choucho.gif (14287 バイト)  代 表 品 種
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横 濱 樹 医

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バ  ラ


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代表品種

ハイブリット系では、クイーンエリザベス聖火ブルームーン、チガーヌ、ピース、コンフィダンス、ローズゴジャール。つるバラ系では、コクテール、サラバンド、ロイヤルスカーレット、ハイブリットなどがあります。

バラの仲間の分け方≪西洋バラの分類と代表品種≫  

@ 木バラの仲間

木バラの仲間には、四季咲き性の大輪バラとしてクリスチャンディオールホワイトクリスマスパラドールマリアなど「ハイブリッド・ティー系」があり、花壇観賞や切り花コンテスト出品用に最適です。中輪房咲きのバラとしてモンタナプロミネントチャールストンなど「フロリバンダ系」は、群植・花壇の背景用で、品種によっては一輪差しに適します。「グランディフローラ系」は、両者の中間品種で該して背景を彩るのにピッタリと言えましょう。この三つの区別は、必ずしも世界的に統一されておりません。時として、系統名に変更が加えられます。ヨーロッパでは「グランディフローラ系」を区別して呼ばない国がありますが、元祖クイーン・エリザベスのように系統名「グランディフローラ系」を認知しつつある品種も幾つかあります。小輪房咲きのバラとして「ポリアンサ」などが、姫バラとして「ミニチュア」が、更に半ツル性のバラとして「シュラブ」があります。

A ツルバラの仲間

ツルバラの仲間には、大・中輪のバラとしてマリア・カラス荒城の月など「ラージ・フラワード・クライマー系」が、小輪房咲きのバラとして「ランブラー系」が、その他に、コルデシーシュラブなどがあります。コルデシーとは、ドイツのコルデス圃場で改良された新しい系統のバラで、つる性と四季咲き性の傾向が顕著なのが特徴です。ツルバラは、前年に伸びた枝に翌年花を付けるのが普通ですが、コルデジーはその年の枝に花を付け、継続的に花が咲く特徴があります。この特徴は、「ラージ・フラワード・クライマー系」のふれ太鼓鈴木 省三 氏作出羽衣新雪などにもあらわれています。又、姫バラとして「クライミング・ミニチュア」などがあります。

* 一部品種名の画像は、【バラ作り―新品種と咲かせ方】 主婦の友版 より引用しました。

         著者 ・・・  福岡 誠一 氏 (元日本ばら会理事・リーダースダイジェスト日本語版編集長、1975年ご逝去。)

                ・・・ 鈴木 省三

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生育適地

つる性でも株立性のものでも、まず日当たりの良いことが大切です。日陰では、良い花は望めません。風通しの良いことや排水の良いことも大切で、腐植質に富んだ肥沃な土質で、やや粘土土壌が最適です。


性質・特徴

一口にバラと言っても非常に種類が多く一般に庭木として扱うバラは西洋バラで、長い間に品種改良された園芸品種をさします。この中にも“株立バラ”と“つるバラ”があり、株立バラの中に四季咲き大輪バラ(ハイブリットティー系)、中輪房咲き(フロリバンダ)、小輪房咲き(ポリアンサ)、姫バラ(ミニチュアローズ)があります。また、つるバラには一季咲きと四季咲きがあり、つるの比較的長いクライマー、3mぐらいの半つる性シュラブ、枝が細く地面を這うような小輪房咲きのランブラー等があります。


病虫害とその見付け方・予防と対策

病害虫

バラ類の病虫害は驚くほどに多いので、薬剤散布に留意しましょう。病気では、「黒星病」「ウドンコ病」に注意が必要です。害虫では、いちばん多く発生するアブラムシバラクキバチコガネムシ類と、葉を食害するチュウレンジハバチヨトウガリンゴケンモンモンシロゴクガの他に、ゴマダラカミキリクロケシツブチョッキリ等、1年中何れかの害   虫が発生します。

