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「欲望の翼」の日本最終上映ももうすぐ。


過去にも書いたことがあるかもしれませんが「欲望の翼」との出会いは、確か97年くらいだったと思います。
テレビの深夜放送でカーウァイ特集を見たのが始まりです。直感で「この映画面白い!」って思ったことを覚えてます。キャストの名前が全員漢字で(当たり前か・笑)、張國榮がレスリー・チャンだとは思ってなかったんですよねぇ。(読めなかったし…)
その前にBSで鞏俐(コン・リー)の映画を続けて見ていたので先に「花の影」でレスリーに出逢っていたんですけども、その時はキャストの名前どころか作品のタイトルも分かっていなかった。
どちらの作品も直感で好きでしたし、機会があれば(テレビですけど)アジア映画を見るようになったんです。
ただ私が本当に映画を真剣に見始めたのはこの1年くらいで、それまではもっぱら舞台。舞台を観るために遠くまで行くことはあっても、近所の映画館にでさえ映画を観に行くことは本当に稀でした。
それが突然「飽きるまで観続けよう映画月間」を昨年の今頃思い立ち、そんな中でレスリーに出逢ったという。(「大英雄」「覇王別姫」「大英雄」とサンドイッチに観てレスリーにすっかりはまってしまいました)

好きなことに関してはかなり食らいついていく性格なので、どうしてもっと追求しておかなかったのか、今思うと本当に悔しさもありますが、レスリーは出逢うべくして出逢った運命の人だと思っています(笑)
出逢ってしまったからにはそれをなかったことにすることは出来ません。こうなったらとことんお付き合いするまでです。
ただ、好きだからこそレスリーのことは未知の部分をできるだけ残しておきたいと思ってます。夢見る乙女なので(違うか)、レスリーはいつまでも憧れの存在であってほしい。だから私の書くことは不完全でほとんど私の想像に過ぎませんが、それが私とレスリーの繋がりであるので大事にしています。
それぞれレスリーに対する思いは違うと思います。だからその思いがどう表れるかもみんな違う。彼を思う人の数だけの出会いがあって接点があるんですよね。
「欲望の翼」…間違いなくレスリーの代表作の1つであるこの作品がこれまでどのくらいの出会いを生んできたのかなと、ふと考えました。
香港映画との出逢い、カーウァイとの出逢い、レスリーとの出逢い…。ここから広がった世界は絶対にある。大きな役目を果たしたこの作品が、またいつか日本に新しい出逢いを生んでくれる日がきますように。


真昼の月が囁く 大空羽ばたく鳥
憧れた愛の歌は 
哀しい 翼もがれた 愛の飛翔 ――「BLUE MOON BLUE」より


(2005.6.17)