月組全国ツアー『ジャズマニア』 2002.7.6.
14:00 市川文化会館
初演が2000年だったので、足掛け3年の間上演されているショーということになります。
リカ&くららコンビになってから、月組はまだこのショーしか
上演されていないのですが、再演の度に新しい場面が加わったり、
いろいろに形を変え続け、今回4度目ということになります。
全体的なまとまりなどは、個人的な好みがあると思うのですが、
やはり私は初演が一番好きですね。。。
あのときの月組だからこその贅沢な場面の数々。
もちろん今回良かったなと思う場面もありました。
抜粋で、場面ごとに追っていきたいと思います。
■プロローグ
ここは初演からずっと変わらずの場面。
冒頭の音楽の流れ 大好きなんですよ。こういう幕開き。
お衣装的にもモダンですし、男役は格好いいし・・・
地方ということで、盆が回らなかったりセットが動かなかったり
制約はいろいろとあったのですが、客席からの反応の良さは
大劇場以上のものがあると思います。
出演者はそこのところがよく分かるんでしょうね。
客席の反応をキャッチするのも早いし、みんなの笑顔も違うな〜と思いました。
シンガー3人のコーラスもさすがの出来栄え。
花瀬みずかさんが、あと2人を従えている姿を見て
「上級生になったんだな〜」と実感。
■ダウンタウンドリーム
東京公演からこの場面に変わりましたが、明るくて「光に向かって走る!」みたいなノリの場面が
新星月組に合っていて好きです。
今回はケロさんの「A列車」から始まりました。
バックダンサーたちも、実力派ぞろいの見ごたえバッチリ。
美鳳ちゃんは本領発揮で、とにかく光る存在。
音姫ちゃんもキビキビした動きがいいですね。
■アドリブ
タニちゃんのタップから祐飛さんのピアニストへと続きます。
祐飛さんがピアニスト〜?!
かなりのオドロキだったのですが、そう。。ここはきりやんが
バリバリのダンサーとして大活躍した拍手ものの場面。
頑張ってましたよ。。祐飛さん。私は泣けてきました。
この場面を祐飛さんにと、そう決めてくれた三木先生に大感謝いたします。
その前のタ二ちゃんのタップ、もう少し見たかったな〜と思いながら、
私の記憶は祐飛さんへと飛んでいくのであります(スミマセン)
■GI
ああ、やっぱりこの場面に尽きます・・・。このために遠路はるばる市川までやってきたのだもの。。
満足させていただきました。
祐飛×花瀬コンビいいですわ。やっぱり。私の中でベストコンビです。夢は広がるぅぅ
もとい。
リカ×くららコンビはこの場面が一番のびのびしていていい雰囲気でした。
くららちゃんのお衣装が、今回から初演の三恵ちゃんのお衣装に変わって
こちらの方がさわやかな感じで似合っています。
東京の時も思ったけど、くららちゃんのヒールものすごく高い・・・
怪我とかしないでね・・・と心配になります。
北翔×椎名コンビも安心して見られました。
何しろ、初演の時からここが一番好きで、通いましたからね〜。。
祐飛さんの、娘役さんに向ける優しい視線がたまらんのですよ。
振り付けや音楽もすごく甘くて綺麗。
■ニューヨーク・リズム
ここはタニちゃんがお兄さんとなって、若い子たちをひっぱっているのですが、
可愛いね。とにかく可愛い。
好みとしては大劇場のように、「白vs黒で対決」みたいな雰囲気が好きなんだけど
タニちゃんのこの可愛さで許す!
黒シンガーはケロさん。この手の雰囲気はおまかせの余裕に満ちた歌いっぷリでした。
ダンサーたちもアダルトに決めてくれて、
特に椎名葵ちゃんが良かったですね。
白チームは、今回少し構成が変わっていて、いつもなら
娘トップが歌い、祐飛さん&美原さん中心のカップルが本舞台で踊るという形でしたが
祐飛さんが上手から、くららちゃんが下手から登場。
祐飛さんが歌いだし、くららちゃんがあとから入ってデュエットとなります。
バックでは紳士淑女たちが踊るという感じでした。
個人的にとっても嬉しい場面でした。
いいねぇ〜。祐飛さんとくららちゃんもお似合いだったわ。新発見。
ここでは、「42ND STREET」をベースにしているので
すごくお洒落で粋な雰囲気があるのですが、
特に白の時、白昼夢のイメージということで、まさにそのまま。
「マイ・フェア・レディ」の競馬のシーンのように、全体がしろに包まれて、
シックに展開されていくのが気に入っています。
■Stormy Wether
大好きな曲、大好きな場面です。
特に、ここでは重厚なコーラスと、バックのダンスの調和が
黄昏ていて、もうジーーーーンとしちゃうんです。
祐飛さん復活で喜び倍増。(東京は出ていなかったので)
しかし、生のコーラスでなかったのは残念。
そしてリカさんは東京より良かったと思いますが、
私はこの曲をあまり崩して歌って欲しくないんです・・・
できるだけメロディーに添って歌っていただけたら。。。と。
リカさんは、あまり崩さない方が合ってると思うんですよ。歌も踊りも。
私が正統派な感じの方が好きなだけですので、まあいいんですけど。
■ブギ・ウギ・ニューヨーク
ここで、全員ノリノリの中詰。
ショーの醍醐味というべき盛り上がり、客席も手拍子で。
マミバージョンとリカバージョンの大きな違いは、
「オー」と入るところだと思うのですが、何か、大劇場に通いまくった身としては
まだ乗り切れずにオタオタしてしまうんです・・・
でもあそこは一緒に盛り上がりたいので、今回頑張りました。
間に合いました(笑)
で、残ったリカさんの元へ新妻くららちゃん登場。
ピンクのドレス、とっても可愛くて一番好きなお衣装なんです。
袖のところとかね、くららちゃんによく似合っています。
マミ檀が大人のカップルなら、こちらは新婚ほやほやの初々しいカップルで、
どちらもいいですね。好きです。トップコンビのこういう場面いいなぁと思います。
リカさんがくららちゃんを見つめる目が優しくて、くららちゃんも
キラキラしてるんですよ。ええね〜くららちゃん。
私はこの場面のリカさんが一番好きですね。
■JAZZ A・B
ここが今回大収穫だった場面。
中国公演から「How high the moon」〜「Dance
in the dark」
を持ってきた場面なのですが
ここをケロ×祐飛×タニ×花瀬×椎名 そしてダンスから
美鳳ちゃんも入ってきて
もう見るところだらけの困った困った場面です。
まず歌の場面。幕前でケロ×祐飛×タニ×花瀬×椎名が
競い合います。ここ、ビデオでカットされてたら泣きます。。
ケロさんから始まり花瀬→椎名→祐飛→タニちゃんとなるのですが、
あーちゃんは相変わらずの美声で、中国の時よりも大人っぽく
椎名葵ちゃんは艶っぽい歌いっぷり。
祐飛さんは、DSでジャズを歌った経験が生かされて
なかなか余裕の歌でした。(もう一回聴きたい!!)
