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Vol. 14 No. 12(Total 183 12)
  発行日:
2002.4.21  編集: 寺部、青山
2002年4
月号


 
    ★☆ 合 宿 の 諸 注 意 ☆★
チェックイン
  ・受付(1号館正面入口)を済ませたら、2号館チャペルへ集合して下さい。
  ・受付に部屋割りの図がありますので、希望する部屋の所に名前をお書き下さい。
  ・荷物は夕食時に各自部屋へ持ち込んで下さい。
  ・昼食は各自済ませておいで下さい。
食 事
  ・食事の開始時間を守りましょう。
  ・食堂入口の受付でチェックを受けてから席について下さい。
  ・食事の盛りつけ、後片づけはセルフサービスになっています。
予定変更の場合
  ・食事、宿泊などを変更する場合は、早めに合宿委員(各パートマネージャー)に
   ご連絡下さい。尚、キャンセル分の費用は施設から認められた場合のみ返金します。 ◆ その他
  ・途中参加の方は、到着予定を予め合宿委員にご連絡下さい。
  ・天城山荘への電話連絡は、午後10時以降はご遠慮下さい。
  ・天城山荘はキリスト教の研修施設です。利用上の注意を守りましょう。
  ・合宿はお互いの名前を覚えるよい機会です。名札を忘れずにつけましょう=
 


  グロリアバザーのお知らせ

 5月3日(金)10:00頃より
 カトリック雪の下教会(鎌倉)

 ※ お手伝い下さる方は 9:30集合。
   エプロン、帽子、軍手等ご用意下さい。
 ※ 売り手、買い手ともにご協力を!!
 


 <投稿>
    ハッピー・バースディ・ヘンデル!! メサイア演奏会
           
  参加日本人は11名湘フィルの机の上にあった上記の案内に私は家内と応募し、3月2日(土)、ドイツのHalle 市の“ゲォルク・フリートリヒ・ヘンデル・ハル”で歌ってきました。
 日本からは神奈川県と東京都の合唱団員11名(男4,女7)でした。今回が
第2回ですが、第1回には日本への誘いは来なかった由。日本とイスラエルは初参加でした。ドイツ、フランス、イギリス、アイルランド、オランダ、デンマーク、ベルギー、スイスなどの人々と会いましたが、参加者はやはりテロの影響で減り、目標の500人にはとても及ばず、200人に少し欠ける数でした。
 
 目立ったのはアイルランド: メサイアの作曲と初演がダブリンであり、指揮者のプロインシアス・オドゥイン氏(写真中央)が毎年末アイルランドの4都市でメサイアを巡回演奏しているだけあって、氏の率いる合唱団員の約半分60名が来ており、前夜のレセプションでも練習の休憩時間でも、我が物顔の大騒ぎをしていました。
 テンポは私が今まで経験したどの指揮者や録音よりも速く、28番(He trusted in God)などは大変でしたが、7,12などの16分音符を転がすのは楽でした。
3月1日(金)の午後、練習のあとHalle の目抜き通りを歩いていたら、この町在住のアルトのメンバーが、「あなた方、あの指揮者をどう思います? あれじゃまるで Presto ですよ= メサイアはもっとゆっくりでなきゃ」といった調子で、ドイツ語でまくし立てました。まぁ、ドイツ人がアイルランド人の指揮者から速く歌わされた場合の現象として、彼女の意見は外交的に楽しみました。
  
 ゲネプロの会場はウルリッヒ教会: 古い大きな教会で、女声は座席、男声はステージの上でした。暑くて、アイリッシュのベースの大男ヘイズ氏はランニング1枚で大きな刺青をあらわにして歌っていました。言葉はやはり英語であれば誰とも通じますが、アイリッシュ・イングリッシュはすごく訛るので、私にはすぐに理解できませんでした。しかし歌っているときや、疑問の部分の質問など、私たち日本の合唱の場合と、何も違うわけもなく、雰囲気はなじみやすく思いました。 おまけに「ウッ」だの「オッ」といって飛び出す人のうめき声や、まちがえてベロを出す光景などは、日本とまるで同じでした。日本人はよく歌っていたと思います。
 すぐに気づいたことの1つですが、何ごとにもおおらかで、Novello 版という注文はあったものの、必ずしも統一していません。休憩時間に入ると一斉に立ち歩きますが、オケがまず出てから・・・といった区分はありませんでした。立つ所は別に規定もせず、当日、早い者の思う順でしたが、私は前夜のパーティーで一緒の席だったベルリン在住の人が、「ここへ来いよ」と誘ってくれたので、彼と並びました。但し、時間厳守や私語禁止は気持ちよく徹底していて、やはりお互い合唱仲間だと感じた次第です。
 聴衆は800名くらい。比較的無表情・無感動で、やはり旧東がわのせいなのかと思いました。
 
