あおもり湧水サーベイ        野辺地町へもどる

       水神舎の水
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野辺地町浜町
                        


 ≪ メ モ ≫


     野辺地港は江戸時代に貨物輸送の大動脈であった大阪と北海道を結ぶ航路の盛岡藩への窓口とし
     て栄え、港には役所、番屋、蔵などが立ち並び、船は沖合いに停泊し、はしけ船によって船荷を
     運んでいたという。

     当時、航海の安全のために立てられた灯明台である常夜燈が今でも町の史跡として残されている。

     その近くに、恐らく船の飲料水として積み込まれたであろう湧水がある。
     その由来は・・・
       当時海岸には合船場があり、船材は現在の水神宮の下の池で湿したものだった。彦兵衛は
       嘉兵衛の船の合船を請負、工事を進めたが、あまり池の水を使ったために、遂に水が涸れ
       てしまった。ある夜、水神が嘉兵衛の枕元に立ったので、嘉兵衛は社堂を建立して水神を
       祀ったが、これが今の水神宮であるという。
     
     水神舎は地域の人達によって綺麗に清掃され清潔感が漂っている。
     また、湧水も町の近くにありながら大変冷たくしかもおいしい部類に入る。

     私も仕事で野辺地を通った際には必ずといって良いほどこの水を汲んでいく。
     会社のお茶用の水にも使っているほどおいしい水である。

鳥居を上ると水神宮 石積みの壁が綺麗だ 舎の裏手の貯水槽に貯められる



≪ DATA ≫

指  定  区  分 なし
お  薦  め  度 ◎◎◎◎
分       類 湧水
飲       用
所   在   地 野辺地町字浜町
G    P    S 北緯 40.52.14  東経 141.07.18 
ア  ク  セ  ス 野辺地漁協裏
問   合   せ -
そ   の   他 駐車不可
訪   問   日 平成22年9月2日ほか多数


≪ MAP ≫


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