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 四月雪

 四月の空に 突然の雪が降った
 そして一つの信念を思い出す
 個人的な昔のことが 突然その重さを失えば
 しなやかで強い力を持つことが出来るでしょうね
 人の顔色を伺ってばかりだと かえって心は楽でしょうよ

 世界が絶望しはじめて 天はようやく歌い始める
 私たちに 傷つき悲しむどんな資格があるというの?
 誰のために恐れ、誰のために慌てふためいているというのだろう

 それは世界が汚れているから
 ようやく汚れのない願いを見つけても
 夜明けがこなければ何も見えないから
 嘘のない空想を見るしかない

 欲望はいい加減になり
 価値は偽りに思えてくる

 人の世は狂い始めた

 或る日 ついに私たちは遊び戯れる場所に還ってきた
 或る日 ついに私たちは陽の光を再び目にした

 私たちに 傷つき悲しむどんな資格があるというの?
 誰のために恐れ、誰のためにゆとりがないというの?
 (USA)



あくまで個人的な訳ですのでご参考程度にお読みいただけると幸いです。
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