≪ メ モ ≫
戸山団地の最東部「赤坂」にある水。
戸山高校を過ぎ部落に入って「養老寺」「斧懸神社」を左に見て路なりにどんどん進むと小さな沼が
見えてくる。
この沼には、絶滅寸前のトゲウオの仲間である「トヨミ」が生息しており戸山町会が大事に保護して
いる。
水はその奥にある地主神社の境内にひっそりと湧いている。
地主神社という名は京都にある神社が縁結びの神様として有名だが、どうもこの神社の由来は違うら
しい。
社務所を管理する木村さんという80代のおばあさんに話を聞いてみた。
木村さんは20代のころ体が弱かったため知人にこの水を飲むよう進められ飲んだところ見る見る体
調が回復に向かった。
以来、この地に移り住み、自分で神社を建立し「地」と「水」を御神体としてこれまで60年近くも
祀って来たそうである。
なんとこの木村さんが地主神社の神主さんだったのだ。
現在はお孫さんが後を継いで神社を守っているという。
湧水は、鳥居をくぐってすぐ右側の階段を下りたところにあり、ほこりが入らないように水色の蓋が
あるタイル張りのミニ浴槽みたいなところから湧いている。
木村さんが毎日掃除をしているそうで清潔感が漂う汲み場である。戸山団地の住人もこの水を汲みに
訪れている。
木村さんの長寿を祈る・・
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