病害虫の見つけ方

「黒星病」…雨が多く日照不足となり、また急に晴れて高温になったりすると発生しやすいもっとも恐ろしい病気です。葉に黒い円形の斑紋ができて、病気にかかった葉は落葉し、木の勢いがなくなります。
「ウドンコ病」…葉や若枝やツボミにも、白く特有のウドン粉をまぶしたようなカビが生え、木を弱らせます。
「灰色カビ病」…雨が多く長く続いて、低温と日照不足のときに茎葉やツボミに生え、とくに花弁に異常な灰色や褐色の病斑ができて腐敗します。
アブラムシ…春から初夏に多く発生して、新芽や若葉に固まって木の養分を吸い取りますので、葉の縮れや成長が鈍ります。
バラクキバチ…元気よく伸びた新芽に傷をつけ、急にしおれさせます。小型の害虫なので、気をつけて捕殺します。
コガネムシ…どこからともなく飛来して、ツボミや花弁を食害するので、早く見つけます。
チョウレンジハバチ…葉を食害する害虫の仲間は、春から秋までつぎつぎに発生し、せっかく伸びた新芽や葉を食い荒らしていきますので、早期発見・早期退治以外に方法はありません。
ゴマダラカミキリムシ…カミキリムシの一種で、株際の皮を食害し枝をひと回りすると、木は枯れてしまいます。
クロケシツブチョッキリ…ゾウムシの仲間で、生育が進みツボミが見えはじめるころに、新芽の先に産卵のために傷をつけ枯らします。次から次へと被害が広がり、放っておくと花がみられなくなってしまいます。

予防と対策

虫害に対する予防は、総含的に考え退治するようにします。春から秋までは、月に2〜3回程度定期的にスミチオンやオルトラン水和剤などを木全体に散布します。ゴマダラカミキリの場合は、樹幹散布剤のサッチューコートSなどを塗布して防ぎます。また、「黒星病」「ウドン粉病」には、サフロール乳剤の散布が効果的で、この薬剤は葉や花を汚さないので、観賞価値を損ないません。「灰色カビ病」は、ツボミや花に発生するので早めにベンレート1000倍液を月に2回程度散布します。冬期の12月から2月には、石灰硫黄含剤を2〜3回散布します。

手入れ法≪とくにバラ特有の土壌と肥料について≫

排水のよい粘土質土壌は、人工的に庭上を改良するわけですから、基本的な土作りを考えてください。用意ができるのであれば田土の深土をべ一スに、関東地方の場合は、これに山土か赤土を2割加え、牛糞を多く鶏糞・米ヌカ・クン炭(モミガラを焼いたもの)、堆肥(または腐葉土)を交互に土に混ぜ、積み重ねて1年以上かけて作ります。これに苗の植えつけのときに化成肥料を加えて使用するのが理想的です。(鉢植えの場合も利用できます)植えつけの時期は、秋11月から12月と春2月から3月はじめ迄で、寒い地方では春に行ないます。(市販の接木苗を買い求めるとよい)

肥料(施肥)

バラの土と肥料は、かなり株の生育に微妙に現われてきますので、冬期の元肥をきちんとします。
1月から2月には完熟堆肥に鶏糞を混ぜ、少量の過リン酸石灰(100g〜200g)と硫酸カリ(100g〜200g)を加えて、株まわりに穴を掘り埋めこみます。追肥としては、5月に鶏糞(200g〜300g)に油粕(1OOg〜200g)を混ぜ、少量の化成肥料を加えバラまきし、軽く土をかけます。8月も同様の追肥を施します。

せん定・整姿

せん定と整姿は、株立性とつる性では異なります。

(1)株立性のバラの場合

バラの芽の出るのは割合早いので、12月から1月に行う基本せん定(樹形を整える)と、5月から秋の開花後せん定があります。花の咲いた枝は、約1/3程度切りつめ、順次新梢を伸ばします。

(2)つる性のバラの場合

アーチ仕立て、ポール仕立て、垣根仕立てなどがありますが、開花の習慣から、1年目に伸びた枝の翌年の春に新梢が伸びて花が咲きます。いずれの仕立て方でも、その枝が4年ぐらい開花し、以降は古枝として咲きが悪くなるので、冬期に切りとり、枝の若返りをはかります。毎年数本の強いシュートが出るので、これを大事にして翌年からの開花枝として育てて仕立て方に合わせ誘引します。

                   
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                                php-info.gif (1701 バイト) 今日は何の日


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