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見えなくても


昨日、東雲さんが紹介なさっていた来年公開予定の映画「真昼ノ星空」の監督・中川陽介さんのブログレスリーのことが書かれていました。 凛とした美しい人だったと。

“思い内にあれば 色 外に現る”レスリーの美しさは外見のそれとは別に、彼の生き方や心が表れたものだと感じます。
張國榮(レスリー・チャン)という人の本質はピュアで飾りのない人なんだって思います。そしてその周りが色々な面で覆われている。それが明星・張國榮の姿。
惹き付けられては突き放されて…確信犯的に裏切るときの彼の目の光。その姿に振り回される心地よさ。 自由自在、変幻自在、冷たくて熱くて、優しくて厳しい。いつだってこの人の表現者としての才能を見せ付けられ、圧倒的な存在感とアピール力にクラクラしてしまう。
そして時々隙間から見える姿は私たちと変わりなく、彼も普通の人なんだなぁ・・・と思う瞬間。とても近しく親しみを感じます。

レスリーを思うとき心があったかくなる。私はレスリーが大好きなんだなぁ、と。ただそれだけのことなんだけど、レスリーのことを同じように大好きな人に出会うと、これまたやっぱり心があったかくなるんですよね。
記事に対して寄せられたコメントに、監督自らレスポンスがありました。監督のコメントを読んで、この方もすごくあったかい方なんだなぁ…とじーんとしました。心から映画を愛してるんだなぁ。こんな方が創られる映画もきっとあったかい心があるに違いないと。「真昼ノ星空」の公開がとても楽しみになりました。
たとえ目には見えなくても真昼の空にも星は輝いている。見えなくても確かに存在するもの。誰かとの出会いもきっとその一つ。この世界にはそんなステキなものがたくさん溢れてるって知ってる人は、それだけたくさん幸せを感じられる人なんだって思います。


(2005.11.21.)