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カラーズ (Colours) 1969年
1 スカボロー・フェア Scarborough Fair 3:14
2 プシーウィロウズ,キャット・テイルズ Pussywillows, Cat-Tails 2:53
3 キャッチ・ザ・ウィンド Catch the Wind 2:32
4 カラーズ Colours 2:56
5 フォー・ボビー For Bobbie 2:31
6 アイ・ビリーヴ・イット・オール I Believed It All 2:38
7 アム・アイ・ブルー Am I Blue? 3:14
8 ハリー・オン・ダウン Hurry on Down 2:09
9 レット・イット・ビー・ミー Let It Be Me 2:39
10 青春の光の影 Both Sides Now 2:53
11 悲しい雨が I Think It's Gonna Rain Today 3:23

ジャケットが可愛いの〜!実はこのジャケ写に惹かれてクロディーヌの歌を聴きはじめました。
A&Mからリリースされた彼女の4枚目のアルバム。
全体的にカントリー色が強いというか、アコースティックで60年代な印象の作品だ思います。



■スカボロー・フェア
曲:サイモン&ガーファンクル
サイモン&ガーファンクルの代表曲。
ダスティ・ホフマンとキャサリン・ロスの映画「卒業」で彼らの曲が挿入歌として使われていていたうちの1曲です。
「スカボロー・フェア」の歌詞はとても不思議です。
なぜなら、この歌は妖精が人間に対して問いかけている歌だからです。
“パセリ、セージ、ローズマリー、タイム”これらは魔よけの意味があるハーブです。
もしも、妖精の問いにまともに答える人間がいたら、彼らはその人間を魔界へさらっていってしまうのです。
スコットランド民謡を元に作られたというこの曲の冒頭部分がとてもいいです。
哀愁漂うクロディーヌの声が問いかけます。“スカボロー・フェアへいくつもり?”

■プシーウィロウズ,キャット・テイルズ
曲:ゴードン・ライトフット
ソフトでデリケート、四季がうつろう様子が感傷的な美しいメロディーで流れていきます。

■キャッチ・ザ・ウィンド
曲:ドノバン・フィリップ・レイチ
好きですねぇ。この曲。のびやかな風を感じます。
アコースティックなところにも60年代が感じられて、このアルバムの中でも特に気に入ってる曲です。

■カラーズ
曲:ドノバン・フィリップ・レイチ
「キャッチ・ザ・ウィンド」に続いてアコースティックなサウンドに包まれたクロディーヌがいいです。
カントリー調で聴きやすいと思います。

■フォー・ボビー
曲:ドノバン・フィリップ・レイチ
続くこのナンバーもカントリーでバンジョーの音なんかも入ってます。
なんか青春ドラマのラストくらいに流れてきそうな雰囲気があって、穏やかな夕焼けが浮かんでしまう曲です。
歌詞も青春な雰囲気がすごくします。

■アイ・ビリーヴ・イット・オール
曲:アルハム・マリリン、アラン・バーグマン
これがまた、とてもドリーミング。まるで子守唄のようです。メリーさんの羊とか言ってるし…
まさに夢見る歌声のクロディーヌのための曲と言ってしまいたい。そんな感じです。

■アム・アイ・ブルー
曲:クラーク・アクスト
ブルースも歌っちゃいました。ブルースなのに可愛いと感じてしまう、ここでもやはりクロディーヌ・マジックです。
エセル・ウォーターズという“Stormy Weather”を始め数々のヒット曲のある大歌手がオリジナル歌手になります。
この曲は色々な人が歌っていますが、クロディーヌのだんな様でもありましたアンディ・ウィリアムが
ローレン・バコールの吹替えで13歳の時に歌ったそうでして…(それもスゴイな)。
クロディーヌの歌もいいですが、私はバックの演奏が好きですねぇ。

■ハリー・オン・ダウン
曲:ネリー・ラッチャー
オリジナル歌詞はちょっとエッチな意味も含まれているのですが(何でも放送禁止にまでなったことがあるらしい)、
そこら辺はサックリ削除されているとのこと。
でもクロディーヌにかかればアナタ、可愛い×100の甘々なナンバーになってしまうのです。
が、やっぱりそれでもちょっとエッチかも・・・ね。可愛いけどさ。

■レット・イット・ビー・ミー
曲:ジルベール・ベコー、ピエール・デラノー
いやぁ。ええ曲です。好きです。ギターの音がやさしい。
元はシャンソンで、クロディーヌは前半英語と後半仏語で歌っています。
歌詞を改めて見てみるとちょっと泣けてくるのですが…
Without your sweet love What would life be? (あなたの優しい愛がなくて、人生に何の意味があるの?)

■青春の光の影
曲:ジョニ・ミッチェル
ああ、これも好き。ダメだ。好きな曲ばっかりだ〜。
ええ曲ですよね。なんていうか、ちょっとくらい無茶もしていいじゃないか、それが青春だ!って言いたくなる。
夕焼けの中、黙って自転車おして歩く・・・やっぱりそんな青春の光景が浮かぶ〜。

■悲しい雨が
曲:ランディ・ニューマン
ラストにこの曲とは、もうやってくれます。ニーナ・シモンが歌ってました。
このアルバムの色を穏やかなブルーグレーの世界に落ち着けてくれます。
I Think It's Gonna Rain Today (人の優しさがあふれて 今日はきっと雨が降るわね)
ピアノのまるくて優しい音が雨つぶのようです。演奏しているのは作曲のランディ・ニューマン。