その233 「どうぞならいただきましょう

東ミッキー幹久くんとスネオヘアーくんはちょっと似てるなあ、
なんて思ったのですがどうでせう?

先日、楓さんの幼稚園で劇の発表会があったので行ってきた。
こういうの嫌なのにビデオを撮れということで連れていかれた。
ということで仕方なく会場と幼稚園のとなりの大学へ向かったのだが
とんでもなく寒い、雪吹雪いてやがる。
寒い寒い中をテクテク歩いて大学の正門へ。
じいちゃんばあちゃんと合流。
のこのこ会場についてびつくり仰天。
廊下まで溢れる人・ひと・ヒト。
このう親バカ孫バカどもめえ。
しかたなく廊下でふてくされながら待っていると
今やってた組の劇が終わったらしく人がどっとでてきた。
やっぱ自分の子供だけ観れればいいのね。
とはいえ、まだ残ってる人も多く楓さんは次の次なんだけど
中に入ってじじばばを座らせてぼくは立ち見。
なんかおむすびころりんとシンデレラをミックスした
不可解な劇が始まる。王子2人に姫3人。
やっぱ今どきは多少なりと子供に役がつかんといかんのだろう。
先生大変だなあ。
一生懸命、ではなく、ダラダラと、もしくは、逆ギレぎみに劇は進んでいる。
コントということで観ればこれはこれで面白い。
しかし1年違うと体格はかなり違うなあ。
あ、高木ブーかと見まがうばかりの雷様が出てきた。爆笑。
子供達は照れてるのか、やる気がないのかが良くわからないままコント終了。
親たちは移動する。こどもたちも移動する。

ワレ、バショトリニ、セイコウセリ。

撮影にまずまずの場所を確保、カメラスタンバイ。
しっかし最近のカメラちっちゃいなあ。
あれ欲しいなあ、でも草薙君が宣伝してるような
メモリに撮るムービーデジカメが欲しいんだよね、ほんとは。
それにそうなるとやっぱG5でファイナルカットプロで…
嗚呼、そろそろパソコン買い替え時か。その前にお金どうする。

そうこう考えてるうちに劇始まる。
楓さんたちの劇は「どうぞのいす」。
そういう絵本があるのです。
柿本幸造さんの絵が素敵な絵本です。
説明はめんどうなので知りたい人はヤフーで検索してください。なげやり。
楓さんたちは年小さんだからちゃんぽんはなしか、ほっ。
前の年中さんと違って年小さんたちは一生懸命、
もしくはいっぱいいっぱいで演技している。
やっぱ小さいから素直なんだろうなあ。
トナカイさんに引きずられてなにも出来ずに泣いていた
主役だと思われるロバさん役の子は風邪で練習は全部休んでて
ぶっつけ本番だったらしい。
そりゃ可哀想だ。先生代役立ててやれよ。
劇はいっぱいいっぱいの中進み、ついに楓さんの出番。
楓さんねこさん。
上手に踊ってるよ、プププ。
思わず笑えてくる。
そしてセリフのとこ。
「どうぞならいただきましょう!!」
誰よりも大きな声で上手に言えていた。
運動会なんかでは大勢の前でやるのが恥ずかしくて泣いていたのにお見事。
めざせ女優か。

出た、ぼくも親バカ炸裂、ビシシッ!!
劇も後半に向かい、子供達みんながでてくる…
とここで非常事態発生。
楓さんぼくに気付いたっ!!



手を振ってやがる。
おいおい、劇はどうした。カメラ目線止めなさい。
自分の演技はちゃんとこなすも、後は終止カメラ目線の楓さんでした。
石井竜也かと思った。
そして劇は幕を閉じる。

帰りに教室へ迎えに行くと先生は
「楓ちゃん、とってもがんばりました」
といって泣いていたらしい。
おっかしいなあ、後半はカメラ目線だったのになあ。
ともかく、めちゃめちゃ寒い日の楓さんの発表会は無事済みました。
このあとみんなでぼくの大好きなパスタ屋さんへ行き、
ぼくは太刀魚と菜の花のペペロンチーノと林檎のケーキを食べました。
野菜嫌いなんだがここだけはいろいろチャレンジしたくなり
それがほんとにうまいんだよなあ。
楓さんはいつものミートソースを食べました。
ガーリックトーストももりもり食べ、くそ寒いのにソフトクリームを食べ、
その上全員からケーキを少しずつ頂いておりました。
今日は良く頑張ったからよしとしよう。

楓さんは家に帰ると自分の演技を観て笑っておりました。
お父さんはよいこの濱口優に勝るとも劣らない(と相方は言っている)
スピードで寝ました。