TOPに戻る

詩集トップへ




[01]頬風 「河の流れ」


   河の流れを見てたって
   何を思い出すわけでもなく
   何故そのせせらぎがきこえてこないのか
   そればかりを不思議に思う

   あの子の放った感情を
   優しく抱いて流してきた
   けれど僕には届かない

   都会は雑音が多すぎる




[02]頬風 「無題」
  

   短夜や

   楽しび想ひて

   胸走る

   瞼に映る

   あの子の笑顔




[03]頬風 「誕生日」


  逢いに行きます 

  愛に生きます

  もうすぐあの子の生まれた日








詩集トップへ





















 


「頬風」
全3編