日本の道百選にも選ばれた「こみせ（小見世）」は、伝統的建造物とアーケードが藩政時代から
　　　　ほぼそのままの形で今に残っている。

　　　　こみせ通りの特徴は、日差しや吹雪から人を守るアーケードがあることで、昔の商店通りだった
　　　　この道は、買い物に来た人の為に自分たちの敷地内にアーケードを作った人情溢れる通りなのだ。

　　　　また、国指定重要文化財の「高橋家住宅」や 昔ながらの造り酒屋などが並んでおり、何とも風情
　　　　を感じさせる通りである。

　　　　この「こみせ」通りの情報を提供したり各種イベントを実施している「津軽こみせ駅」の脇を入る
　　　　と、「じょんがら広場」があり、その一角に八甲田伏流水が流れる取水口がある。

　　　　誰でも自由に汲むことができ、しかも大変おいしい水なのである。
　　　　近くに造り酒屋があるのも納得できる。
　　　　
　　　　この水には小見泉（こみせん）という名が付けられており、「こみせ」とひっかけているらしい。

　　　　また、こみせ付近の水を紹介する「黒石のおいしい水巡り」のチラシもあるので、覗いて見るの
　　　　も楽しいだろう。

　　　　この水は弘前方面から汲みに来る人も多く、私もかなりの頻度で汲みに訪れている。