に花びらの黄色が すっきり映えてとても素敵でした。

「L'EPICIER」のフレーバーティーの中では香りの優しい(軽い)ほうで、渋味やクセの少ない味なので、フレーバー初心者でも気軽にいただけると思います。
ぜひ、ストレートで楽しんでみて下さいね。

 

「L'EPICIER」の「BANDARAHENA(バンダラエナ)」
セイロンのラトナピュラ地方にある、バンダラエナ茶園産。
OP1の茶葉は大きく細い針のようで、缶を振ると「サラサラ」じゃなくて「カラカラ」という音がします。
綺麗な紅い水色で、優しく繊細な味が特徴なので、ぜひ、ストレートで味わってみて下さい。
午後のひとときにゆっくり飲みたい、そんな感じの紅茶です。

 

CEYLONの「ルフナ」
安曇野のペンションの奥さんが、朝食に出してくれた紅茶。
私が気に入ったのを知り「お家でもぜひ」と分けて下さいました。
本当にありがとうございました!
茶葉はBOPタイプ
「ルフナ」にしては、芯がしっかりしていて、生姜に通じるようなピリッとした味わいがあって、クセになっちゃいます。
ストレートでゆっくり味わって........。

 

「Betjeman&Barton」の「Earl Gray」
「Betjeman&Barton」はフランスの紅茶ブランド。
渋めの赤に白と金の文字 という四角い缶のデザインこれも素敵♪
すっきり潔い(いさぎよい)感じで大好きです。

この「Earl Gray」は中国紅茶を使用していて渋味は少なめ。
香料だ!と主張せず、ほのかにベルガモットが香る感じで もろ私の好み♪
フレーバー・ティは苦手という人も、これなら大丈夫だと思います。

 

「Betjeman&Barton」の「B&Bブレンド(エデンローズ)」
薔薇の花びらをたっぷりブレンドした豪華な紅茶で、ラベンダーの花、バニラ、ベルガモットでほんわりと香りづけされています。

中国の茶葉も使用しており、渋味はほとんどありません。
柔らかくほんわりとした甘い香りで、でも全くしつこくない。
私は香りの強いブレンドは苦手なんだけれど、これはいい感じ♪
「Betjeman&Barton」のオリジナルブレンドで一番人気があるというのも納得です。

 

「カレルチャペック紅茶店」の
「Old Fashioned Darjeeling」
「火入れをしっかりした、昔ながらの製法のダージリン。ミルクティーで....」と、お店の棚には書かれていましたが、個人的にはストレートでOK!
空き地の草の匂いを思い出させるような青い味わいで、渋味にいやみがなくて飲みやすい。
自己主張しすぎない感じで、普段使いのお茶にちょうどいいかな。
香りがちょっと弱めだけど、これなら許せちゃうなぁ♪ って思いました。

 

「Taylors of Harrogate」の「Spice Christmas Tea」
英国のブレンダー「Taylors of Harrogata」のクリスマスブレンドです。
私はあまり「フレーバーティ」を飲まないんだけど、これは特別。
それまで私の知っていたクリスマスブレンドは すべてシナモンの香りの強いものばかりだったんだけれど、これはそんな先入観を見事にひっくり返してくれました。
レモンピールと程よく香るシナモンが絶妙で、スッキリした後味が楽しめる、ちょっとクセになる味なんです。
これは絶対ストレートで飲んで、香りと味をじっくり楽しんでみて下さいね。

ちなみに缶は黒のボディに赤いふたで、ベージュの紙ラベルが貼ってある、ちょっとレトロなデザインで、もろ私好みです(笑)

この紅茶は「フェリシモ」で買ったんですが、最近になって「フェリシモ」が「Taylors of Harrogate」の取り扱いをやめてしまったため、購入出来なくなってしまいました。
他のブレンドは「成城石井」で見つけたんですが「Spice Christmas Tea」はどこのお店にもなくて・・・・誰か、知りませんか?

