【キントンを作ろう】
 今年は、なんとなく『キントン』を作ることにした。
別に、何か悪いことを事をして家族から失ったポイントを取り戻すためとかではないから。。。
くれぐれも誤解ないように・・・
いくつか料理本など参考にしつつも。。アタシの天才振りを説くとご覧遊べ・・・(2007.12.29)

【芋は『金時』】
 『キントン』を作るときの芋は『金時』ということになっている。
500グラムのイモを用意するために買ってきた。これがその『金時』¥580もする。
普通の奴だと、この3分の1ぐらいで買える。いずれ、この差に挑戦しよう。
【アク抜きの儀式】
1センチぐらいの輪切りにした『金時』を水に晒すこと約40分途中、水を2回ほど変える。
これに何のご利益があるのか解らないままやってる。なんか騙されたようで少々面白くない。
水が白く濁ってきているので、これが<アク>ってやつなのかね。670グラムのイモは皮を厚めに剥いたら470グラムになってしまった。
【恐るべき砂糖の量】
 500グラムのイモに対して、料理本によると砂糖が400〜500グラム。
写真は400グラムなんだけど、この量の多さにはビックリ。結局この半分ぐらいしか使わなかった。
アク抜きしたイモを鍋に移して、火にかける。イモ<ヒタヒタ>位の水に『クチナシ』の実を半分に割ったものをガーゼに包んで一緒に煮る。
【クチナシの威力】
 『クチナシ』と一緒に煮込むと、黄色い色が出てきて、イモにジワーッと染み込んでいくのが解る。
イモは時々裏返したりしないと、黄色い所と白い所が出来てしまってよくない。
『ヤキミョウバン』を入れろ、という説もあるけど無くても大丈夫(アタシが責任とる)
 まぁ、あまり神経質にならないで適当に満遍なく茹であがれば良しとすべし
【イモを潰す】
 茹であがったイモを潰す。分けは無い。
この時、砂糖を約100グラムぐらい併せながら潰す。
勿論『クチナシ』袋はこのタイミングで取り出す。
この時、『イーまではゆびーわもー♪』と唄いながらながら作業するのを忘れないように。
【うらごせ】
 いよいよ、イモを『裏ごし』にかける。
なんで、<イヨイヨ>かというと、アタシは今まで<裏ごし>というのをやったことが無かったから。
どんなに楽しい作業かと期待していたんだけど、それほどでもなかった。
いくらやっても、下からはナカナカ出てこないし・・・<なんだこんなもんなもんかい>ってかんじ。
これからやる人もあまり期待しすぎないように
【いっきに仕上げる】
 残念な結果に終わった<裏ごし>の産物を再び、鍋に移して火にかける。
この時、更に残りの砂糖を入れることになっているのだが、100グラムぐらいにしておいた。
併せて、栗の煮汁だけを一緒に煮込む。
ずいぶん<ジャブジャブ>した感じになったけど、根気良く、水分をトバシながら徐々にネッツトリ感が出るように祈るように火にかけ、焦げ付かないようによくかき回す。
しばらくしたら、味醂を適当にいれて、一緒に栗を入れ、栗の実を壊さないように且つ、根気良く混ぜる。
いい加減混ぜるのが、面倒くさくなったら出来上がり。
【できあがり】
 できあがり、写真は少々白っぽいが実際には、いかにも<悪代官様>が喜びそうな綺麗な山吹色に仕上がっている。
皆もやってみよう。
わが家には、『紅あずま』というサツマイモがタップリ残っている。『金時』と『紅あずま』の対決についても機会があったら紹介しよう。

 今回の『キントン』は家族にも、ことの他好評でアタシも大いに気分を良くしている。
あまりに気分がイイので会社を辞めて<キントン屋>でも始めたいところだが、まだ家族に切り出せない。
現在、ヒソカにスポンサ−を募集中である。。。(2008.1.3)
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