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不可思議 (2003/SONY)
1 Ya Birthday
2 [イ尓]不在
3 Love Love Love
4 女朋友
5 此刻、[イ尓]心裡想起誰
6 不可思議電台
7 [イ尓]和我
8 What Was I Thinking?
9 Not Your Average Thug
10 不著地
11 Can You Feel My World
12 愛無所不在
13 我就喜歡

このアルバムを好きだという人はとても多いと聞きました。納得です。
様々なテイストの楽曲がバランスよく配されてるだけでなく、
どの曲にも音楽に対する誠実さやチャレンジ精神が感じられ、聴く人への優しさと音楽の楽しさを忘れない。
王力宏の音楽世界が確立されています。


■Ya Birthday
これねぇ。初めて聴いたときから何故か私はひっかかって仕方なかったの。
詳しくないジャンルなのではありますが名前くらいは知っているプリンス。
彼はセクシーで熱っぽくてクールなイメージなんですけど、この曲を聴いた時
そのプリンスの楽曲がふと浮かんだんですね。
黒人音楽の未来形とも言われたプリンスと、
中華音楽の将来に無限の可能性を感じさせずにはいられない王力宏が
なんとなく重なって、この曲にそういう息吹のようなものを感じました。

■[イ尓]不在
これはとても切ないバラードです。切ないSongが好きなのでもちろんこの曲も好き。
傷ついて立ち上がった時 君がいない
あの時の動揺 全部わかったんだ わかったんだよ
それなのに君がいない 愛はもうなかったんだね
君がいない 僕が愛の大切さに気づいたときには 君はいない
あぁぁ、切なすぎる〜。歌詞も切ないが隊長の歌声が切ないんだ。これが…ハマる。

■Love Love Love
おぉ〜。ジャズの定番スタイルから始まってラップも入り、そしてオールドスタイルな黄昏ムードで締めくくり。
ウマいっ!舌を巻きました。ベースのボンボンボンっていう響きにジタバタしてしまう(笑)
ピアノ、トランペット、ベースが絡み合いが素晴らしくそそるんですよ。
これはCDの高音質をヘッドホンで楽しむのが私の正しい鑑賞法。
mp3とかにしちゃうとベースが潰れるしペットの抜けもなくなるし。
少しこもり気味にいじって聴くとジャズ喫茶にいるような気持ちになれるのです。
この人はホンマに音楽が好きなんやなぁ。

■女朋友
一転、原始的なと言いますか、一風変わった雰囲気の曲。笛と太鼓と人の声…これがその原因でしょう。
思わず楽器を出してきて笛パートの練習しちゃったよ〜。で勝手に隊長とコラボして自己満足(笑)
この曲では声も楽器なのだということを色々なアプローチで表現しています。
それは声の高さや位置を確認しながら注意深く聞くとお分かりいただけるかと。
真ん中に大きい隊長がいて、360度ぐるりと小さい隊長がいっぱいいて、
太鼓と笛の合間からちょこっと顔だして歌に参加して〜みたいな。
なんか皆で祭りだぃっみたいな。そう、私はそんな感じで歌詞をまったく無視して聴いるのです(笑)

■此刻、[イ尓]心裡想起誰
この曲はとても綺麗です。そして軽い気持ちで鼻歌なんぞ歌い始めようものなら、
途中で挫けてしまうでしょう。隊長は軽やかに歌ってくれてますが、素人には難しい…。
此刻、[イ尓]心裡想起誰(いま、あなたの心は誰を思ってる?)
もっもちろん、隊長ですともっ! (く…苦しい・笑)
この曲を聴くときはみなさんちゃんと隊長を思って聴くのですぞっ!

■不可思議電台
次の“[イ尓]和我”への橋渡し的役割があるのでセットで聞きましょうネ。
キミが今聴いてるのは不思議なラジオ局FM9.99。
ボクは今日DJをやる王力宏。聴いてくれてありがとー。
今日のこの番組を楽しんでもらえたらすっごく嬉しいなぁ〜
っだって。うんうん。楽しんでるよ〜。