タニちゃんは、やっぱり華やかですよね。このメンバーの中では
歌を心配してしまうところなのですが、持ち前の明るさとスター性で
まさに中心の存在でした。
「How high the moon」はこれまた大好きな曲なんですけれども、
実は、祐飛さんも好きな曲なんですって。わ〜いおそろいだ♪
そしてSingバトルが終わると幕が開き美鳳あやちゃん登場。
3組のデュエットダンスとなるわけですが、それはそれは贅沢極まりない、
もう見るところだらけで大変なんですから。
ここをカットしたら怒る!!
どのカップルも雰囲気があって良いのです(*^ー^*)
まず祐飛×椎名は、大人の雰囲気です。やっぱり祐飛さんの娘役を見つめる瞳・・・
あぁ羨ましい(>_<)
リフトの位置も高くて、回転も綺麗。祐飛さん力持ちだねぇ。。
ケロ×花瀬コンビ。ここは品良く美しいカップル。
しっとりとした雰囲気で、すごく曲のイメージに合っていました。
タニ&美鳳ちゃん。新鮮なカップルで、一番若々しい雰囲気でした。
とにかく美鳳ちゃんのダンスが綺麗なんですよ。(←こればっかり・笑)
タニちゃんとの並びもすごく爽やかなんです。
ここの場面は、3組のカップルの舞台スチールが発売されてます。
■BLUES IN THE NIGHT
ここは東京公演で新しく入った場面です。
タイトルからだと、エリオットネス@エリオットネスの歌なんですけれども。。
船上パーティーのような雰囲気で、くららちゃんを挟んでリカさんとケロさんの構図。
この後のリカさんのダンスソロの場面は見ごたえ十分です。
影ソロの効果抜群ですね。
■フィナーレ
北翔君のロケットボーイから始まります。若々しい空気満点。
彼も上手いですわ。。上手すぎて小さくまとまらないでほしいものです。
続いてタニちゃんの「Sing Sing Sing」。
赤いお衣装がタニちゃんのアイドル性を更に強調してくれて大好きでございます。
タニちゃん自身も開放的で溌剌としていたのが良かったです。
そして「Fasinating Rhythm」。おなじみ♪ダバダバの場面で
初演メンバーのままではありますが、品良く大人の雰囲気で。
そして幕が開くと階段にはリカさんを中心に男役のダンス。
「ガイズ〜」から“ダンシング ガイズ”となります。
ここの影ソロは椎名葵ちゃん。低音がよく響いて迫力もあり、
こういう歌が歌える娘役は大事にしたいなと。
で、やっぱりいいですね〜。男役の総踊りって。。
ため息出ます。ここにケロさんと祐飛さんが入っていれば尚嬉しいのだけど。
タニちゃんの存在感が光ってました。
デュエットダンスは「ガイズ〜」から“はじめての恋”。
このトップコンビのイメージに合っていて、とても爽やかな印象。
リカさんは、娘役との場面っていう印象があまりなかったのですが
たとえ娘役と組む場面があっても、お互いの関係が対等というか、
しっかりと男女って感じの場面が多かったので
こうやってくららちゃんと組むようになって、今まで見なかった大きさを
感じるようになりました。
フィナーレの最後を飾るのは、花瀬みずかさんのエトワール。
ブラボーッッ!!他の組だったらとっくにエトワールしているはず。。
こんなに歌えるまさに星のような娘役を使い切れていない歌劇団さん・・・
全国ではこんなに上手に使えているのに、なんでかなぁ。お願いしますよ。
で、椎名&北翔君&花城(黄色)→祐飛さん(水色)→ケロさん(水色)→
タニちゃん(ブルー)→くららちゃん(白)→リカさん(シャンパンゴールド)となります。
全体を通して月組は安定期に入ったなと思いました。
特に娘役の充実振りはすごいと思います。これだけ次々と
退団者や組替えが続いたにもかかわらず、新たな人材が出てきて頼もしい限りです。
反面、男役に危機を感じる部分もあります。
紫吹、汐美、大空、霧矢、大和という並びは強烈で楽しく
下級生男役は安定した実力を持っている人が多いので
安心して見ていられるのですが、
その鉄壁とも思える男役陣で満足してしまって、新しい風を吹かせてくれる存在が
なかなか現われそうにないこと。
上級生を脅かすほどの(?!)パワーと破天荒さを持った
存在感のある男役さん出てきてくれたらいいなと思います。