 

「Afternoon Tea」の「貴婦人」
2001年は雑貨店「Afternoon Tea」の20周年。
その記念として、過去に販売された人気商品を選んで復刻(限定)した「Afternoon Tea 20th Anniversary」商品がいろいろ出ています。
この紅茶も以前販売されたブレンドだということです。

大きめの紅茶葉に 薔薇とうすべにあおいの花びらがブレンドされていて、香料は入っていないようです。
(茶葉にも香料くささは全くないし、原材料の欄にも「香料」の文字はないので間違いないと思います)

赤みのつよい水色でコクある味。渋味はほとんどありません。
香りはというと、ほんのり自然な花の香りが漂うくらいで とってもナチュラルな印象。
こういう「シンプル」で「かわいい」ブレンドって お店にはなかなかないんですよね。
花びらがたっぷり入っているので、ガラスのポットを使うと綺麗だと思います♪

 

「GODIVA」の「EVENING」
チョコレートで有名な「GODIVA」のオリジナルブレンド。
「チョコレートに合う紅茶」というコンセプトのもと、一級品の茶葉をブレンドしたもので、毎年期間限定で販売されているのだとか。
黒地に金の四角い紅茶缶の雰囲気もなかなか素敵です。

インド、中国、セイロンの茶葉に黄色い花びらがたくさん入っていて、マンゴーで香り付け。
香り・味とも甘酸っぱくて、とても口当たりがやわらかです♪
時間を置きすぎても雑味が出ないので、フレーバー紅茶の好きな友達が来ると、このお茶にすることが多いです。

 

「ウォーレンホフト」の「English Breakfast」
ウォーレンホフト社はドイツの紅茶メーカー。
フェリシモのカタログで見つけて、グリーンのレトロな缶にひかれて注文してみました。

茶葉はブロークンで、いかにもBreakfast Teaという感じ。
ちょっと濃いめの明るい水色がとても綺麗です。
味はというと、Breakfast Teaにありがちな「嫌みのある渋味」が全くなくて、かすかな甘味と爽やかさを感じるくらい。
とっても飲みやすい、日本人好みの味だと思います。

定番入りさせようと思って輸入元に電話をしてみたのですが、フェリシモの企画用に輸入したもので、今後の取扱予定はなしとのこと。
他の輸入代理店でも扱っているという話はないそうなので、幻のお茶になってしまいそうです。
はぁぁ.....残念。

 

 

 〜 中国茶 〜 

 

「華泰名茶」の「金萓茶」
「華泰茶荘」の渋谷店で購入。

凍頂烏龍茶から生まれた新種だそうです。
水色は澄んだ金色。
甘い果実の様な香りと、まったり&すっきりした後味が特徴で、渋くなく、苦くなく、とても飲みやすい「台湾青茶」です。
聞香杯を使うと、その上品な香りをしっかり堪能できます。

今回の茶葉は「新茶」

ということで、洗茶はせず、1煎目からいただいちゃいます。
お気に入りは、まろやかな味わいの「2煎目」です。

中国茶入門編としても、おすすめです。

 

「華泰名茶」の「プーアル茶」
台北に本店を構える「華泰茶荘」の渋谷店で購入。
最近の中国茶は洗茶(1煎目のお湯を捨てること。文字通り茶葉を洗う)の必要はないといいますが、今回は8年ものということで、洗茶をするようにすすめられました。

以下「プーアル茶」を飲んだjの感想。

ひと口目は、かいこのにおい....真っ白くてぶよぶよで飛べない小さい羽根をブーンっていわせてる姿。
ふた口目は、森林の木の中で生活するあらゆる昆虫の姿........
三口目は、広大な露天風呂・・・しかも桧(ひ・の・き♪うふ)の風呂(解放されたいんだよね・・・)
四口目は、大工さんの汗。
五口目は、錆びたカンナで削られたおが屑。
六口目は、これが「プーアル茶」なんだ................................................


