中島 由理 Yuri Nakajima

京都に生まれる。 同志社大学にて哲学、倫理学を専攻する。

自然の中での人の立ち位置がどのようなものであるべきなのか考えるなか、

ほんとうの自然を自分の目で確かめたいと思うようになり、自然農を試みたり、日本各地の原生林や高山を訪ね歩くようになる。人の手の入らない自然の中に、驚くような調和とうつくしさを見つけて、数々の描きたいと思う世界に出逢う。さまざまな自然に独自の魅力を感じると同時に、とりわけ、京都府北部に位置する芦生の森に魅かれ、ひとつの場所に留まって定点観測することによって、より多様な姿を見せる森の奥深さを描いてゆきたいと思い、長年にわたってこの森をモチーフに油彩、水彩で表現している。

山梨県小淵沢町に居を移し、身近に自然と接しながら、制作を続けている。