  聖トーマス教会の日曜礼拝:3月3日(日)は帰途ドレスデンに向かう途中、トーマス教会の礼拝の開始にうまく間に合いました。聖餐式を受けることができて何よりでした。また聖歌隊がよく訓練されていて立派でした。
 短い期間の旅でしたが、メサイアに少しなじめていたことが大きな財産だという感は、今回、いっそう高まったように感じました。
                           (ベース 日下部 暘)
 

  新共同訳「聖書」旧約聖書続編つき”による     
           ドイツ レクイエム 対訳
 
  T
    悲しんでいるひとは、さいわいである。
    彼らは慰められる。                    (マタイ5.4)
    涙と共に種をまく人は、喜びの歌と共に刈り入れる。
    種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、
    束ねた穂を背負い喜びの歌を歌いながら帰ってくる。(詩編126.5,6)
 
  U
    人はみな草のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。
    草は枯れ、花は散る。                   (1ペトロ1.24)
    だから兄弟たちよ、主が来られるまで忍耐しなさい。
    農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら
    大地の尊い実りを待つのです。               (ヤコブ 5.7)
    しかし、主の言葉は永遠に変わることはない。      (1ペトロ1.25)
    主にあがなわれた者は帰って来る。
    とこしえの喜びを先頭に立てて、
    喜び歌いつつシオンに帰り着く。
    喜びと楽しみが彼らを迎え、
    嘆きと悲しみは逃げ去る。                  (イザヤ35.10)
 
  V
    主よ、教えてください、わたしのゆく末を。
    わたしの生涯はどれほどのものか、
    いかにわたしがはかないものか、悟るように。
    御覧ください、与えられたこの生涯は、僅か、手の幅のもの。
    御前にはこの人生も無にひとしいのです。
    ああ、人は確かに立っているようでもすべて空しいもの。
    ああ、人は影のように移ろうもの。ああ、人は空しくあくせくし
    だれの手に渡るとも知らずに積み上げる。
    主よ、それなら何に望みをかけたらよいのでしょう。
    わたしはあなたを待ち望みます。              (詩編39,5-8)
    神に従う人の魂は神の手で守られ、
    もはやいかなる責め苦も受けることはない。        (知恵3.1)      
   W
    万軍の主よ、あなたのいますところはどれほど
    愛されていることでしょう。
    主の庭を慕ってわたしの魂は絶え入りそうです。
    命の神に向かって、わたしの身も心も叫びます。
    いかに幸いなことでしょう、あなたの家に住むことができるなら。
    まして、あなたを賛美することができるなら。       (詩編84.2,3,5)
 
   X
    今はあなたがたも悲しんでいる。
    しかし、わたしは再びあなたがたと会い、
    あなたがたは心から喜ぶことになる。
    その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。   (ヨハネ16.22)
    目を開いて見よ。
    わずかな努力でわたしが多くの安らぎを見出したことを。(シラ51.27)
    母がその子を慰めるように、わたしはあなたたちを慰める。
                                     (イザヤ66.13)
  Y
    わたしたちは地上に永続する都を持っておらず、
    来るべき都をさがし求めているのです。         (へブル13.14)
    ここで、あなたがたに神秘を告げます。
    わたしたちすべては眠りにつくのではありません。
    わたしたちは皆、今とは異なった状態に変えられます。
    最期のラッパが鳴るとともに、
    たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、
    死者は復活して朽ちないものとされ、わたしたちは変えられます。
    その時、次のように書かれてある言葉が実現するのです。
    「死は勝利にのみ込まれた。死よお前の勝利はどこにあるのか。
    死よ、お前のとげはどこにあるのか。」      
                             (1コリント 15.51,52,54b,55)
    主よ、わたしたちの神よ、
    あなたこそ栄光とほまれと力を受けるにふさわしい方。
    あなたは万物を造られ、御心によって万物は存在し、
    また創造されたからです。
                 (ヨハネ黙4.11)

   Z
    主に結ばれて死ぬ人はさいわいである。
    “霊”もいう。「しかり、彼らはその労苦を解かれて安らぎを得る、
    その行いが報われるからである。」          (ヨハネ黙14.13b)

◆ 共同訳による『ドイツ レクイエム』の訳を
                        近澤さん(T) に紹介して頂きました。





  新 入 団 員 紹 介

今期入られた方にアンケートに答えて頂き
ました。 質問内容は、次の3つです。
  @ 湘フィルを何で知ったか?
  A 湘フィルに入ってよかったと思うこと
  B 思い出の曲 or 歌ってみたい曲
 
   稲邑優子さん (Sop.)