まさに「プーアル茶」の匂いや特徴を言い当てています(笑)

水色は醤油色〜コーヒー色で、わずかに泥やカビ臭さが残る感じ。
私はこの「埃っぽいにおい」がたまらないのですが、jは苦手だったみたいです。

プーアル茶は中国茶の「黒茶」に分類されます。
消化を助け、血圧を下げ、脂肪を落とす、コレステロールを下げるなどの薬効があるといわれ、中国の医学界でもその検証結果を発表したとか。
中国の女性がスリムなのは食後のプーアル茶のおかげだ という人もいて、「ダイエットに効くお茶」として日本でも話題になりました。
また、他のお茶と違って10煎ぐらい出せるので、とても経済的ともいえます。

一般的にプーアル茶は年代物ほど価値が高いとされていて、なんと60年物なんかもあるとか。(私は見たことありませんけれど)
そこまでいくと、ほとんど骨董品って感じですね(笑)

 

 

 〜 ハーブティー 〜 

 

「アップルミント茶」
ミントにはたくさんの品種がありますが、アップルミントはお茶として利用される代表的な品種です。
林檎の甘い香りとミントの清涼感が混ざった素敵な香りが特徴で、柔らかな緑色と丸みのある葉がとっても可愛らしい♪
夏には穂状に小さな白い花を咲かせます。
他のミントに比べて葉に厚みがあって乾燥が難しいので、フレッシュ(生の葉)で利用します。

お茶1杯にフレッシュでティースプーン山盛り2〜3杯が適量。
鎮静作用があって、イライラしているときや不安なときに気分を穏やかにしてくれます。
胃のもたれやむかつきにも効果があるので、食べ過ぎたときや脂っこいものを食べた後にもおすすめです。

私も自宅のベランダで育てていますが、本当に丈夫。
ぜひ自分で育てて、その愛らしい姿と香りを楽しんでみて下さいね♪

 

「エキナセア茶」
エキナセアは北アメリカの先住民族が用いていた薬草で、「インディアンのハーブ」とも呼ばれています。
お茶には根を乾燥させたものが使われ、坑ウイルス、免疫強化、殺菌消毒、坑感染作用があり、アレルギーの緩和にも役立つそうです。
体の免疫力を高めるので、風邪やインフルエンザのときや、まわりに風邪をひいた人がいるときの予防などに効果的です。

爽やかさを感じる草木のような風味で、嫌な苦味や酸味がないので、シングルでも飲みやすいし、エルダーフラワーやローズヒップスとブレンドしたり、ステビアなどの甘味のあるハーブや蜂蜜などで甘味を加えると、さらに飲みやすくなると思います。
使用部分が根なので、抽出時間は5分くらいです。

ただし、多量に飲むとめまいや吐き気をもよおすことがあるので、飲み過ぎには注意して下さい。

 

「エルダーフラワー茶」
「万能の薬箱」と呼ばれ、民間療法に広く使われてきたエルダーの木は、根から実まで全てが薬効に優れています。
お茶に使われるのは その「花」の部分。
ふわぁっとした優しい味とマスカットのような甘い香りを持ち、風邪のひきはじめの症状や花粉症を緩和する効果があります。

シングルでも充分美味しいけれど、紅茶とのブレンドもおすすめ。
紅茶1杯分の茶葉にひとつまみのエルダーフラワーを加えたこのお茶の甘い香りは、紅茶だけでは味わえない素敵なものです。

よく行くハーブショップのお姉さんのおすすめは「ペパーミント」や「カモミール」とのブレンド。
これらのブレンドは飲みやすく 発汗作用を促すので、高い熱が出たときに効果的です。

 

「カモミール茶」
ビアトリクス・ポターの『ピーターラビットのおはなし』で、お腹をこわしたピーターにお母さんが飲ませていたのが「カモミール茶」であることはとても有名。

カモミールの名前の由来は「大地のりんご」という意味のギリシャ語だとか。
その香りは、由来のとおりちょっとりんごに似て甘いかわいらしいもので、道端に咲いていると、思わずふり返ってしまうくらいです。

カモミールにはたくさんの種類がありますが、ハーブティーに使われるのはジャーマンとローマンの2種類。
私のお気に入りはフルーティーな香りのジャーマン種で、何かあるとこれ!ってくらいによく飲んでいます。
(ローマン種はかすかに苦味のある芳香で、ややシャープな印象)
どちらも白い雛菊に似た小さな花が咲き、その黄色い中心部分に薬効が含まれていて、食べ過ぎ、腹痛、風邪の初期症状や便秘、イライラや不眠症などに効果があります。
浸出液(ハーブティー)を入浴剤に使うと肌がスベスベになりますよ♪