■[イ尓]和我
好き好き〜。初めて聴いたときからこの曲が一番好きだったの。
なぁんも考えずに「音楽って楽しいよねぇ♪」な会話ができるの(隊長と・笑)。
この感覚は、私がスティービー・ワンダーの“Sir Duke”を聴いてる時の楽しみ方と似てるのね。
歌えるところだけでも一緒に声を合わせるのさ。それだけでみんなHappy。
言葉はいらない、僕らには歌がある〜そんな感じ。
これを聴いていると、ちょっとした失敗くらい「ダイジョーブさっ」って
前向きな明るい気持ちになれるんですよねぇ。私のご機嫌Song。

■What Was I Thinking?
僕は何を考えてると思う?…なんですか?USAってほんまアホやなぁ、とか。
いやっ。そんなこと思わないでっ。(だからアホなんや)
んんんん。これは有名人は色々恋愛するのも大変だなぁ、そこら辺の若者と何も変わらないんだよねぇ的
心情を歌ってるのかな?
彼女の舞台を観て興奮して自己紹介したんだけど、すっかり覚えていなくて…
やっと彼女と近づけたんだのに問題発生!Oh no〜くそーっ!
みたいな感じとみた。もしかするともうちょっと大人な内容かも。
隊長も大変やなぁ。そっとしといたってな〜
カッコエエ曲なのでこれまたお気に入り。一緒に歌いやすいし。
咳きするとこまでマネしてみると更に楽しめます(笑)

■Not Your Average Thug
落ち着いたテンポでこれでもかというくらい、ずっと英語なんだもん〜。すげーな隊長。
声が他のとはちょっと違ってて、かすれ気味なそれでいてフィット感のある…そんな声です。
まったくこの曲だけ聴いてたら、これが台湾発の音楽だとは思いませんね。ええ。

■不著地
これまた落ち着いたテンポの曲のラブソング。
地に足が着かないのは、彼女が天地の中心だから 私の心はとっくにあなたの元に飛んでます
って歌ってます。
いつも思うんですけど、隊長の曲はバックコーラスも自身の声なので耳馴染みがよくて
すごくまとまりが良いんですね。この曲もやっぱりそう。

■Can You Feel My World
イントロのピアノが物悲しげ、そして語るように歌い始めると。一篇の物語を思わせるメロディです。
君が僕のことを決めて どんどん僕の世界が狭くなって
もう無理だよ 君には僕の世界を理解できない
僕の悩み 僕のプライド 君にはわからない
もう自分にウソをついて 君の歓心をかうようなことはしたくないんだ
このままではお互いのためによくないから

って自分と彼女の価値観の違いというか、同じ世界を共有することは難しい
ってな感じのことを歌っておられるようです。

■愛無所不在
これいいですよねぇ。初めて聴いた時に「あ、これ知ってる」と思ったのも当然。CMの曲だったのねん…。
台湾盤は中華なレトロメロディーから始まって(録音もノイズが入りアナログ感のある雰囲気だしね)、
ゆったりと流れながら隊長の声はぐんぐん天に登っていきます。
これぞプロのなせる業…私なんぞが逆立ちしても一緒に歌うなんてできませーん。
聴くに徹していたところ、心優しい隊長は大陸盤で「一緒に歌おう〜」と言ってくれたのでした。
なんて優しいんだぁぁ(涙)(←いつものごとく勝手に解釈)
大陸盤はあっさり展開してますが、メロディーに沿ってしっとり歌っています。
そして抑えるところはグッとはずさない…隊長の思うがままに操られる私(笑)
しかし大陸盤も私にゃ難しいです。たいちょ〜っ(泣)
そしたら日本語アルバムに日本語で入ってた。本当にどこまでもやさしい隊長に
ワタクシ、もう涙ちょちょぎれます。
ピアノのポロンっていう響きと隊長の透明感のある高音とバックコーラスが今の季節にピッタリで、
穏やかな温か味を添えてくれます。

■我就喜歡
♪I'm lovin' it このフレーズは世界共通だったんだ…と知りました。
妹はこれを聴いていると「今ならシェイク100yen」を連呼します(頼むからやめてくれ)。
隊長がしゃべってるの聞いたことないので、なんか不思議な感じです。
隊長がしゃべってると中国語が可愛く感じてしまうのはIt's masic?
ラップはよくわからないジャンルなので避けてたのですけど、
♪パラッパパパ〜ンのおかげで、自分も歌えそうな気がしてくる(無理なんだけど)、
そんな陽気な感じの曲です。


《MV VCD−限量特別版のみ付属》
01. [イ尓]不在
02. 此刻,[イ尓]心裡想起誰
03. [イ尓]和我
04. Ya Birthday