@ 団員に誘われて
A 混声でオケと協演出来る事。
  松村先生の音楽造りに触れられた事。
B モーツァルト“レクイエム”

 

   松村久美子さん (Sop.)

 @ 「神奈川新聞」の広告を見て
 A 基礎的な勉強ができる事。
 B “カノン”
 
  大隈弘子さん (Sop.)

@ 松村先生を知っている友人の紹介
A 混声。 オーケストラと一緒に歌える。
  団員数が多く、ダイナミックな音楽
  を楽しめる。
B “カルミナ・ブラーナ”

   陣内俊生さん (Ten.)

 @ 家族がやっていたから
 A 普段はグロリア少年合唱団で
  小中高生の中で歌っていたので、
  大人の中で歌うのは新鮮でした。
 B ヴェルディの“レクイエム”の
  ‘ディエス・イレ’がまた聴いて
  みたいです。
  湯上恭子さん (Alt.)

@ 「湘南リビング」の広告を見て
A ボイストレーナーつきの本格的な合唱
  の練習ができること。「練習になかな
  か参加できないけど細く長く続けてい
  きたいんですが…」と言ったら
   「(それでも)いっしょにやりましょう」
  と言われたこと。

  杉山直美さん (Sop.)

 @ 団員に誘われて
 A うたうことの楽しさを久しぶりに
   感じられたこと。今まで聞くだけ
   だった合唱団で、自分がうたえて、
   ひとつのうたを作りあげていくまで
   を毎回肌で感じることができること。
 B いつか“アヴェ・マリア”を
    うたってみたいです。
  堀 たけ美さん (Sop.)

 @ 再入団
 A 歌える事
 B “ドイツレクイエム”(前回)。
  それまで女声コーラスで宗教曲は短い
  曲とか、抜粋で歌っていたのですが、
  全曲というのは初めて。言葉もおぼつ
  かない状態で無我夢中。巻き舌も「ア
  ルル、アルル」の世界でした。これは
  今でもですが…。
 
 
<演奏会情報>

・ 5月18日(土)15:00 
神奈川県民ホール小ホール \4,000
   かながわゴールデンコンサート “私の好きな歌”
   ☆栗林朋子先生が出演されますご希望の方は柏木まで。


・7月14日(日)14:00 新国立劇場中劇場 S \12,000 A\8,000 
   ドビッシー オペラ“ペレアスとメリザンド”
   ☆栗林朋子先生がジュヌウ゛ィエーウ゛の役で出演されます。


・7月19日(金)19:00 東京オペラシティコンサートホール
              :タケミツメモリアル
   Handel / GLORIA 真夏のヘンデル 〜 新発見グロリアの煌き
   ソプラノ独唱のための《グロリア》HWV deest他
  鈴木雅明 バッハ・コレギウム・ジャパン  Sop. 天羽明恵



 
 2002年5月・6月の練習日程            
 
  4月  27日(土)
       ∫
       29日(月)

  5月 4日(土)
      11日(土)
      18日(土)
      25日(土)

  6月  1日(土)


       8日(土)
      15日(土)
      22日(土)
      29日(土)
                   12:30 集合
   天城合宿  (日程詳細は通信3月号参照) 
                   13:00 解 散

   お 休 み                    
   玉縄公民館        18:15 〜 21:00
   明治公民館        18:15 〜 21:00
   明治公民館        18:15 〜 21:00

   玉縄公民館        18:15 〜 20:30
              ☆ 20:40 〜 21:30 に臨時総会を
             予定しています。(詳細は別途報告致します)
   玉縄公民館        18:15 〜 21:00
   リリスホール        18:15 〜 21:30
   明治公民館        18:15 〜 21:00
   明治公民館        18:15 〜 21:00
 
  個人ヴォイトレ(ワンポイントレッスン)もいよいよ終盤を迎え、その成果も
   楽しみになってきました。斎藤先生からの一言一言をしっかりと噛みしめて、
   これからの練習に活かしていきましょう= 一人一人の努力が湘フィルの音を
   より研ぎ澄ましてゆくことを信じて・・・>           Kasiwagi
 

 
△▼ 編集後記 △▼
いよいよ合宿> 新緑の天城、マイナスイオンたっぷりの空気は最高でしょうね。
GWの中、予定をやりくりされて参加される方も多いことと思いますが、静かな天城でのひととき、日々の喧噪をしばし忘れ、大好きな歌と湘フィルにどっぷり浸りましょう。集中した練習ができることはモチロンですが、普段の練習ではなかなかお話しできない他パートのメンバーや、先生方と一緒に過ごせるのも合宿ならではです。‘同じ釜の飯を食って’、‘大いに飲んで(?!)語り合って’・・・おいしい空気の中で、湘フィルの“ドイツ・レクイエム”がしっかり熟成できますように。         Tama