 

「ジャスミン茶」
6月ごろに咲く、清楚な白い花、ジャスミン。
インドではローズと並んで愛されているハーブで、優雅で甘美、ふくよか、かつすっきりとした花の香りは、とても女性的な印象です。
この香りには、リラックス効果と、落ち込んだ気分を高揚させる効果という、全く正反対の力が備わっていて、そんなところにも女性的なものを感じてしまいます。

ジャスミンを他のお茶にブレンドして香りを楽しむ手法は、昔から行われていて、紅茶や烏龍茶とは好相性。
中国茶の「茉莉花茶(モーリーファーチャ)」は特に有名です。
セイロン紅茶にジャスミンをひとつまみ入れたお茶は、私の定番になっています。

 

「ネトル茶」
ネトルは栄養価に優れていて、ビタミン、ミネラル、鉄分を豊富に含み、肌荒れ、貧血、ニキビなどを改善してくれる、大変うれしいハーブです。
草の香りが強いので、私は薄めに入れて蜂蜜を溶かしたり、カモミールとブレンドして飲んでいます。

ネトルは、和名を「セイヨウイラクサ」といって、茎にトゲのある植物です。
アンデルセン童話の『白鳥の王子』で白鳥になった兄弟の呪いを解くために、王女がトゲだらけの植物から糸を紡いで服を作る場面がありますが、その植物がこのネトル。
古代では、ネトルの茎からとれる繊維を布を織るのに使っていたのだそうです。

 

「ヒソップ茶」
ほろ苦い味とミントのようなスッキリした香りを持つヒソップは、ヨーロッパでは昔から料理や民間療法に利用されています。
風邪、気管支炎、インフルエンザなどの症状を和らげたり、食欲を増進させる効果があり、のど風邪をよくひく私にとっては、常備ハーブのひとつとなっています。

ただし、ヒソップにはてんかんを起こす「ピロカンホン」という成分が含まれているので、高血圧などの人は飲用しないほうがいいでしょう。そうでない人でも、一度に大量に摂取することはおすすめできません。
その点にさえ注意すれば、とても力になってくれるハーブです。

 

「紅花茶」
乾燥させた紅花の花びらで入れるこのお茶は、美しい黄金色でやわらかいフローラル系の香りとほんのりとした独特の風味が特徴です。
血行を促して体を温め、ホルモンバランスを整える作用に優れており、生理不順や冷え性、更年期障害、イライラや肌荒れなど女性に多い症状に効果的。
「女性のためのお茶」として日本でも昔からよく飲まれていて、冷え性の私にとっては、今や手放せないお茶だったりします(苦笑)

「紅花」といえば「紅花染」
日本では昔から女性の襦袢(下着)に好んで使われきた「紅花染」の生地ですが、実は高い保温効果があるのだとか。

昔の人の知恵には本当に脱帽してしまいます。

 

「マーシュマロウ茶」
マーシュマロウはマロウのなかで最も薬効に優れていて、のどの痛みや咳止め、気管支炎などのほか、胃炎などにも効果があるそうです。
主に利用されるのは根で、お茶にして飲んだり、搾り汁や粉末状にしたものも使います。
私はのどの調子が悪いときに、粉末状になったものと蜂蜜をお湯に溶かして飲んだりします。
葛湯のようなとろみがあって、いかにも効きそうなんですよ(笑)

名前からもわかるとおり、お菓子の「マシュマロ」は、もともとマーシュマロウの根を原料に作られていたのだとか。
搾り汁や粉末状にしたものは、今ものど飴やお菓子に利用されています。

 

「マロウ茶」
鮮やかな青い色が印象的な「マロウ茶」は、コモンマロウ(うすべにあおい)の花を使います。くせのないフローラル系の香りとほんのり甘いような味で、気管支炎やのどの痛みに効果があります。

