あおもり湧水サーベイ        平川市へもどる

       水天宮の水
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平川市猿賀
                        


 ≪ メ モ ≫


     猿賀神社は、蝦夷討伐の将の仁徳天皇に敗死し、後に大蛇の姿になって蝦夷を平定したとされる
     上毛野君田道命(かみつけののきみたじのみこと)を主祭神としている。
     
     境内は北限の蓮の花の群生地となっている大きな二つの池を含め、約16,000坪の広大な敷地を有
     し、市民の憩いの場所ともなっている。
   
     神社拝殿の東側にある鏡ケ池の傍に水天宮が祀られ、別名「あかい堂」とも呼ばれている。
     あかい堂とは「閼伽井戸」を指すらしく、「閼伽」は仏前に供える水、水を汲むための井戸を「閼
     伽井」、その上屋を「「閼伽井堂」と言うらしい。
 
     ここの水は、湧水であることを期待して訪れたのだが、名前のとおり残念ながら井戸水であった。

     祠はきれいに清掃され、天井には木彫りの大蛇が二匹、祠の裏側には、弘前の胸方神社と同じ獅子
     の頭があり、水はそこから流れていた。
     祠の後手に廻ると、地面から導管が伸びており近くにはポンプ小屋があってモーターの音もする。
     
     祠の佇まいや付近の景観から、これが湧水であれば・・・と・・残念な気持ちを抱いた水である。


別名「あかい堂」 どこかで見たような獅子頭 木彫りの大蛇が二匹



≪ DATA ≫

指  定  区  分 なし
お  薦  め  度 ◎◎◎
分       類 井戸水
飲       用 不明
所   在   地 平川市猿賀石林175
G    P    S 北緯 40.37.1 東経 140.33.48
ア  ク  セ  ス JR弘前駅より弘南バス、神社前下車徒歩5分
問   合   せ 0172-57-2016 猿賀神社
そ   の   他 近くに大規模駐車場あり
訪   問   日 平成24年9月1日


≪ MAP ≫


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