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レスリー・チャン「慶」(ウィン・シャ撮影)復刊に寄せる思い


2月末までに予約数2000部が達成するとめでたく誕生するレスリー・チャンの写真集「慶」
初版が発売されたのは2001年。1999年に発売された「Leslie−レスリー・チャンのすべて」に続く第二弾として登場しました。
残念ながら今はどちらも絶版で入手不可能となっています。
しかし、この度復刊ドットコムさんと出版元である産業編集センターさんのお力添えで、「慶−レスリー・イン・チャイナ」がディレクターズ・エディションとして蘇るかもしれないのです。
私は初版も持っていませんから、この写真集がどのようなものなのか漏れ聞いた内容でしか知らないのです。なので説得力のある文句が書けません。悔しいことですが。。。
だけど、既に発売された「Leslie−レスリー・チャンのすべて」も「慶」も、もしかしたらどこかで手に入れられる可能性はあるかもしれないけれど、このディレクターズ・エディションは復刊しないことには見ることはできません。しかも、レスリーが亡くなった今となっては、新しいレスリーに出会うことはほとんど無に等しいのです。ならばこのチャンス逃してはなりますまい。
彼が亡くなって今年の4月で2年が経ちます。残したものすべてが世に出るわけではありません。これから先も万人の目に触れず、彼が親しかった人たちの心の中にだけ残っていく彼の姿ももちろんあって、それは仕方がないことです。
だけどそうでない彼の姿。彼が残した作品の光が当たらなかった部分。もし誰かがそれに光を当ててくれたら、私たちは二度と会えないはずのレスリー・チャンに出会うことができるのです。
その光を当てられる最後の鍵を握っているのがほかならぬ私たちファンであること。「慶」だけでなく、今後も続々とレスリーの残した作品が日本でも発売される予定があります。それもこれも、今でも彼が多くの人から愛され続けている証です。
私のように彼の死後に存在を知った方もきっといる。
それはレスリーが「忘れないで」と言っているのではなく、ファンが「忘れたくない」と思っているから。つまりは、私たちファンが彼が亡くなった今もレスリー・チャンというスターを生かしていることだと思うのです。


(2005.2.28..)