世界中に1000種もの品種があるといわれるマロウ。
ハーブティに使われる代表的な品種は「コモンマロウ」で、初夏になると桃色がかった紫の美しい花を咲かせます。
私も小さな鉢植えで栽培していますが、花びらには細い紫の縞模様があって、とても可愛らしい。

「マロウ茶」は時間とともに空気中の酸素に反応して青から紫、そしてピンクに変化していきます。
その様子はまるで魔法のよう・・・
色や味を引きだすために、普通のお茶よりぬるめのお湯でいれます。
水出しも出来るので、夏にはそれでアイスハーブティというのも素敵です(その場合の浸出時間は5〜10分)

 

「ラベンダー茶」
ハーブの中でも、特に有名で人気のあるラベンダー。
シャープで爽やかな香りは、ヨーロッパでは清潔・純潔の象徴とされていて、昔からポプリ、サシェ、香水、せっけん、化粧品などに使われてきました。

日本では北海道・富良野のラベンダー畑が有名ですが、最近は公園や花屋さんなど、様々な場所で満開のラベンダーを見かけるようになりました。
私がハーブに興味を持ちはじめた頃、自分の活動範囲や花屋でラベンダーを見かけることはほとんどなくて、まさに「憧れの花」でした。
なので、いまでも身近な場所で見かける度に、本当に変わったなぁ・・・・と嬉しくなってしまいます。

イングリッシュ・ラベンダー、フレンチ・ラベンダーのほか、数多くの品種があり、お茶には、主にイングリッシュ・ラベンダーの花(蕾)を乾燥させて使います。
精神的ストレス、不眠、偏頭痛などに効果的で、気分をリラックスさせてくれますし、生理不順、消化不良にも良いそうです。

私は、眠れないときや頭の痛いときに蜂蜜入りのラベンダー茶を飲み、ラベンダーの花を入れたサシェを身に付けます。
香りが強くて飲みにくい場合には、薄めにいれて蜂蜜を加えたり、紅茶や他のハーブに少量ブレンドするのがおすすめ。
ホットでもアイスでも美味しくいただけます。

お茶から話が離れちゃうけれど、ラベンダーが大好き!という方は、ぜひサシェをクロゼットの中へ。
ラベンダーの香りには殺菌・防虫効果がありますし、服に香りが移って、ほんのり優雅な気持ちになれますよ♪

 

「ラズベリーリーフ茶」
その名のとおり、ラズベリーの葉を乾燥させたもの。
ほんのり甘い香りと緑茶に似た味で、ハーブティーの苦手な人も比較的飲みやすいと思います。
別名「妊婦のハーブティー」と呼ばれ、妊娠中に飲むと分娩が楽になるとか、母乳の出を良くするといわれています。
ただし、子宮に作用するので妊娠初期に飲用することは、あまりおすすめできません。
初期でなくても妊娠中に飲用する場合には、お医者さんに相談したほうがよいと思います。

また、生理痛を和らげたり、鉄分を補給するのにも役立ちます。
特にカモミールとのブレンドは、生理痛の時におすすめです。

 

「リンデン茶」
シューベルトの歌曲『菩提樹』で歌われている木としても知られるリンデン。和名は「セイヨウボダイジュ」といいます。
お茶には花と苞(リンデンフラワー)、白木質(リンデンウッド)が使われますが、このふたつの薬効は全く違います。

リンデンフラワーのお茶は、少し懐かしいような甘い上品な香りを持ち、イライラした心を落ち着かせ、安眠をもたらします。
また、浄化作用や発汗作用があるので、風邪をひいたときにも効果的。シングルのほか、ジャーマンカモミールやミント、ローズなどとのブレンドがおすすめです。

リンデンウッドのお茶にはほとんど香りがありません。
利尿作用や脂肪を分解する作用があるため、からだの中の老廃物を排出するダイエットティーとして有効だといわれています。
白木質なので、抽出時間を5〜10分と長めにします。

 

「ルイボス茶」
ルイボスは、アフリカ最南端の高原に自生する高さ2mほどの低木で、お茶には枝や葉が使われます。
健康茶としてブームになったためでしょうか、最近は薬局の薬湯売り場などでも見かけるようになりました。

