Molly-Gucci's Check the Events!2001

【コンサート】

●ワークショップ「韓国の音と歌に親しむ」(11月11日日本民藝館)
 伽耶琴奏者の池成子(チ・ソンジャ)さんによるワークショップ。改めて伽耶琴という楽器について教えられました。舞台かぶりつきで観た池さんの左手(指)はまるで、綱渡りをする軽業師のよう(!)。
 
●自転車麦酒[チャリンコ・ビール](7月18日TSUBO)
 地元・千歳烏山のアットホームなジャズ(?)バンド。春日博文氏(ギター)も参加して、仲間たちに囲まれながらホットな演奏。

●ダンス☆マン(7月14日赤坂ブリッツ)
 結構期待して観に行ったダンス☆マン。いや、楽しみましたよ、ええ。この人、やっぱ歌も上手いし、いいセンスしている。でも、会場のせいかバンドの演奏技術のせいか(たぶん後者 ( ^ ^ ; )音が溶けていたのが残念。もっと上手いメンバーを揃えれば鬼に金棒なんだけどね。みゃお〜〜ん。

●上々颱風(7月7日新宿花園神社)
 久しぶりのシャンシャン。この花園は今年で11回目だというが、そのうちのかなりの回数を観ているはず。昔は身内が出演するようでハラハラしながら観て(聴いて)いたシャンシャンだが、今はもう安心して家族連れでビールをグビグビやりながら鑑賞。新曲にあまりいい曲がない(!)とか不満はあるけど、やっぱりいつも楽しませてくれるエンターテイメント根性には感心。ヒット曲「愛よりも青い海」を演やらなかったのも自信の表れ(?)。

●そいんじゃ!(7月3日高円寺JIROKICHI)
 元上々颱風のパーカッション奏者後藤まさる君のバンド。以前から「コミックバンドがやりたい」と言っていた言葉通り、コミック色の強い、ゴトやん音楽性とキャラクターが十分生かされた音づくり。ただ、自分たちだけで楽しんでしまっているきらいも。もっと自分たちの音楽を客観的に観てくれるプロデューサー的な人がつけばもっと良くなるのに…。

●PURI[プリ](6月15日世田谷パブリックシアター)
 なんと今年2度目のPURI(なにせ応援しているものですから ( ^ ^ ; )。パブリックシアターでの公演はたしか3度目だが、毎回違った趣向で楽しませてくれる。今回は数年前までよくやっていた身体叩き、バケツ・パーカッション(?)が大ウケでした。冒頭の前衛的な2曲がちょっと長かったけど、いまの研究熱心さとエンターテイント魂があれば、当分いい演奏を聴かせてくれることでしょう。

●天野紀子(5月25日ドーモ・アラベスカ)
『この仕事がしたい!』で取材させていただた料理人・樋口陽子さんが、主催するイベント「ドーモ・アラベスカ」で、聴いたジプシー・バイオリン。私しゃ、クラシックの奏法と区別がつかないので、演奏技術についてはよくわかりませんが、フリーでスタジオの仕事を中心に演奏されている人だそうで、クラシックから演歌までなんでもこい!でした。もっとエスニックな香りがするかと思っていましたが、いわゆるサロン・コンサートの形でこんな間近に見られる機会はなかなかないですからね。結構、楽しめました。それにしても、この杉並にあるドーモ・アラベスカ邸(象設計集団・富田玲子氏設計)は、本当に雰囲気があってよい!。

●ムーンライダーズ(4月18日 ZEPP TOKYO)
 なかなかチケットのとれない日本最古のロック・バンド、ライダーズのライブ初体験。ケーイチさんはコーネリアス(猿の惑星ね)状態だし、シライさんはジミヘンだし、全員ボーカルがとれるからザ・バンドだし、楽しめたけど期待したほどアレって感じ ( ^ ^ ; 。ことライブに関しては、今や弟分のカーネーションのほうが上でしょうね。

●クレイジー・ケン・バンド(3月7日亀戸カメリアホール)
 噂に聞いていたKCBですが、予想を超えるパフォーマンスで私、惚れました ( ^ ^ ; 。70年代歌謡曲からファンク、阿呆蛇羅経(?)まで消化したうえで、ロックの歴史をすべて飲み込んだ40男の心意気が眩しい! ロック・ミュージックが生まれておよそ半世紀、極東のかなたでこのような形で成熟を遂げたかと思うと感慨深いものが…(涙)。

●リチャード・トンプソン(2月21日渋谷クアトロ)
 英国の名ギタリストによるアコースティック・ソロ・パフォーマンス。いやー、これまた上手い。もっとキャッチーな曲を書いていれば、今ごろクラプトン並みの名声も?

●PURI[プリ](2月12日新宿ピットイン)
    韓国の若手パーカション・グループ「PURI」とジャズの古澤良次郎グループによる熱血共演。いやー、良かったっす。やっぱ、こいつら上手いっ!


【演劇】

●劇団うりこん「老人が来た 止まった時間」(7月1日東京芸術劇場中ホール)
 やりきれない思い抱えて学校の窓ガラスを割った中学生。その教室に、元教師のボケた老人が迷い込んできた…。オーソドックスな芝居だが、よく練られた脚本で、邪魔者のように扱われる中学生と老人の「生きる価値」を問い直す作品。うん、これは子どもたちにも(もちろん親や教師にも)見てほしい芝居だな。

●路上演劇祭JAPAN(4月14〜15日烏山区民センター前広場)
 地元烏山で行われた日本初の路上演劇祭。私はギジェルモ・ディアスとメキシコ路上演劇グループ、モイゼス・ミランダ(パフォーマンス/メキシコ)ぐらいしか観られなかったけど、結構セリフなしでも面白かったすね。さすが世界の路上で鍛えられている百銭練磨の連中、客を巻き込みながら即興のパフォーンマンスはなかなかのものでした。個人的に興味をひかれたのは、15日夜に行われた「烏山ヒストリーワークショップ」。烏山の住民にインタビューした内容を区民センターの壁にスライドを映しながら、その人になりかわって語っていく。住民になりかわって、語りを「演じる」わけね。これを見て、ああ自分(私)のやってきた大型インタビュー本(「在日外国人」「教師」など)は、活字によるヒストリーワークショップだったのね。しごく納得…。

●燐光群「ララミー・プロジェクト」(4月14日下北沢ザ・スズナリ)
 98年米ワイオミング州で起きたゲイの大学生の残殺事件を題材にしたシリアスな芝居。ニューヨークの劇団のメンバーが事件後に現地を訪れ、200人にのぼる関係者へのインタビューを基につくりあげたドキュメタリー劇だ。役者が住民やマスコミなどの役を何度もとっかえひっかえて、インタビューと証言を重ねるなかで、ララミーという地域性、人びとの暮らし、事件の背景、ゲイ差別などが次々と浮かびあがってくる。その構成は見事で、私は結構感動しましたね。

●岸田理生カンパニー「ソラ・ハヌル・ランギット」(2月1日駒場アゴラ劇場)
  日、韓、インドネシア俳優の共演による「言葉」をテーマにした芝居。なかなか刺激的で面白かったです。音楽(斉藤徹)もよかったです。

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