第3回 「なんでだろう」

なんでだろ〜なんでなろ〜なんでだなんでだろ〜

シューティングやってると
鼻の頭がかゆくなるのなんでだろ〜
なんでだろ〜

なんどもなんども見直して書き写したはずなのに
「じゅもん が ちがいます」
って出るのはなんでだろ〜
なんでんだろ〜

はい、というわけで気持ちよくパクったところで第3回です。
ロープレやってますと、強い(もしくは特定の)敵をやっつけた時に
まれに落とすことがあるレアアイテムってのがあります。
ウィザードリィなんかは、ボスを倒すことよりも
そちらの方がメインではなかろうかと思うほどいろいろありましたな。
ファミコンでもそんなレアなアイテムを持つモンスターがいました。
ドラクエ2のはぐれメタルくんです。
非常に硬くて逃げ足の早い彼ですが、
倒すと大量の経験値をくれるので、昔っからレベル上げは嫌いではない
ゆういちろう君(当時17才)は、シルバーデビルにびびりながらも
必死に狩りまくっておりました。しっかし、懐かしいなあ。
ドラクエ2といえばマンドリルですな、やっぱり。
いぬころに変えられた姫を救うべくラーの鏡を入手するあたりで
頻繁に出没してたような気がしますが、
あの部分のゲームバランスが最悪で、マンドリル3体出てきたりすると
まず勝てない、しかもほとんど逃げられない、という苦い想い出が…
それはさておき、はぐれメタルくんの続き。
ある日、いつものようにはぐれメタルくんに出会い、
なんとか勝利して喜んでおりますと、
経験値の他に宝箱を落としてるではありませんか。
そして、箱の中から出てきたものは“ふっかつのたま”。
!!????なにっ、ふっかつのたま?なんじゃこりゃ〜!!!
今なら、なんかレアアイテムやろね、とネットや攻略本で調べたりして
正体をつきとめてから使用しますが、
当時、ドラクエ関連は非常に情報規制が厳しくて
雑誌にはふっかつのたまの“ふ”の字も載ってなく
友達もそんなアイテムは誰も持ってなかったので全くの謎。
なんかようわからんが、とりあえず使ってみよう、とぼく。
「おおっ、ふっかつの呪文かいこれは」
早速書き写し、リセットして、呪文入力。
「じゅもん が ちがいます」
「うおおおおっ、なんじゃ、がせかいなあ〜」
速攻で売っぱらうぼく。
その後、プレイを続け、無事エンディングを迎えるぼく。
そんな頃にふっかつのたまがあるという事実を載せた記事を見つける。
とてもとても珍しい、かなり貴重なアイテムらしい。
しまったぁぁぁぁぁ(JoJo風)
すぐさま、手持ちの復活の呪文を探してみるも、
たまを入手した当時の呪文が残ってない。
どうも捨ててしまったようだ。
ムググ、仕方ない、また落とすまではぐれメタル狩るまでだ。
そう思いプレイするも、主人公達のレベルはMAXまで上がるも
ふっかつのたまを見ることは二度とありませんでした…
合掌、南〜無〜。

メモリ保存がふつうの今のちびっこ達は、もうこんな思いすることは
ないでしょうが、当時のぼくはもう…
嗚呼、おれのばかばかばかっ!!
しかしそれも懐かしき想ヒ出。
昔を懐かしめるのは、歳を重ねてきた人間の特権ですな。ホホホ。
TVゲームの誕生から現在までの進化を、リアルタイムで見ることが
出来ているぼくは、めちゃめちゃ幸せやと思います、ほんとに。