紅茶のような綺麗な赤茶色の水色と、香ばしい独特の香り、ほのかな甘味を持っています。
栄養価が高く、カルシウムやビタミンCを多く含み、貧血や下痢、胃の不調、アレルギーの緩和などに役立つそうです。

 

「レモンバーム茶」
名前から分かるとおり、レモンのような香りがするこのお茶。
葉をフレッシュ、またはドライにして使います。
香りはレモンでも酸味はなし。
口に含んだ瞬間はスッキリ、後味はふわぁっと柔らかで、他のお茶やハーブとブレンドしやすいです。
消化や食欲を促すので、食前食後のお茶に最適。
風邪をひいたときや、体力を消耗する暑い夏の日にもおすすめです。

私は、朝の紅茶にブレンドしたり、リンデンフラワーとブレンドして夕暮れどきに飲んだり、生葉をゼリーやシャーベット、夏の飲み物に飾ったりしています。

レモンバームの学名は「メリッサ」。
ラテン語で「蜜蜂」を意味するこの名の由来は、夏から秋にかけ咲く白い小花にミツバチがよく集まってくるからだとか。
私が育てていたときにも、確かに蜜蜂がよく集まっていました。
レモンバームは多年草で、ミントと並んで丈夫で育てやすいハーブです。ドライでも充分楽しめますが、自分で育てて、フレッシュの優しい味をぜひ味わってみてください。

 

「薔薇茶」
薔薇は愛と美の女神ヴィーナスの花。
お茶に使われる薔薇はオールドローズという原種に近いもので、ドライハーブにして利用します。
なかでも、赤い花びらは「ローズレッド」、赤い蕾は「ローズバッズレッド」、ピンクの花びらは「ローズピンク」、ピンクの蕾は「ローズバッズピンク」と呼ばれています。
心と体をリフレッシュさせたり、ホルモンバランスを整えるなど、内面の美しさを引きだす作用のほか、美肌など、美容に関する効果もあり、まさに「女性のためのハーブ」です。

薔薇茶は、「薔薇の香り」としか言い様のない、ふんわり優雅な香りと、さっぱりしてくせのない味が特徴で、ローズピンクの方が甘い香りがするようです。
シングルでも美味しいですし、紅茶や中国茶とブレンドして香りをたのしむのもおすすめ。
私は、薔薇のお茶に、自分で焼いたスコーンと薔薇のジャムで「薔薇づくしのお茶の時間」を演出をしたりしています。

私と薔薇茶の出会いは、童話に出てきた「薔薇づくしのお茶会」でした。
どんな香りがするのかなぁ、きっと蜂蜜みたいに甘くて美味しいんだろうなぁ・・・・・なんて想像して、幼い私はうっとり♪
何年もたってから実際飲んでみると、想像していた味とは全く違ったのですけれど、でも「薔薇のお茶」や「薔薇のジャム」は、今でも私のあこがれであり、お気に入り。
ほんとうに、特別なんですよ、ね。

 

「ローズヒップス茶」
「ローズヒップス」はローズ(ドッグローズやスイートブライア)の実。ビタミンCがレモンの20倍、ビタミンA、B、Eも豊富に含まれていて、まさに「ビタミンの宝庫」です。
戦時下のヨーロッパでは、兵士たちの貴重なビタミン源として戦地へ送られていたそうです。

綺麗なルビー色とほどよい酸味をもつ フルーティーなこのお茶は、疲労回復や美肌効果があり、夏バテや風邪の時、妊娠中の栄養補給に最適です。

いれるときのポイントは熱湯を使うこと。
実が丸のままの場合には、スプーンの背などで砕いてから使います。
使う実の量を多くしたり、浸出時間を5〜10分くらいにして濃いめにいれて楽しむことが出来るのも「ローズヒップス茶」ならでは。
酸味が強すぎる場合には、蜂蜜で甘味をつけたり、ハイビスカスとブレンドすると飲みやすくなります。
ホットでもアイスでも美味しくいただけるので、夏にはミントを浮かべて「アイス・ローズヒップス茶」なんていうのはいかがでしょう?

 

 

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