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クロディーヌ (Claudine) 1967年
1 男と女 A Man and a Woman 3:08
2 ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア Here, There and Everywhere 2:18
3 メディテーション Meditation 3:09
4 美しき人 Tu as Beau Sourire 2:43
5 フェリシダージ(幸福) A Felicidade 3:35
6 ワンダーラヴ Wanderlove 2:20
7 ハロー,ハロー Hello, Hello 2:13
8 サンライズ,サンセット Sunrise, Sunset 3:12
9 アンティル・イッツ・タイム・フォー・ユー・トゥ・ゴー Until It's Time for You to Go 2:18
10 マイ・ガイ My Guy 2:38

A&Mの特徴とも言える、ノスタルジックなポップスは後にソフトロックと呼ばれるようになりました。
そのA&Mの歌姫、そして今でもウィスパリンボイスの最高峰と言えるでしょう。
クロディーヌ・ロンジェのデビュー作です。
ボサノバとフレンチを混ぜたラインナップで、ゆったりとしたメロディーにクロディーヌの声が漂っています。



■男と女 映画「男と女」より
曲:フランシス・レイ
彼女がフランス人だからこの曲なのでしょうか。いささか安直すぎる気もしないでもありませんが…
意味深な会話から始まり、曲中にも言葉を交わしているこの曲はやっぱりとてもフランスムードです。

■ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
曲:ポール・マッカートニー
ドリーミーで淡い感じのナンバーになっています。
彼女はビートルズの曲を何曲か残していますが、どの曲も一貫してクロディーヌ色になっているのがすごいなと思う。

■メディテーション
曲:アントニオ・カルロス・ジョビン 詞:ニウトン・メンドンサ
アメリカで出演したテレビドラマで主題歌として歌ったこの曲が彼女のデビュー曲となりました。
ライナーによると英詩を書いたのがノーマン・ギンベルという人で、彼女は仏語と英語を混ぜて歌っています。
英語で歌っても仏語に聞こえてしまうクロディーヌマジック。

■美しき人
曲:ジュールダン、カンフォラ、バセリ
古いシャンソンの曲で原題の意味は「あなたの微笑みは美しい」。
それで以前の邦題は“君が美しきほほえみ”だったそうです。とてもシャンソンらしいタイトルだなぁと思います。
ワルツのリズムに乗せて、もちろん仏語で歌うクロディーヌの優しい穏やかな声に癒されます。

■フェリシダージ 映画「黒いオルフェ」より
曲:アントニオ・カルロス・ジョビン、ルイス・ボンファ
ギリシャ神話「オルフェとユリディス」をモチーフにしたフランス映画。ですが歌はイタリア語だそうです。
フェリタージとは幸福という意味なのに、どこか物悲しく美しいメロディーが印象的です。
この映画から「オルフェの歌」という楽曲も彼女はレコーディングしています。
(2ndアルバム「恋の面影 (The Look Of Love)」に収録)

■ワンダーラヴ
曲:メイソン・ウィリアム
これまでのおっとりした流れから一変、イントロが他の曲とは違う感じで「お?!」っと思ってしまいました。
でもやっぱりクロディーヌ色です。

■ハロー,ハロー
曲:マック・ニール、ピート・クレーマー
文句なく可愛い。スイートです。
クロディーヌ自身もこの曲をとても好きだったらしいです。ああ、わかってらっしゃる。あなたにピッタリよー。
明るくてポップな女の子ちっくアレンジがとても可愛いのです。

■サンライズ,サンセット ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」より
曲:ジェリー・ボック 詞:シェルドン・ハーニック
クロディーヌはミュージカルナンバーを数曲歌っていますが、
切ないアコーディオンの音に合わせて囁く彼女の声は特に印象深いです。

日は昇り、日は沈む 
季節は巡り
喜びも 悲しみも こんなに…

■アンティル・イッツ・タイム・フォー・ユー・トゥ・ゴー
曲・詞:バフィー・セメント・メリー
エルビス・プレスリー、ナンシー・シナトラなど多数の歌手がカバーしています。
思わず耳を傾けてしまう、静かで夢見るような楽曲だと思います。

■マイ・ガイ
曲:ウィリアム・ロビンソン
か・・かわいい。音楽も詞もとても可愛い曲です。
R&Bもクロディーヌにかかるとここまでスイートになってしまうのね・・・のひとこと。
“どんなハンサムさんだって 私の彼の代わりにはなれないのよ”
こんなお惚気もこのキュートパワーでなら「愛されちゃってるのねぇ」と納得されられちゃう。
オリジナルは初期モータウンの顔、メリー・ウェルズ。