その276 「それでも明日はやってくる」
足の踏み場もないほど本であふれた部屋を見ながら
本棚のすごさを思ふ。
書き出しとタイトルをブログと同じにしてみました。
土曜日、天神の街を歩いてみる。いつも通りの人通り。
一見普通にやってる通り、あちこち工事中。
ガラスにヒビが入ってて危険の貼紙がしてある店も多数。
ぼくが初個展をしたキッズギャラリーはオーナーが古いアパートを利用して
駄菓子屋とレンタルスペースとバーをやってたんだけど
建物自体に倒壊の恐れがあり、閉店を余儀無くされていた。
来月にまた違う場所で再スタートだそうだ。
あの場所はなくなっちゃうのか。
災害だったり、経営難だったり、理由はいろいろですが
思い出の場所がなくなるのは寂しい気分です。
おれの青春のすべてを無駄に費やした
いろんなゲーセンも市内では2軒しか残ってないもんなあ。
報道は、一番大変だった時の、大変な映像を一通り流しをえると、
次の刺激ある映像、たとえばホリエモンとかサッカーW杯最終予選とか
パ・リーグ開幕などにシフトしてしまう。
だからみんな、多分地震恐かったねえ、で済んでしまうんだけれども
実際の被害は深刻で、やはり街が元通り、ということはない。
見た目は元通りになっても、やっぱりなんか空気が違うんだよなあ。
ケータイの、小さな液晶画面が世界のすべてであるような多くの学生さんには
この空気の違い、分かるのかなあ、なんて思ってみたり。
島がボロボロで市内の体育館に避難してる人たちがいる場所から
1キロも離れてない場所で、ぼくはなんの不自由もなく仕事をし
コンビニでお昼買ったりしてる。
これってなんだろう、と思ったりするんだけれども
ぼくにはぼくにできることをする以外ないなあ、と思い日々過ごす。
だから、ぼくにもできることは、いろいろお手伝いしようと思います。
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