トランジスタ技術2005年4月号付録基板でつくる

エンベロープ・ジェネレータ

 最近は安価なCPUでも多チャンネルのアナログ入力を備えているものも多く、小規模なシステムでも、アナログ信号を扱う少々難しいアルゴリズムを実装することも、少なくなくなってきたのではないでしょうか。しかし、それを検証することは結構難しく、実信号を入力しないと検証できない場面も少なくありません。

 そこで、ある程度任意の波形を、簡単に発生できる冶具があれば便利ではないかと思い、これをつくりました。

 このエンベロープジェネレータは、トランジスタ技術2005年4月号付録のR8C/15マイコンと、テキサスの8bit、8chシリアル入力D/Aコンバータを用い、8chのアナログ信号を、テーブルによる設定で出すことができます。

 テーブルには100μs単位で経過時間と、出力チャンネル、出力値を100ステップまで設定できます。

 テーブルは一般的なcsv形式を受け付け、表計算ソフトやエディタで作成し、ターミナルソフトでRS232Cから転送できます。



シリアルコマンド

E 転送開始。

D 転送禁止。

S スタート/ストップ。

O 出力。



テーブル

<Time>,<ch>,<value>

<Time>:=0~65535

<ch>:=0~7, 255:テーブルの最後, 254:リスタート

<value>:=0~255



回路図







ダウンロード

プログラムソース一式<EnvGen.lzh>



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