きゃっと・キャット・CAT |
![]() ○『きゃっと・キャット・CAT』 翔は高校一年生。近所に住むオジサマ、四方(『しかた』と読んでくだされ)に道ならぬ恋の真っ最中。ある夜、四方の飼い猫であるしっぽに誘い出され、気がついたら猫の姿になっていた。どうやら、しっぽと入れ替わっちゃったらしい。恋に悩む一人と一匹。これからどうなっちゃうの!? 小説ラキアVOL.3に掲載されたものです。えっと、1997年???うわ、古〜っ。今見ると、文章ボロボロです。いや〜んなカンジです。おまけに、めちゃめちゃヘンな話です。こんなに古くてヘンなお話を今さらノベルズに落とそうというハイランドさんは、かなりな太っ腹。 ○『mariage』 四方さんと翔が恋人同士になって二年と数ヶ月。大学に合格し、もうすぐ十八歳の誕生日を迎える翔と、四方さんのその後のお話。 できあがったカップルの何もない平穏な日常を書くのはとても難しかった。なんだか、ヤマもタニもなく、だらだらしているばかりなお話のような気もするのですが、編集さんが「ふわ〜っとして、かわいらしくて、甘くて、事件が起こらなくても充分読み応えがありました」とおっしゃってくださったので、いいことにしましょう(作者、無責任)。 ちなみに、『mariage』とは、フランス語で『結婚』の意味です。要するに、そういうお話。 |